こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
私がいなくなったら世界もなくなるんじゃないかと思いました。金子亜佑美です。
安田佳生です。
今回、30代のサラリーマンからご質問いただいてます。社会人になってからコツコツ貯蓄をしてきましたが、最近はお金を貯めることへの関心が薄くなりました。死ぬまでにちょうど良く使い切るにはどうしたら良いでしょうか?ということです。
なるほど。金子さんが死んだら世界が終わると。
そう。終わるんじゃ……なんか。
それは正しいですね。
結局、自分が自分で何も感じなくなるってことは、これとかも、これとかも、あれとかも……
聞いてる人わかんないと思うんですけど(笑)
たしかに(笑)何年やってんだっていう(笑)
すいません(笑)
でも、そういう気持ちはとっても大事ですよね。
あ、そうなんですか。
はい。「世界の中心は自分だ!」って思って生きてることはすごく重要だと思いますけどね、やっぱり。
あ~。
あ~、この間のメルマガ。
変わってきた、そういう意味じゃ。
自分を幸せにしてくれる人も、自分を不幸にする人も、自分が死んだら一切さよならですからね。
あ~、そうか。おぉ。
で、ご質問ですが、貯蓄をしてきたけどお金貯めることに興味がないと。
薄くなっちゃったんですねえ。
死ぬときに「お金残して死んでもしょうがないな」ってことですよね。
何のために貯蓄してたんですかね。
ね。
うん。
(笑)
じゃあ、「死ぬまでにちょうど良く使い切るにはどうしたら良いか」っていう質問には、何と答えるんですか?栃尾さんは。
え~っ、まず死ぬ時期を決めないと計算できないですよね(笑)
死ぬ時期と、今いくら残ってるかを。
そう。だって、たとえば5歳長く生きたら全然額違いますよね。
そうですね。
たしかに。1億円でしたっけ?あれ??1,000万円か、老後60歳から100歳まで生きるのに必要なお金。
1,000万じゃ無理じゃないですかね。
無理ですか?
老後って何歳から?
60歳から。
60歳から40年もあんのに。
あ、足りないのか。
うん。
どうなんでしょうね、僕もお金に関しては周りの人に残ってもべつに良いと思うし、自分の知り合いが誰もいないんだったらどっかに、国か何かがきっと持っていくんだろうからべつに良いかなって感じはしますけど、むしろ物に関しては片付けとかないとなって思いますけどね。
あ~、残った人が捨てられないですね。
捨てにくいじゃないですか。
恥ずかしい日記とかね。
そっち?(笑)
見られたくないやつとか。
色々、趣味のもんとか、着るもんとか、家具とか。だから、そういうのもだんだんギリギリ必要な分にして、最期は僕、旅行カバンに入るぐらいの持ち物で死にたいなと。
うわ~、切ねえ。
切ないですか?
美しいと思います。
あ、そうなんだ。
うん。
そっか。まだそこまでに至ってない。
でも、お金に関してはべつにあっても困らないような気がするんですが、この人はちょうど使い切りたいわけですよね。だから、「うっかり使っちゃって生きてたら大変だし」みたいな。
あ~、はいはい、ゼロになっちゃうっていう。
だけど、うっかり死んじゃったら「あ、金残っちゃった」みたいなので。
難しい(笑)
ね。ちょうど良く使い切るには、やっぱり日々使い切るっていうのが良いんじゃないですかね。
ああ、たしかに。
どうでしょう?今日稼いだ金は全部使うと。明日また稼ぐと。
それは死ぬ最期の日まで稼ぐ力があるっていうことですよね。
基本的に今日生きるだけの稼ぎを得る力さえなくならなければ……まあ、今日とは言わないですけど、今月とか単位で使い切ればちょうど使い切れんじゃないの?って感じがしますけどね。
たしかに。
たしかに。たしかにそうです。
だから、「いくらあれば」っていうよりは、やっぱり常に稼げる力を持ってるっていう。持ってる人は使っちゃう権利があるっていうか。みんなそれができないから使えなくてとっとくんだと思うんですよね。「絶対に年収1,000万以上は何歳になろうが稼ぐ自信ある!」とかっていう人は、べつに貯金要らないと思うんで。
でも、そんな自信どっから来んだろう、私ん中で。
これは金子さんの質問なんですか?
うっはっは(笑)
「30代」「サラリーマン」。かもしれない。
あ、ホントだ。合ってる。
まあ、でも、そうじゃなくて、「そんなことできないよ」っていうんだったら、「いつ死ぬか」とか「死ぬまでに何やって、いくら使うのか」まで計算して貯めるしかないですよね。そんなのなかなか現実的じゃない気がしますけど。
日々稼いですべて使い切っちゃうっていうやり方をしてると、いつ死んでも大丈夫ってことですよね。この人の願いは叶うってことですよね。
願いは叶いますよね。うっかりお金稼げなくなっちゃったら大変でしょうけどね。
あ~、その目測を誤ったら。
そうですね。
でも、うっかりありますよね。だって、いつ事故に遭うかわかんないし。
まあ、でも、いつになるかわかんないですけど、たぶんベーシックインカムみたいなものは実現すると思うんですよね、世界規模で。
世界規模で?
世界規模で、はい。そんなにお金かかんないと思いますし。だから、何か楽しむとか、どっかに行くとか、何か美味しいもん食べるとかいったら別なんですけど、生きるということに関しては少なくともたぶんコスト0円になると思いますけどね。
負担額はってことですか?
個人が負担しないといけない額。それに教育とか医療とかをどこまで入れるかっていう問題は出てくるでしょうけど、最低限の生きていく費用は賄われる時代っていうか、そういうふうになるんじゃないかなって確信してますけどね、僕は。
へぇ~。でも、それが30年後なのか50年後なのか70年後なのか。
そうなんですよね。
生きてるうちになるのかはわかんないけどっていう。
わかんないですね。意外とそんなに遠くない気がしますけど、でも、もしそうなるんだったら見てみたいですよね。興味深いです。
うん。
うん。見てみたい。
「働かなくてもある程度生きていけるし、べつに不自由しないってなったときに、人は働くのかどうか」っていうところに非常に興味がありまして。まあ、僕は働くと思ってんですけどね。
好きなこともないまま何もしないで生きるっていうのは、結構つらいかもしれないですよね。
「何もしない」っていうのが趣味っていう意味でもなくて、仕事という意味で人に必要とされたり、人に喜ばれたり、役に立ったりっていうことを何ひとつせずに生きるって、なかなかつらいと思うんですよね。
はい。
ということで、これは、じゃあ、どうしたら良いんでしょうかねえ。なんでこの人はお金貯めることに関心なくなっちゃったんですかね。
ね。
もしかして、使い方があんま上手くないんじゃないですかね。
目的もなく将来のために貯めてたのかもしれないですよね。
なるほど。じゃあ、ここは貯金上手な栃尾さんが。
全然上手じゃないですよ(笑)
上手じゃない?
はい。
じゃあ、使い切り上手な(笑)
嫌な感じですね、それ(笑)
まあ、でも、お金があるっていうのは何かやる権利でしかないんでね。
安田さん、貯金してんですか?
貯金ほとんどしてないですね。うちの奥さんはしてると思いますけど。
へぇ~。
おぉ。
個人的にホント貯金できないヤツですね。
使い切りタイプですね、はい。だから、「将来おじいさんになったときに大変じゃないか」みたいなのはあんまないですね。
逆に?
うん。最悪死ぬだけなんで、生きているほうが大変そうな感じもしますしね。今、結婚してなかったらホント、0とは言いませんけど、かなりギリギリまで使うんじゃないですかね。
やっぱ稼ぐ自信があるからってことですよね。
自信っていうか、稼ぐことはたぶん死ぬまでやり続けんじゃないかっていう気はしますね。楽しいし。
カッコイイ~。
ん?
あ(笑)
(笑)
そういう質問じゃないですよね、でもね。
はい。
じゃあ、今日のこのおまとめに入んないといけないんですけど。
おまとめに入るんですか?
はい。お金を貯めることへの関心が薄くなっちゃったと。死ぬまでに使い切りたいと。
まずは安田さん案としては、入るお金と出ていくお金がその場で等しければちょうど良く使い切れるでしょ?っていうことと、そうでなくて貯金をちょっとずつ消費していきたいのであれば、やっぱり死ぬ時期がわかんないと難しいよねっていうことですか?
弱ってきたら募金箱の前をウロウロして、最期「ダメだ!」っていうときにポンと全部入れちゃうとかね。
(笑)
あ~、なるほどね。
「0にしないと!」みたいな(笑)
「0に」っていう。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2018年9月26日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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