この記事について
自分の絵を描いてもらう。そう聞くと肖像画しか思い浮かびませんよね。門間由佳は肖像画ではない“私の絵”を描いてくれる人。人はひとりひとり違います。違った長所があり、違った短所があり、違うテーマをもって生きています。でも人は自分のことがよく分かりません。だからせっかくの長所を活かせない。同じ失敗ばかり繰り返してしまう。いつの間にか目的からズレていってしまう。そんな時、私が立ち返る場所。私が私に向き合える時間。それが門間由佳の描く“私の絵”なのです。一体どうやってストーリーを掘り起こすのか。どのようにして絵を紡いでいくのか。そのプロセスをこのコンテンツで紹介していきます。
『「幸せ」|コロナ禍の中、頭で考えている自分と奥底の自分とでずれを感じていたサロン経営Yさんが気づいたこと』
「門間さんのセッションを受けた動機は、
ステイホームを経て、自分が本当は何を望んでいるのか、表層意識でなく深層ではどうなのかを知りたくて」
と、Yさんが言いました。コロナ禍の中での、オーダー絵画のご依頼。Yさんとのセッションは、ズームで行いました。
Yさんの言葉に、表層意識という普段使わない言葉が出てきました。
意識は、私たちが意識している部分と意識していない2つに分けて考える方法があります。
意識している部分を表層意識、または顕在意識といい、意識していない部分を無意識や潜在意識、深層意識と呼ぶのです。実は、学術的に厳密な区分けはありません。いくつかのアプローチがあり、フロイトが提唱した精神分析学やユングが提唱した分析心理学が有名です。理由のない不快感、言い間違えや物忘れなど、無意識は心の奥深くからささやきかけ私たちの日常生活に影響を及ぼすと言われています。
また、ジェラルド・ザルトマン博士は「人間の行動や思考は95%が無意識である」としています。ザルトマンは、1960年にベイツ大学で行政学の学士号を取得しました。2年後、シカゴ大学でMBAを取得。彼は 1968 年にジョンズ・ホプキンス大学で社会学の博士号を取得しました。その後 コンサルティング会社を設立して活躍するなど、広範囲の学術とビジネスでの知見から、無意識の持論を述べました。
セッションに話を戻すと、
Yさんはサロンを開いて、自分でもセッションを行ってきた人です。
「コロナ禍にて、メインでやってきた対面セッションができないため、オンラインでのセッションを色々試しました。
少しずつやっていく中で、対面じゃないとセッションはできないと思い込んでいた枠が外れていきました。その中で、『他にも自分のなかに思い込みはいくらでもある』と気づいて、どう進んでいくのが最善の道なのか?を知りたいと思うようになりました。
そんな中で、門間さんの【深層に触れるセッション】に興味をもちました。
頭で考えている自分と奥底の自分とで‥‥、少しずれを感じていたので依頼しました。
去年サロンを自宅からマンションへと移したことで、客層がかわり、リピート率もあがり、
収入も上がりましたが、忙しくもなり、施術の向上、内容の磨き上げにもっと集中できる自分になりたいのです。
自分の施術に自信があるのですが、【自信を超えた先にある揺るぎないもの】を実感したいとも思っています」
Yさんは柔和な笑顔、優しい声の持ち主。きっと、お客さまは安心してYさんのところに訪れるのだろう、と感じました。強い向上心と、ひたむきな言葉に、誠実さが滲み出ます。
思いつくままにあれこれと言葉に出すことで、自然とYさんの中で腑に落ちるものが出てきました。
「門間さんのセッションは、とても右脳的なのに物事が整理されていくのが素晴らしいです。誰にでもできることじゃない‥‥、だから価値のあるセッションなのだと思いました。
なんともマジックな流れ。
アドバイスが、血肉になっていく流れがとても充実していました。
今の流れにあった具体的なアドバイスも提示していただけて、エンジンがかかった感じがいたしました。
やる気が出ました!」と笑顔になりました。
「流れをみてから動くのではなく、先に動く。
門間さんの言葉がとても印象的で、本当にそこが欠けていたのに気づかされました。
いまの状況を変えようと思いながらも、具体的にどう動いてよいのかわからない方や、自分の感性や感覚を使って、未来を拓こうと思っている方に、門間さんのセッションはぴったりだと思います」
流れは自分で創り出すことが出来ます。しかし、私自身公立の中学校の美術講師をした経験があるから言えるのですが、今までの日本の学校教育では、たとえ美術でも、実生活での創造的な考え方、行動の仕方をほとんど教えられていませんでした。
だから、「流れをみてから動くのではなく、先に動く」という視点に気がつかないことはよくあります。
でも、この視点を得ると、潜在意識に眠っていた様々なチカラも引き出されます。私たちの前には、たくさんの新たな未来がひらけてくるのです。
そして、Yさんの作品はその後、とても独創的な作品となって完成していきました。
そのプロセスはまた別の物語です。
著者の自己紹介
ビジョンクリエイター/画家の門間由佳です。
私にはたまたま経営者のお客さんが多くいらっしゃいます。大好きな絵を仕事にしようと思ったら、自然にそうなりました。
今、画廊を通さないで直接お客様と出会い、つながるスタイルで【深層ビジョナリープログラム】というオーダー絵画を届けています。
そして絵を見続けたお客様から「収益が増えた」「支店を出せた」「事業の多角化に成功した」「夫婦仲が良くなった」「ずっと伝えられなかった気持ちを家族に伝えられた」「存在意義を噛み締められた」など声をいただいています。
人はテーマを意識することで強みをより生かせるようになります。でも多くの人は自分のテーマに気がついていません。ふと気づいても、すぐに忘れてしまいます。
人生
の節目には様々なテーマが訪れます。
経営に迷った時、ネガティブになりそうな時、新たなステージに向かう時などは、自分のテーマを意識することが大切です。
また、社会人として旅立つ我が子や、やがて大人になって壁にぶつかる孫に、想いと愛情を伝えると、その後の人生の指針となるでしょう。引退した父や母の今までを振り返ることは、ファミリーヒストリーの貴重な機会となります。そして、最も身近な夫や妻へずっと伝えられなかった感謝を伝えることは、絆を強めます。そしてまた、亡くなった親兄弟を、残された家族や友人と偲び語らうことでみなの気持ちが再生されます。
こういった人生の起点となる重要なテーマほど、大切に心の中にしまいこまれてカタチにしづらいものです。
でも、絵にしてあげることで立ち返る場所を手に入れることができます。