「オモシロイを追求するブランディング会社」トゥモローゲート株式会社代表の西崎康平と、株式会社ワイキューブの代表として一世を風靡し、現在は株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表および境目研究家として活動する安田佳生の連載対談。個性派の2人が「めちゃくちゃに見える戦略の裏側」を語ります。
第16回 トゥモローゲート流「赤字社員の見分け方」

仰るとおりです。例えばね、トゥモローゲートさんがシェフを雇ったでしょう? 中には「なんでそんな無駄なことを」と感じる経営者さんもいると思うんです。でも西崎さんは、彼への給与を無駄だと思わないでしょう?

ああ、なるほど。でもそういうことはできないけど、結果はものすごく出す、みたいな人はどうですか? 昔の西武にいた清原みたいに、毎日飲んだくれてるんだけどホームランはちゃんと打つみたいな。

そうそう。でも僕は、仮に月間1000万円利益残してくれる人がいても、マインドが赤字なんだったら採用しませんから。逆に、今は1円も利益残せないけど、マインドがすごく黒字の人がいたら、喜んで採用してしまう。

確かにそうですね。ともあれ、マインドの部分って可視化が難しいでしょう? 本人が「やる気あります!」と言うんだけど、全然行動に出てこない人もいる。逆に口では全然言わないけど、なんかあいつやる気満々だな、と感じる人もいる。

なるほどね。でもそういう採用基準って、ある意味で危うくないですか。マインドへの共感が強い子が、全員大成するわけじゃないでしょう? 誰よりも野球が好きで誰よりも熱心に練習する子が、必ずしもプロ野球選手になれないように。
対談している二人
西崎康平(にしざき こうへい)
トゥモローゲート株式会社 代表取締役 最高経営責任者
1982年4月2日生まれ 福岡県出身。2005年 新卒で人材コンサルティング会社に入社し関西圏約500社の採用戦略を携わる。入社2年目25歳で大阪支社長、入社3年目26歳で執行役員に就任。その後2010年にトゥモローゲート株式会社を設立。企業理念を再設計しビジョンに向かう組織づくりをコンサルティングとデザインで提案する企業ブランディングにより、外見だけではなく中身からオモシロイ会社づくりを支援。2024年現在、X(Twitter)フォロワー数11万人・YouTubeチャンネル登録者数18万人とSNSでの発信も積極的に展開している。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。