
よかった。ありがとうございます。本日のご質問は医療機関勤務(山形在住)の方からご質問いただいています。医療機関に勤めています。少子高齢化が進み、中小医療機関でも収益確保のため患者の囲い込みの策が求められています。田舎であるため市内人口が30万弱と少ないのですが、そもそも市内人口を増やすためにできることはあるのでしょうか?市長・市議会議員・県知事に期待しても平均年齢が高いため、やっていることが20代・30代に対して的を射ていない感じです。かといって私自身が市議会議員になれるわけもなく・・・ということです。

栃尾さんを呼び捨てたわけではなく。地面の表面に名前をつけるということに疑問がありました。土地なんかは1人50坪とか国から借りて、死んだら返すっていうふうにして、親の住んでる所に住みたいんだったらそのまま継続して住むとか、もっと大きいとこに住みたかったら働くとかしたらいいのにと思ってたんです。ただ、国をあげてやるのは難しいので、「山形行くと50坪とさくらんぼが無料。」これどう?

よく色んな地域の方に、僕、相談されるんですよね。「どうやったら特に若い人を集められるか」って。これ、企業の採用とよく似てるんです。「若くて優秀な人材がたくさん受けに来て欲しい」って言っている会社はまず人が来ないんですよね。

なぜかというと、「若くて優秀な人」という人がターゲットしてズレてるからなんですよね。若くて優秀な人にも色んな人がいるんですよ。つまり企業側からしか見てないっていう感じで。例えばこの人、山形に住んでほしいじゃないですか。住みたい人が日本全国の全員なわけがないと思うんですよね。例えばジャイアンツファンもいればドラゴンズファンもいるわけじゃないですか。全員にジャイアンツのファンになってもらうって無理なんで。そもそもどういう人にとってここは住みたくなる場所なんだ?っていう、どういう人が働きたくなる会社なの?っていう、そこのターゲットを明確にして、例えば「昆虫が好きで好きでたまらない人が集まってくる街」とかだったら、それなりの施策の打ちようもあるわけじゃないですか。「自分のデザインセンスをとにかく発揮したい」っていう人がとにかく働きやすい環境を作るとか。優秀な若者がみんなこぞって「ここで働きたい」なんていうことはあり得ないわけで、日本中の若者誰も彼もが住みたい街なんて絶対作れない。だから、まずは「どういう人が住みたくなるのか」ってことが大事かなって思うんですよ。そう考えると、「何をもってその人を惹きつけるのか」が、明確になるのかなと思うんです。

ご飯って各地域ごとに美味しいものあるじゃないですか。で、僕も仕事で色んな地方都市へ行きました。例えば札幌とかも人気あるじゃないですか。札幌のすべてを知ってるわけじゃないので、札幌の人に怒らないでほしいんですけど、やっぱり東京で食べれるものがある気がします。たしかにカニとか安いんですけどね。

そう、食べれるなっていう。文化とかももちろん地域によって多少の違いはあるんですよ。例えば新幹線の駅が止まるところは、みんな“ミニ東京駅”みたいになっちゃってるから。そう考えると、博多駅はたしかに他の駅と大して変わんないんですけど、やっぱ福岡の街とかは独特な文化があるんですよね。そこにしかない食べ物、例えば餃子とかはたしかに全国にあるんですけど、やっぱり福岡の独特な食文化とかあるんですよ、なんか。

何でもいいと思うんです。「犬の飼いやすい日本一の街」とかでもいいし、何でもできると思うんですよね。とにかく「こういう種類の人を応援したい」っていう。ただ1つ、会社で採用でやるときに起こるんですけど、「うちはこういう人にとって働きやすい会社だ」っていうのを明確に打ち出すじゃないですか。そうすると、それ以外の人が、今までいた人が「なんであいつらだけ」っていうふうになっちゃって、人が入れ替わるっていう現象が起こるんですよ。だから、それが果たして地域で可能なのかな、とは思いますね。

はい。生まれる場所はなかなか選べないですけど、でも本当は地域ごとに特色があって、自分がもっとも快適な場所を選ぶっていうのが一番いいのかなとは思いますけどね。ということで、おまとめをお願いします。
*本ぺージは、2018年2月7日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。
ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。