本日の斬り口:詳しい人に聞いてみる
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ファン。
といっても
この言葉には
3種類ある。
ファンA
扇風機、換気扇など
風に関わるうちわなヤツ
ファンB
楽しい、楽しさなヤツ
ファンC
特定の人や事を支持する。
愛好するヤツ。
拙者がファンと聞いて
第1想起したのは、
うちわなヤツ
なのだが、
めちゃマニアックな
話になっちゃうんで、
ここはファンCのファンで
考えていくでござる、yo!
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ファンといっても
別段、芸能人などに
限ったことでなく、
この店のファン
このお菓子のファン
このレジの人のファン
など生活していると
特別扱いする
人や物を
お持ちでござろう。
拙者、最近
ファンであるものが
どんどん消えていく
という悲しい現実を
受けとめ続けている。
たとえば、
○北沢に、拙者が
大好きな
いなり寿司
を売っている、
和菓子屋さんがあった。
おじいさんと、
おとうさんと、
若者。
という3人組で
やっていたので、
続く経営か、
と安心していたのだが、
突然、取り壊しがはじまり、
マンションになってしまった。
この和菓子屋は
拙者が、絶大なるファンで
毎回10個買っていくのは、
すべて自分用だなんてことも
知らなかったに違いない。
ここの味は濃く、
今時の健康志向の味付けでは
代替がきかず、
思い出しては
ギリギリと
歯ぎしりをしている。
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拙者が大好きな
はちみつもなくなった。
製造が難しくなり
この世から消えてしまった。
ハチが蜂蜜を集められなくなったのだ。
癖があるんだが、
疲れたときに
小さじですくって
食べると元気が出るという
すばらしきはちみつだった。
自然環境の変化は
拙者の大好物である
はちみつが無くなるという
身近な大問題からも
伺いしれる。
と、がっくりきているときに、
○ャンドゥが扱っていた
ザラザラな手触りの
ノートがあった。
このザラザラ感が好きで
ノートはこれだけを
使っていたのだが、
これも製造元が生産を
止めてしまった。
製造元まで電話して
在庫を買おうとしたが、
すべて処分されてしまっていた。
パンダ侍コラムを
読んでくださっている紳士淑女も
こうした、
ファン対象が消える
という経験をしているだろう。
心中お察しなのでござる。
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と、このままだと
苦々しい経験を
いくつも書いてしまいそうなので、
本当に
詳しい人に聞いてみる
ことにしよう。
拙者の周りでは
○ぎさまファンの
大伯母がそうだ。
ファンもファン対象も
互いにぴんしゃんしていて
大叔母は生涯をかけて
おっかけをしている。
彼女に、
ファンの専門家
として聞いてみた。
おばちゃん、
ファンって何?
彼女は答えてくれた。
ファン?
そんなこと
考えたことないけど
なんかね。
もー、
元気でいてくれる。
笑顔をみせてくれる。
ってだけで
嬉しくなっちゃうのよ。
会いにいこうと思えば
こっちも化粧も
おしゃれもする気になるし、
健康に気をつけるしね。
1日1万歩。よく噛んで食べる。
もー、
お父さんも死んじゃったしね。
気にかける相手がいるって
それだけ生きる
張り合いがでるしね。
ってことでござる。
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大叔母のように
ファンとファン対象
が持続的な関係を
生涯結び続けることは、
面白いことでござる。
この映画監督の作品は
繰り返しみている。
などもそうだが、
冒頭の○りさママのように
互いにひとときを
ともにするのではなく、
生涯をかけて
つながり続ける
ファン対象を持つことは
愛おしいと思う心
を自分に何度も
確認することかもしれない。
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ってことで
ファンとは、何かに熱狂することだけではない。
ファンとは
自分の愛おしさを掴もうとすること
でござる。
拙者、「ファンです」と高校生のときに突然見ず知らずに人に言われたでござるよ。
パンダ侍のプロフィール
あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。
育ての先生の
気まぐれから、
こやつは笹薮から
世間に出してみよう
ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。
ある日、笹かまを食べ、
こ、これは笹ではない
と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、
本質を見定めよ。
と天啓をうける。
それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。
腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、
侍だったんですねー。
と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。
食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。
ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント