【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「ゲリラーズは受け答えがうまい!なぜだ?」2020年10月28日配信

第422回「ゲリラーズは受け答えがうまい!なぜだ?」
というご質問。

お褒めいただきありがとうございます。
じつは裏でこんなことをやってるんです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

コンビニスイーツがおいしい今日この頃。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

金子

はーい、本日は事務員・50代の方からご質問いただいてます。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちは!

安田

こんにちは。

栃尾

こんにちはー。

金子

番組が好きで、いつも楽しみに聴いています。今日は質問があります。どうして、みなさんは質問に対して短い時間でズバリ回答できるのですか?というのも、私は常にいろいろ考え、自分なりの考えも持っているつもりですが、いざというとき、すぐに反応できないのです。思っていることを言おうと準備していたときでさえ、その場になるとうまく言えず、人のペースや人の意見に飲み込まれてしまいます。素早く、うまく、人に自分の意見を伝える方法を教えてください。ということです。

栃尾

なるほど。

金子

なるほど。

安田

なるほど。つまり、「この番組の3人が、なんでそんなうまいことポンポン回答できるんだ?」っていうふうに思ってらっしゃるわけですかね。

栃尾

思っていただいてるんですかね。

金子

んーっ、そんなことぜんぜんないんですけど、そうなんだ。

栃尾

(笑)

安田

どうなんですか?栃尾さんは何か意識してることはあるんですか?

栃尾

「短くコンパクトに話そう」というのは意識してます。

金子

おぉ。

安田

へぇ~。

栃尾

たとえば「1分間で自己紹介してください」っていうのに、たいていの人は延びるんですよね。

安田

はい。

金子

うん。

栃尾

それが私、結構好きじゃなくて。根がマジメだと自分で言うのもあれなんですけど。あまり好きじゃないんですけどね、結構マジメなので、「きっちりしなきゃ」みたいなところがあるような、「相手の時間を無駄にしてはいけない」みたいな気持ちがあるような気がします。

安田

1分間で自己紹介するには、なんでオーバーしちゃうかっていうと、「このぐらいで1分だろう」と思ってたけど、やってみたら延びちゃうってことだと思うんですよね。

栃尾

そうですね、たしかに。

安田

たとえば「5分間、人前でしゃべれ」って言われたら、「いやいや、5分もしゃべれません」とかってみんな言うんですけど、意外としゃべってみると長いっていう。

金子

あ~。

栃尾

普通にあります(笑)

安田

それを1分で終わらせるためには、何らかの努力がいると思うんですよ。

金子

うん、たしかに。

安田

それは、栃尾さんはどうしてるんですか?

栃尾

情報の取捨選択でしょうね。

金子

フゥ~!

栃尾

「言いたいけれど、ここは言わない」と。なに?「フ~」って(笑)

金子

かっこいい(笑)

栃尾

(笑)。「ちょっと言いたくなっちゃったけど、ここは言わない」みたいなことの繰り返しですね。あきらめるっていうか、バッサリ切るっていうか。原稿も同じなので、書くときも。

安田

なるほど。金子さんはどんな感じですか?

金子

いや、私ができてると思いますか?(笑)

安田

いやいや、できない人代表なんで、金子さんは。

金子

あ、そっかそっか(笑)

安田

なんでできないのかっていう。

金子

私はたぶん、その……あれですね、江美さんがさっき言ってたように、シュサ……取捨選択ができないんだなと、いま、ちょっと思いましたね。

栃尾

なるほど。

安田

なるほど。

金子

ぜんぶしゃべろうと思っちゃうんですよ。

栃尾

あ~、そうなんだ。

金子

そう。だからかも。

栃尾

なるほどね。「思いついたのをぜんぶしゃべれないと、伝わらないんじゃないか」みたいな?

金子

そうですね。そうかも。

安田

話長い人って2種類いてですね、何言ってるかわからなくてずっとしゃべる人もいるんですけど、理路整然と長く話す人もいて。

栃尾

そうですね。

安田

そういう方たちは頭の中で起承転結ができてて、ものすごい「起」から丁寧に話すんで、えらい長くなっちゃうっていう。

栃尾

持ちネタみたいなやつ、ありますね(笑)

安田

こういうパターンもあるんですよね。

栃尾

めっちゃあります、はい。

安田

お笑いの、たとえばさんまさんとかって天然っぽいじゃないですか。

栃尾

そうですか?

安田

さんまさんは「天然だ」ってよく言われてますけど。

金子

へぇ~。

栃尾

ああ、そうなんですね。

安田

はい。だけど、それでも練習してると思いますよ、訓練してるっていうか。たとえば言われた瞬間に、ひな壇の人とか、誰に振られるかわからないので、振られて反射神経で答えないといけないんですよね。その答えがつまんないと次から出してもらえないわけで、人生かかっちゃってるわけですよ。

栃尾

(笑)

安田

同じ立場だったらどうします?金子さんとかはどうします?ひな壇に出て、1回しかチャンスなくて、何回か振られるけど、その2・3回のときに面白いことを言ったら次に呼んでもらえるかもしれないけど、そうじゃなかったら終わりっていう。

栃尾

怖い。

金子

いや、もう言葉じゃないですね。たぶん、私、体で表現するかもしれない(笑)

安田

ははは(笑)

栃尾

あ~、変顔とかね。

金子

変顔とか。

安田

なるほど。

金子

「どうやって目立とうか」みたいなことしか考えないかもです。

栃尾

なるほど。

安田

いいですね。そういうパターンもありですよね。

栃尾

素晴らしい。

安田

いや、いいと思いますよ。栃尾さんだったらどうします?

栃尾

えーっ、どうしますかね。まあ、いくつか考えとくでしょうね、鉄板みたいな、一発ギャグじゃないけど、事前に。

安田

そうですよね。それしかないんですよ、変な顔するとか、大きい声出すとか、ジェスチャーとか、答え考えとくとか、ぜんぶ一緒なんですけど、事前にやっぱり考えてるわけですよね。

栃尾

はい。

安田

それしかないんですよ。

金子

うん。

栃尾

なるほど。

安田

先ほど「取捨選択」っておっしゃってましたけど、どの程度取捨選択したら1分になるかっていうのは、実際測ってみないとわからない。

栃尾

そうですね。

金子

あ~。

安田

家で「このぐらいしゃべったら1分なんだ」「このぐらいしゃべったら3分いっちゃうんだ」っていうことをやったことある人だったら収められるんですけど、やったことないとわからないわけですよ。

栃尾

うん。

金子

なるほど。

安田

僕も、最初は10分でこの番組を、できるだけ編集せずに終わらせるために、毎回もちろん準備するんですけど、それでもやっぱり短くなったり長くなったりしますよね。長くやってるんで、10分がどの程度なのかっていうのはだいぶ体が覚えてきましたけど、一応、やっぱり事前に練習するし訓練するっていう、それしかないと思いますけどね。

栃尾

ふーん。私もそういえば、この番組に初めて出させていただいたときに、「思ってることを1・2分で言わなくては」と思って、めちゃくちゃ緊張したのを覚えてます。

安田

あ~。

金子

へぇ~、そうだったんだ~。

栃尾

はい。「時間取り過ぎてはいけない」みたいな、「うっかりしたら5分10分たっちゃう」みたいな、結構緊張しました。

安田

質問を読んでる時間を除けば、実質7・8分しかないですもんね。ひとりで2分取っちゃうと、終わっちゃったりするんでね。

栃尾

そうですそうです。

金子

いやぁ、なるほど。

安田

ですよね。

栃尾

はい。

安田

僕は基本的にですね、ツイッターで140文字ぴったりとかで書くのも練習なんですけど、対話の練習も普段やるんですね。

金子

えーっ!

栃尾

ふーん。

安田

ロープレっていうか、「ここでこういう話の仕方をしたら、相手がこういうふうに突っ込んできて、こういう反応だったら、次、こう返したらいいかな」っていうのを、たとえば商品説明でもそうだし、面白いギャグを思いついたときに、「それを言ったら、相手がこういう反応だったら、次こうだな」とかっていうのを練習するんですよ。ロープレする。

金子

へぇ~!

栃尾

ひとりでやるんですか?

安田

ひとりでやります。

金子

へぇ~!!(笑)

栃尾

あ~、相手を想定して?なるほどなるほど。

安田

相手を想定して。そんなに大声出してやらないですよ、漫才師じゃないんで。だけど、無言でやるときもあるけど、お風呂とかで、ちょっとちっちゃい声でやったりとか。

金子

へぇ~。

栃尾

ふーん。

安田

全部妄想なんですけどね。たとえば彼女に告白するときに、「こう言われて、いまいちだったから、もう1回やり直し」みたいなのとか。

金子

えーっ!

栃尾

なるほど。

安田

だから、ある意味“妄想癖”なんですよ。

栃尾

ふーん。

金子

えーっ、すごい。やろう。

安田

で、これをずっとやると頭の体操になって、僕の本業は商品開発とか販売戦略を練ることなんですけど、それにすごい役立つんですよ。

金子

へぇ~。

栃尾

相手の気持ちを考えるようになるって感じですかね。

安田

そうですね。相手の気持ちも考えて、「こういう突っ込みを入れてくる人は、ここがうまく聞けてなかったから、だから、こういう間があるから、次、こういうふうに言ってあげたらいいな」とか、「あ、先にあのネタ挟んどいたほうがよかったな」とか。

金子

そうなんだあ。

栃尾

へぇ~。

安田

それは営業ロジックとまったく一緒で、結局、商品を売るためのコピーみたいなのも営業ロジックでできてるんですけども、長々とした文章はみんな読まないんで、短い文章でポンポンって、「どう言ってあげたら、みんなはこれが会話になって頭に入るのか」とかいうのを考えるのが僕の仕事でして。

栃尾

そのロープレは楽しいんですか?安田さん的には。

安田

楽しいです。なんか「ムフフ」っていう。

金子

(笑)

栃尾

「ウケたな」みたいな?(笑)

安田

だから、僕、妄想の中では結構女性にモテたりするんですけど。

金子

フッ(笑)

栃尾

ハハハハハハ、それは楽しいですね(笑)

安田

ええ。ただ、これ、妄想と現実の違うところはですね、目の前に女性がいると「アワアワ」って僕はなっちゃうんで。僕、男相手のプレゼンはめちゃくちゃ上手なんですけど、それは緊張しないからなんですよ。

栃尾

なるほど。

安田

スキル的には、普段練習してるんで、女性相手でもできるはずなんですけど、「アワアワ」ってなってしまうんです。

栃尾

面白いですね、それ。

金子

うん。

栃尾

身体性がともなうからなんですかね。

安田

そうなんですよね。

栃尾

面白い。

金子

うん。

安田

ということで、おまとめをお願いします。

栃尾

私ですか?

安田

はい。

栃尾

「練習あるのみ」っていう感じですか(笑)

金子

うん。ほんとだ。

安田

(笑)。はい。ありがとうございます。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2020年10月28日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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