其の十 集合意識ってなに?

パンダ侍が斬る 

 安田からの紹介。「パンダ侍とは?」 

女性と出会うことは稀有な私ですが、こんな面白い人がいたのか!と初対面で衝撃を受けた女性。それがパンダ侍の小野ゆうこさんです。ものの見方が面白い、表現の仕方が面白い、そして彼女が作った「イノベーションカード」がこれまた面白い。ということでイノベーションカードを使ったコンテンツを書いてください!とお願いしました。(イノベーションカードとは?

 のコンテンツについて 

このコンテンツはその日のお題から始まります。たとえば「めがね」というお題に対してパンダ侍さんが「イノベーションカード」を一枚引く。するとそこには「違う場所に置いてみる」というメッセージが。「めがね×違う場所に置いてみる」というテーマでパンダ侍があなたの先入観と思考を斬りまくります。

本日のそもそも:集合意識ってなに?

最初、俺も怪しいと
思ってたんだけど、
なんか、ほんとうに
そうなんだよね。

と、◯王線で
お若い男性たちが
ひそひそ話している。

マジで?
アセンションすんの?
あれでしょ、
次元上昇ってやつでしょ。

とひそひそと
真剣さを帯びてくる。

うん。やっぱり
俺たちの意識が
□β%Ex▲◎しいのよ。
集合意識っていうの?

あ、それね。
やっぱ、大事っしょ。
だって、×◎%*Zφだからさー。

ひそひそが
ごにょごにょとなり
ところどころ聞き取れず、
なにが大事かが
不明の集合意識。

勝手ながら、

パンダ侍、
ふんわりズバッ!と
斬らせていただきます。
メモメモメモ←忘れないよう記録中。

イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:絵にする
ーーーー

絵にする。。。って
集合意識をかっ。
意識なのにかっ。

まったく
イノベーションカードってやつは
むちゃぶりしてくるでござるよ。

集合意識と聞いて、
拙者の脳内で
自動再生される
映像のひとつに、
映画『アバター』がある。

かいつまんで
てきとーにいうと、
惑星パンドラに、
アバターという
種族が住んでいる。

そのアバターたちは
ネイティブアメリカンを
思わせる世界観や
死生観を持つ。

ここにはエイワとよばれる
魂の木がある。

アバターたちは
この木にアクセスして
いろんな情報や
生命の力をえられる。

ーーーー
で、象徴的な
場面がある。

魂の木エイワを
アバターたちが取り囲み、
フィーラーと呼ばれる
器官をつなぎあい

味方の人間を
アバターへと
生まれ変わらせる
意識の転移の
儀式を行う。

多くのアバターたちの
個々の意識が
ひとつにつながる
絵として、
とてもわかりやすい。

絵=イメージだとすると
もうひとつ、
自動想起されるのが

曼荼羅だ。

ーーーー
2019年6月まで、
上野の森の
国立博物館で

東寺ー空海と仏像曼荼羅

という特別展が
開催されていた。
拙者の

拙者外相談役

の一人が
空海先生であるので、
ウキウキと
でかけていった。

空海先生は、
いろんなものを
唐から
持ち帰ってきたが、
そのなかに

2つの曼荼羅

がある。

2つの曼荼羅、
両界曼荼羅というのは、

胎蔵界曼荼羅
金剛界曼荼羅

のことだ。
大日如来を
中心にした
2つの宇宙観を
表している。

拙者の勝手な
素人視点だと、

胎蔵界曼荼羅は
丸く中心から
響きが広がる感じで、

金剛界曼荼羅は
四角錐の
ピラミッド構造を
模している印象。

いずれにせよ、
われわれが生きる世界は
大日如来の中にあり、
その中にわれわれの世界があり、
それは大日如来の中にあり、
っていうふうに、
ぐるぐるした
うねり活動を感じる。

ーーーー
曼荼羅には、
細かくたくさんの
如来や菩薩が
描かれているが、
それぞれが

われわれが
発現しうる機能

を表すとしたら、

はたらきや
かかわりで生じる
縁起の世界が
顕れている。

どこにも、

ここまでは
わたしで、
ここからは
あなた

などの線引きの
分離構造は
見当たらない。

集合意識とは
この曼荼羅のように

ここまでは
わたしの意識。
ここからは
あなたの意識。

と線引きできないし、
ましてや、

わたくし、
集合意識は
持ち合わせて
おりませんのでー。

ということでもない。

ーーーー
そもそも、

わたしの意識
集合意識

は分かれておらず、
集合意識の出先機関が
わたしの意識であり、
それは集合意識でもある。

集合意識とは、
分離された個の意識が
足し算される集まりではない。

そもそも集合意識とは

はたらきかけあう相棒

でござる。

拙者は、意識を研究中でござるよ。さらば!


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野ゆうこ

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

株式会社つくるひと 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)ブランド・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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