この記事について
自分の絵を描いてもらう。そう聞くと肖像画しか思い浮かびませんよね。門間由佳は肖像画ではない“私の絵”を描いてくれる人。人はひとりひとり違います。違った長所があり、違った短所があり、違うテーマをもって生きています。でも人は自分のことがよく分かりません。だからせっかくの長所を活かせない。同じ失敗ばかり繰り返してしまう。いつの間にか目的からズレていってしまう。そんな時、私が立ち返る場所。私が私に向き合える時間。それが門間由佳の描く“私の絵”なのです。一体どうやってストーリーを掘り起こすのか。どのようにして絵を紡いでいくのか。そのプロセスをこのコンテンツで紹介していきます。
幸せと遊ぶ|お姫様のような気持ちにさせてくれる癒し額を選ぶ
「初めはシンプルな額がいいかな、と思っていました。でも、提案してもらって、気づいたのです。お姫様みたいな額装が、ワクワクするって」と、Oさんは目を輝かせました。
頭で考えるのと、心が動くのとは、違う。
考えても、心や魂は動きません。例えば、映画を見て涙する時は「涙を流そう」と考える前に泣いています。感動は、感じることで生まれてきます。私たちの生活に彩りを与えてくれるのは、幸福感や楽しい気持ちです。だから、額装コーディネートも、ワクワクするとか、カッコいいとか、心の動きがポイントです。
Oさんは、歯科医院の院長夫人として何十人ものスタッフの上に立ちます。その時、夫である院長の陰でのサポートを大切にします。目立たないように、シンプルな服装や持ち物を選びます。それが日常なので、Oさんは「シンプルで細い額縁がいい」と考えていたようです。いつも通り選んだら、そうなります。
でも、Oさんが絵に求めたのは「日常からの解放、そして、また日常に帰る元気」でした。つまり、非日常です。なのに、額装を日常から考えるとチグハグになってしまいます。
だから、額装コーディネートを依頼されて、私が選んだのは、キラキラとした、飾り模様がついた額たちでした。そして、額装候補の写真を見せると、Oさんは、「どれもかわいい‥‥」と、目が吸い付けられるように釘付けになりました。「シンプルで細身の額と考えていたけれど、本当に欲しいのは正反対だったんだと、門間さんに提案してもらって初めて気がつきました」
Oさんの気持ちがググッと動いたのです。そこで、「イチ推しは、幅広い飾り模様のキラッキラな額装ですよ」と伝えました。
可愛さに心が動いたけど、頭では、シンプルなものを選ぶ習慣が身についています。それを、【非日常を選んで大丈夫ですよ。魂が求めていますよ】と、背中をそっと押しました。すると、Oさんは、にっこりと笑って、「ああ、お姫様にしよう!」と、イチ推しのキラキラした額を選びました。
額のキラキラした輝きは、絵の中のパールの輝きによく響きました。絵も、額も、キラキラして、Oさんを非日常の世界に誘います。そして、絵は、乙女ゴゴロをくすぐるバラです。
そして、Oさんだけが特にトキメク要素を、さらに提案しました。絵と額装にスペースを空けたのです。そこに、すっきりした白い紙マットを入れました。白は、故郷の秋田の雪を意味することを、Oさんは絵の依頼で再発見していました。雪が見渡す限り白の美しさを感じさせるように、白い広いスペースが、気持ち良いのです。
風景では、何十メートルもの広さが必要ですが、コーディネートでは、絵と額装との比率を調整することで、スッキリした感じを表現することができます。飾る場所に合わせてこの比率の割り出しをするのも、画家の感性の見せどころです。
こうして、お姫様のような気分になる優美な額装コーディネートが完成しました。Oさんは、それを、大安に合わせて部屋に飾りました。「飾る前、どんな「幸福との遊び」になるか、楽しみでした。 飾って、やる気満々(笑) 毎日、絵に癒されています!」
<セミオーダー絵画の依頼方法はこちら↓>
「門間さんに描いてもらい」とひそかに思いを育んておられた皆さま、是非ご確認くださいませ。
https://brand-farmers.jp/blog/monma_vision-paint/
著者の自己紹介
ビジョンクリエイター/画家の門間由佳です。
私にはたまたま経営者のお客さんが多くいらっしゃいます。大好きな絵を仕事にしようと思ったら、自然にそうなりました。
今、画廊を通さないで直接お客様と出会い、つながるスタイルで【深層ビジョナリープログラム】というオーダー絵画を届けています。
そして絵を見続けたお客様から「収益が増えた」「支店を出せた」「事業の多角化に成功した」「夫婦仲が良くなった」「ずっと伝えられなかった気持ちを家族に伝えられた」「存在意義を噛み締められた」など声をいただいています。
人はテーマを意識することで強みをより生かせるようになります。でも多くの人は自分のテーマに気がついていません。ふと気づいても、すぐに忘れてしまいます。
人生
の節目には様々なテーマが訪れます。
経営に迷った時、ネガティブになりそうな時、新たなステージに向かう時などは、自分のテーマを意識することが大切です。
また、社会人として旅立つ我が子や、やがて大人になって壁にぶつかる孫に、想いと愛情を伝えると、その後の人生の指針となるでしょう。引退した父や母の今までを振り返ることは、ファミリーヒストリーの貴重な機会となります。そして、最も身近な夫や妻へずっと伝えられなかった感謝を伝えることは、絆を強めます。そしてまた、亡くなった親兄弟を、残された家族や友人と偲び語らうことでみなの気持ちが再生されます。
こういった人生の起点となる重要なテーマほど、大切に心の中にしまいこまれてカタチにしづらいものです。
でも、絵にしてあげることで立ち返る場所を手に入れることができます。