本日の斬り口:最も大事なものは?
ーーーー
拙者、ブランドについて
すでに斬ったと思っていたが、
まだだったか。
書いた気分に
なっているのに
アーカイブを
なんども
見直したがない。
もしかしたら、
違う次元で
書いたのかもしれない。
気をとりなおして、
ブランド
のそもそもに
斬りかかろう。
イノベーションカードは
最も大事なものは?
でござるか。。。
このけったいな
コラム連載を
読んでくださっているのは
今生で輪廻転生から
解脱できる、
徳の高い人とお見受けする。
そんな徳の高い人ですら
気づいていないかもしれないが、
拙者、イノベーションカードを
無作為に引いて、
テーマの斬り口を
決めているでござる。
そんなことは
微塵も感じさせないほどの
自然な斬り口なので、
拙者が、勝手に
思いついたことを
笹の葉をかじりながら
書き連ねていると
思われているかもしれない。
結構、必死でござるのよ。
と、ふと気になったので
新年、改めて
ここで伝えておく。
って、そうそう。
ブランド、ブランド。
ーーーー
そもそもブランドとは、
その語源を探ると
焼印
という意味があるでござる。
おいらの牛だぜ
と所有を意味する
マークをつけはじめた。
この行為を表現する
言葉を、語源にもつのが
ブランドだ。
初期のころは
おいらのだぜ
と所有の区別を
意味していたが
そのうち
これはおいらが
つくったぜ。
すごいんだぜ。
と作り手として
マークにも
展開されるようになる。
おいら製か、
ほかの誰か製。
つまり差別化の
表現へと変わっていく。
ポケモン界では
これを
進化
と呼ぶ。
さらに、進化して
おいらだけが
できるんだぜ。
ほかの誰も
できないんだぜ。
と、他を退ける
独自性の主張、
独自の価値として
ブランドという
言葉の意味が
変わっていく。
ーーーー
独自の価値を
維持するために
ブランドは
あらゆることを
している。
その力量の
ほとんどは
物語づくり
にかけられている。
独自の価値を
維持するために、
固有の物語を
つむぎ続けるための
密かな決断が
隠せてたころは
物語とういう名の
幻想も作りやすかった。
しかし、昨今、
密やかなことが
密やかなままで
遂行される難易度が
上がっている。
たとえば、
某ブランドが、
売り物の価値を
下げないために
春夏コレクションの
新品の売れ残りを
大量に捨てていた。
という事実が
SNSですばやく広く
拡散し、
不買運動が起こり
某ブランドは
衰退の一途を辿った。
環境問題や、
飢餓や衣服も
ままならない人がいる
この世界で、
自社利益のために
新品を破棄するのか
と大いなる
社会的な反感を
かったのでござる。
ーーーー
もはや、
ブランドが
ブランドのための
ブランドによる
ブランド幻想
を遂行することは
できない。
ブランド側のみで
成立し、プロデュースする
イメージ的物語は役割を終え、
社会や人と
地球や宇宙と
連関性を帯び
その連関、連携に
それぞれの物語を
創出する役割に
変容しているでござる。
ーーーー
ってことで
ブランドとは、一方的に提供されるイメージではない。
ブランドとは
あなたの意味づけ、を創出する関わり
でござる。
拙者、大好物だった練り物屋さんが高齢化継手なしで閉店になり寂しいでござるよ。
パンダ侍のプロフィール
あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。
育ての先生の
気まぐれから、
こやつは笹薮から
世間に出してみよう
ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。
ある日、笹かまを食べ、
こ、これは笹ではない
と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、
本質を見定めよ。
と天啓をうける。
それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。
腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、
侍だったんですねー。
と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。
食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。
ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント