
「夜の街、飲食店」か、ごめんなさい(笑)。夜の街、飲食店が不要不急であるかのような扱いを受けている気がしております。安田さんが考える「不要不急」って何だと思いますか?逆に、この世の中に不要不急じゃない仕事ってあるのでしょうか?ということです。すいません、噛んじゃった。

はい。あと、これって普段コロナに感染するリスクを踏まえて、「不要不急じゃないけど、感染しないからいっか」みたいに動いてる面もあるんですけど、今回はそれを置いといて、不要不急について考えればいいんですかね。

「不要不急の外出はコロナだし控えよう」みたいなのは、なんとなくイメージとしては、そりゃそのとおりなんですけど、「どこからが不要不急なの?」っていうふうに考え出さないことが僕も不思議でしょうがないですね。実際に目の前の行動をするときに、「これはどうなんだろうか?」って。不要不急の外出をしない、不要不急の人と会わないんだったら、自分の中でどこかで線を引かないといけないですよね。

洋服もそうだし、家具もそうだし、イスとかだって「イス」ってものでいいと思うし、「机」っていうものでいいと思うし、そうやって不要なものをなくしていってぜんぶ統一していったら、ものすごくコストダウンができるし、ほとんど働かなくても人間は生きていけると思うんですよね。

まあ、だからほんと、この方のおっしゃるとおりだと思いますけどね。「夜の飲食店街、ホストクラブはいらないだろう」とか、よく言うじゃないですか、「風俗店はいらないだろう」とか。「じゃあ、どの店だったら、どういう理由でいるのか言ってくれ」って言いたくなりますけどね(笑)

でも、そこに行くことの楽しみとか、「待ち合わせの場所に必要だ」とかって、いる理由を考え始めたら、あらゆる商品とか、あらゆるビジネスって必要なんですよね。他の人から見たらゴミみたいなもんを集めてるわけですよ、人間って。古いつぼだとか、ゴルフのクラブだとか。それが人間の本質なんで、その人間の本質をちょっと横に置いといて「不要なことをやめましょうね」っていう発言することがすごい滑稽で、そのことに何の疑問も抱かずに、「そうだ、いまは不要不急は控えよう」なんてみんなが言ってるっていうのが、すごいなって思いますね、逆に。どうでしょう。

だけど、「やっぱり音楽は、人間が人間として生きていくには必要じゃないか」っていうふうな考え方もできて、「むしろ満員電車に乗って通勤することのほうがいらなかったんじゃないの」って。「不要不急じゃないんで、仕事だから、これは行かざるをえない」っていうことでコロナでも行ってますけど、そっちのほうがよっぽど不要不急なんじゃないかって気が僕はしますけどね。
*本ぺージは、2020年10月14日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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