この記事について
自分の絵を描いてもらう。そう聞くと肖像画しか思い浮かびませんよね。門間由佳は肖像画ではない“私の絵”を描いてくれる人。人はひとりひとり違います。違った長所があり、違った短所があり、違うテーマをもって生きています。でも人は自分のことがよく分かりません。だからせっかくの長所を活かせない。同じ失敗ばかり繰り返してしまう。いつの間にか目的からズレていってしまう。そんな時、私が立ち返る場所。私が私に向き合える時間。それが門間由佳の描く“私の絵”なのです。一体どうやってストーリーを掘り起こすのか。どのようにして絵を紡いでいくのか。そのプロセスをこのコンテンツで紹介していきます。
本来の自分に立ち戻るための開運お守り絵
「開運について、いろんな考え方があると思います。私は、本来の自分を忘れないのが大切だと思っています」
若くて華やいだ雰囲気ですが、口を開くとハキハキした語り口。スピリチュアルな仕事をしているBさんから、ふんわりとした空気と会社員のような堅実な空気が伝わってきました。
開運とは、運が開けること、幸せが訪れること、と言われます。さて、運とは、どのようなチカラなのでしょうか。
明治の文豪、幸田露伴は、「運命の力はある。そして、そのチカラが人間を幸せや不幸にしているに違いない。でも同時に、個人の力もある、自分で幸せや不幸を生み出すこともできるのだ」と述べています。また、何千年も前から、開運を手にする人は、この二つを正しく理解して使っているというのです。
スピリチュアルな仕事をするBさんも、開運に対する個人の力を大切に考えていました。
「仕事部屋の中に、すっと元に戻る場所、本来の自分を忘れないようにする絵を飾りたいと考えています。例えば【行動のバランスが取れる状態はこう】といった感じです。そうやって、自分のチカラを整えて、やりたいことをやっていったら自然に達成できるイメージを持てるようになりたいと思っています」
仕事をする場所を、居心地良く整えることで、努力しやすい状況も生まれます。そうすれば、自然と前向きな気持ちになり、明るく積極的に行動できるようになります。努力は、もともと苦痛や苦労がともないますが、気が乗っていれば自然とできてしまう時もあります。
そう、開運の極意は、【努力を忘れてしまうような努力】です。
だから、オーダー絵画は、Bさんの自然な気持ちを大事に一つひとつのイメージを創り上げることから始まりました。
最初に、 「正方形がかわいい」と、カタチが決まりました。正方形を選んだ後、セッションを重ねる中で「円形、上下対称なのがいい。山とそれが映る湖の中に、たくさんの魚や動物がいたらとかわいくて楽しい。可愛いものが可愛いことをしているのが好き」と、だんだんイメージが明確になってきました。
そして、「昼間のようなきれいなターコイズなのに月のような黄色い光が上部中央にある、
ありえない世界と現実の融合」という世界観が浮かんできました。楽しさの中で、今の自分を超えていく世界。まさに、努力が努力でなくなる、開運の世界観です。
水面の中に、花がさいている。花が咲いているのに、魚もいる。青龍、ペガサス、犬、猫‥‥さまざまな生き物がいて地上なのか海の中なのかわからない不思議な世界やさまざまなバランスを暗示するBさんの開運ワールドです。
知性や理性の光るBさんの想いをターコイズブルーに込めました。かわいいものを包み込む、神聖、真実、知性といった普遍的想いです。また、青色は、気持ちをリラックスさせ、冷静な判断を手助けします。優しさのなかで深く物事をとらえるBさんにピッタリです。
この美しいターコイズブルーに白や黄色、ピンクなどがが、織物のようにつむぎあいって‥‥、ついに、絵が完成しました。
「素敵なしあがりに大満足です。 門間さんの絵は観れば観るほど深みがあるというか、 不思議と心に気づきが生まれます。ちょうど鏡のような役割なのでしょうか。 だから「対話できる」のですね。 この絵とともにどこまで進んでいけるか、 また自分の未来が楽しみになりました。 ありがとうございました」
著者の自己紹介
ビジョンクリエイター/画家の門間由佳です。
私にはたまたま経営者のお客さんが多くいらっしゃいます。大好きな絵を仕事にしようと思ったら、自然にそうなりました。
今、画廊を通さないで直接お客様と出会い、つながるスタイルで【深層ビジョナリープログラム】というオーダー絵画を届けています。
そして絵を見続けたお客様から「収益が増えた」「支店を出せた」「事業の多角化に成功した」「夫婦仲が良くなった」「ずっと伝えられなかった気持ちを家族に伝えられた」「存在意義を噛み締められた」など声をいただいています。
人はテーマを意識することで強みをより生かせるようになります。でも多くの人は自分のテーマに気がついていません。ふと気づいても、すぐに忘れてしまいます。
人生
の節目には様々なテーマが訪れます。
経営に迷った時、ネガティブになりそうな時、新たなステージに向かう時などは、自分のテーマを意識することが大切です。
また、社会人として旅立つ我が子や、やがて大人になって壁にぶつかる孫に、想いと愛情を伝えると、その後の人生の指針となるでしょう。引退した父や母の今までを振り返ることは、ファミリーヒストリーの貴重な機会となります。そして、最も身近な夫や妻へずっと伝えられなかった感謝を伝えることは、絆を強めます。そしてまた、亡くなった親兄弟を、残された家族や友人と偲び語らうことでみなの気持ちが再生されます。
こういった人生の起点となる重要なテーマほど、大切に心の中にしまいこまれてカタチにしづらいものです。
でも、絵にしてあげることで立ち返る場所を手に入れることができます。