【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「自分の性格がよく分かりません」2020年2月5日配信

第384回 「自分の性格がよく分かりません」
という質問者さん。疲れ切っているようなので、 安田が気楽にお答えします。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

丁寧に生きることを目標にしてます!金子亜佑美です!

安田

安田佳生です。

金子

本日は30代の会社員の方からご質問をいただいてます。いつも楽しく聴いています。自分の性格がよくわかりません。わかるためにはどうすればいいでしょうか?たとえば性格診断でも、自分の中の「こうありたい」「こうあるべきだ」が出てきて回答に迷いが出ます。普段の会話の中でも自分を律するような発言をすることが多く、それに気づき始めて、ちょっと疲れてきました。ということです。

栃尾

なるほど。

金子

大丈夫かな。

栃尾

自分の性格が知りたいのか、その疲れをどうにかしたいのか、どっちなんでしょうね。っていう気がしました。

安田

なるほど。疲れてるんですね、この人。

栃尾

「自分を律するような発言に気づいて疲れてしまった」っていうほうが本当の悩みのような気がするんですけど。

金子

うん。

安田

この人は、じゃあ、自分を律するマジメな性格なのか、それとも世間体で自分を律しているのかが、よくわかってないってことなんですかね。

栃尾

ああ、なるほど。そういうことかも。

金子

おお。

安田

性格ってそもそも、前ありましたよね、性格が生まれつきかどうかっていう。

栃尾

はい。話しましたね。

金子

うん。ありましたね。

安田

ね。私の「生まれつき理論」をお二人に否定されましたけど。

栃尾

すいません(笑)

金子

(笑)

安田

どうなんでしょう。でも、性格っていうか、うーん、その人の本質みたいなもんというか、肉体も含めてね、体が柔らかいとか硬いとか、足が速いとかもひっくるめての、その人の本来のあるべき姿っていうか、性格だけじゃなく、そういうのが大事ですよね。「俺ってどんな物体なんだ?」っていうか「どんな存在なんだ?」というか。

栃尾

はい。

金子

うん。たしかに、体のことであれば箇条書きにでもできそうですね。「足が太い」とか、「脂肪が多い」とか。

安田

目に見えるからですかね。

金子

うんうん。

栃尾

性格は見えないですもんね。この方が言うように、質問に答えても迷っちゃったりもしますもんね。

金子

うんうん。

安田

なんでわからなくなるんでしょうね、自分のことなのに。

栃尾

人目を気にするからですかねえ。

安田

人目を気にするから?うーん。

金子

「悪い」「よい」が自分の中であるけど、「悪い」に振ってる性格が大きいとか、そういう感じですか?

安田

「悪い」に振ってる性格が大きい??どういう意味ですか?(笑)よくわからなかた、いま。

栃尾

私もわからなかったです。

金子

(笑)悪いって自分が思ってる、まあ、一般的に性格があるじゃないですか。遅刻が多いとか、たとえばたとえば。それにめっちゃ自分が当てはまっちゃうけど、「それを人に言ったら嫌われちゃう」みたいなのを思って、「自分はそんなふうじゃない」みたいな感じで生活をしてるとか。

安田

なるほど。

金子

え?

安田

つまり、人との関わりの中でできていくんで、自分単体では性格は成立しないってことですかね。

金子

あ~……ああ、うんうんうん。

栃尾

(笑)「よい」「悪い」とかを入れちゃうと、たしかにねじ曲がるっていうのはあるかもしれないですね。

安田

そんなに難しく、「自分の股下は何センチ」みたいな、ズボンをつくるわけじゃないんで、そんな正確に「自分は短期度28パー」とかっていうことを知る必要はない気がするんですよね、僕は。

栃尾

なるほど。

金子

うんうん。

安田

大事なのは、自分は何が心地いいかとか、何が心地よくないかっていう、それが持って生まれた性格というか、センサーというか。

金子

センサーか。

安田

はい。僕は基本的に人間はよくできてると思ってまして、最近、ネズミでもストレスを与えると病気になるということが医学的にエビデンスと言われるもので……知ってます?エビデンスって。

金子

知ってますよぉ。

安田

お、知ってるんだ。

栃尾

教えて。

安田

あ、いま意地悪言いました(笑)

栃尾

(笑)

金子

いやいや、あのね、あのね、うちのハムスターが亡くなったんですよ。

安田

ほぉ。おもち?

金子

いや、モグ。

栃尾

おたべ?

金子

みんな違うよ(笑)ストレスかなと思って。前日までピンピンしてたんで。

栃尾

ふーん。

金子

……すいませんすいません。続けてください(笑)

安田

どうしてくれるんですか(笑)

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

だから、お医者さんってエビデンスっていう積み重ねられたデータとか証拠がないと「これは正しい」っていうことを定義してくれないわけなんですけども、だけど、ストレスが体によくないって、生きてればわかるじゃないですか、僕ら。

金子

うんうん。

栃尾

はい。

安田

病気になっちゃうし、体調も悪くなるし。だから、大事なのはですね、自分の性格がどうかっていう定義を明確に自分の中でクリアにすることよりも、自分があんまり気持ちよくない、精神的にやりたいと思わない、心が晴れないことをやらない、そういう人と付き合わない、そういう行動をしない、自分の心がより軽く快適になる人と付き合い、そういう仕事を選び、そういう遊びをするということが大事なんじゃないかなって気がします。

栃尾

いろんなことをする中で、自分が何が嫌と思うか、何をいいと思うかっていうのをより分けていくっていう感じですかね。自分で知っていくような感じですか?

安田

知っていくというよりは、感じる感じですよね。感じるっていうか。

栃尾

感じたことを、でも、意識しないと結構スルーしちゃうこともあるのかなと思って。

安田

感じたことを意識する?

栃尾

はい。

安田

つまり、「自分はいま、心がこれを嫌がってるよな」っていうことをきちんと認識するっていうことですかね。

栃尾

そうだと思います。

安田

ああ、そうですね。

栃尾

たとえばこの方のように「何々するべきだから」って思ってたら、嫌っていう気持ちにふたをしちゃうんじゃないかなと思うんですよね。自分で気づかないっていうか、嫌だと思ってることを「大したことじゃない」って思うというか。

金子

わかるわ~。

栃尾

だから、「べき」っていうのを捨てて、感じるようにするっていうのは結構大事なのかなと思いました。

安田

うーん、なんとなく「こうありたい」「こうあるべきだ」が人の目とか社会的なポジションを気にしているようにも見えちゃうんですけど、僕だったら「こうありたい」とか、「できるだけ快適でありたい」とか、「できるだけ気持ちよくあるべきだ」とか、「楽するべきだ」とかって思ってるんで、捉え方の違いだけな気はするんですけどね。

栃尾

なるほどなるほど。

安田

だから、「まわりから見て」とか、「家族から見て」とか、「親から見て」とか、「私はこうあるべきだ」みたいになってくると、しんどいですよね。

栃尾

そうですね。

金子

自分がどう捉えるかですかね。

安田

はい。自分の心が何を望んでるかがわからなくなっちゃうと、やっぱ、しんどいですよ。そうなっちゃうのは、自分の心を我慢させたりするからだと思うんですよね。自分の心が傷つくとか嫌がってることはしないほうがいいですよ。何がいちばん大事かって、自分の心がいちばん大事なんで。と私は思うんですが。

栃尾

そうですね。それが社会的に悪いことだとしたらどうですか?

安田

たとえばどんなことですか?

栃尾

人の悪口言うのがめちゃめちゃ楽しいと。だけど、「人の悪口言っちゃいけないよね」って世間的には言われています。たとえばツイッターで「バッシングとかもよくないよね」と言われていますが、めちゃめちゃ楽しいと。それはどうですかね。

金子

(笑)

安田

その人が気づかないようにする分にはいいんじゃないですか。人の悪口言わない人なんていないし、「人の悪口言ったことありません」みたいな人はあんま信用できないというか。相手を傷つけるっていうのはよくないんですけど、人に迷惑かけないんだったら、僕はべつに何やってもいいと思うんですよ。家でひとりで誰かの悪口言うとか、友達と2人で第三者の悪口を言いまくって酒飲むとか、ぜんぜん健全じゃないですか、そんなの。それをネットとかに書き込んで本人が見えるようにするとかいうのは、よくはないですよね。

金子

うん。まあ、そうっすね。

栃尾

はいはい。「自分の中で終わってることであれば、世間的に悪いことでもいいんじゃない?」と。

安田

まあ、法に反することはだめですけれども、それで人に迷惑かけないんだったら、ぜんぜんいいと思いますけど、僕は。

金子

うんうん。

栃尾

うんうん。なるほどね。

安田

どうでしょうかね。

金子

はい。

栃尾

そうですね。それで性格がわかってくるっていう感じですかね。それとも、「性格はわからなくていいんじゃない?」っていうことですかね。

安田

まあ、性格なんていうものが「そもそも何なの?」ってことなんで。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

企業理念みたいなもんですよね。「念」なんで。「念」とか言われてもよくわからないようなもんで。心とかと一緒なんで、わからないですよね。それよりは、「性格がなんなのか」っていう定義を考えれば考えるほど面倒くさくなっちゃうんで。

栃尾

好きそうですけどね、安田さん(笑)

安田

(笑)まあ、それはそれで考えてもいいんですけど。この方のちょっと疲れてきたところを解消するには、まあ、疲れないことをすりゃいいんじゃないですかね。

栃尾

うん。

金子

うん。ホントそうだな。

安田

性格を考えたら疲れるんだったら、考えなきゃいいんじゃないですかね。

栃尾

なるほど。

金子

うんうん。だね。

安田

じゃあ、おまとめを。

栃尾

はい。

安田

スーパーおまとめを。

栃尾

(笑)自分の「嫌」とか「うれしい」とかいう気持ちとか感覚をよく感じて、心地いい行動をすれば疲れがとれてくるんじゃないでしょうか。

安田

犬とか猫だったら、「この子、こうやってやってあげると気持ちよさそうだな」とか、「こうやると嫌がってるよな」みたいなのってあるじゃないですか。あれと同じように自分を扱えばいいだけだと思うんですよ。他人のように。

栃尾

うんうん。なるほど。

金子

うんうん。

安田

金子さんのようにいじめちゃいかんと。

栃尾

いじめちゃったの?(笑)

金子

ううん。

安田

いじめたわけじゃないですね。ストレスがたまってたっていうね。

金子

まあ、そうっすね。

安田

暗くなっちゃいましたが、今日はこのへんで。

栃尾

(笑)

金子

私?(笑)

安田

どうもありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2020年2月25日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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