
うん。では、ご質問いただいてます。40代・輸入雑貨経営の方からです。はじめまして。いつも楽しく拝聴しております。私は輸入雑貨のお店を経営しております。ビジネスと趣味の境目を教えてください。自分としては好きなことですが、起業をして店舗経営に日々頭を悩ませながら経営をしているのですが、「趣味でしょ?」とあっさり言われるとあまりよい気分にはなりません。安田先生のご意見をお聞かせください。どうぞよろしくお願いいたします。ということです。

だから、私でいうとバンド活動とかも、まあ、お金はたしかにそんなに出ないというか、ほぼ出ないけど、払ってはいないんで、そういうのも「どうせ趣味でしょ?」って言われると「うーん、趣味じゃないな」と思うっていうこと。

でも、どうなんでしょう、よく「趣味と仕事の境目は、金稼げるかどうか」って言う人いるじゃないですか。僕はその理論には反対なんですよね。僕は基本的に仕事とは「人の役に立つことすべて」だと思ってて、たとえば「お金になるかどうか」っていうから家で家事とかやってる人が「仕事じゃない」みたいな見られ方になるわけで、やっぱ人の役に立つことはすべて仕事だと思うんですよ。その中にはお金に換金されるものもあるし、されないものもあるじゃないですか。

だけど、そのうちの何割かは換金されないと、現実問題としてガス代とか電気代とか払えないんで、人の役に立ってるうちの、たぶん3割とか4割お金に換える技術があればそれで生きていけると思うんで、人の役に立って、なおかつ自分が好きなことだったら言うことないと思いますけどね。

でも、この人経営者じゃないですか。経営者の奥さんは、奥さんの言葉かどうかわかんないですけど、そういう反応の人多いですよ、僕の知る限り。家とか子育てとか大変なのは、経営者の奥さんもみんな一緒じゃないですか。でも、やっぱ「オレは経営者だから」みたいなのがあるんですよ、経営者って、社長って。「普通の人とは違うんだ」みたいな。だけど、奥さんからすると「いや、それはあなたが好きでやってんでしょ?」っていう感じで。

なんか結構最近流行ってる気がするんです。「好き」って言うと温かい目で見てくれる、みんなが。「めっちゃ好きで、めっちゃこれやっちゃうんだよね」とか1人でよろこんでいると、みんながうれしそうに見つめてくれるっていうか。

毎日水あげないといけないし、日当たりとか、植え替えとか、いろいろね。僕はモウセンゴケが育っていくのを見るのは好きなんですけど、植え替えとかはぜんぜん好きじゃないんですよ。境目研究も、いい境目ができたらめちゃハッピーなんですけど、でも、やっぱりできないときもあって、フラストレーション溜まるときもあるわけですよ。

でも、僕にとって境目研究家はほとんどお金稼いでませんけど、「趣味か」って言われたら僕はやっぱ「仕事だ」と答えますけどね。ライフワークっていうか、それでよろこんでくれる人もいて。栃尾さんのポッドキャストだって、聞いて喜んでくれる人がいるんだったら僕は仕事だと思うんですよね。だから、人の役に立つっていうことと、お金になるかどうかをみんなくっつけすぎだと思いますけどね。人の役に立つのが仕事で、お金を手に入れるのは生活するために必要だからであって、たとえば、だから、生活していけるだけの貯金とかがあれば、べつにいらないじゃないですか、お金は。それでもやっぱり人の役に立って1円ももらってない人とか、ボランティアの最近有名なおじいちゃんいるじゃないですか。
*本ぺージは、2018年1月23日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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