【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「無名の小説家を世界レベルで有名にする奇策をください」2020年11月25日配信

第426回「無名の小説家を世界レベルで有名にする奇策をください」
という無茶な質問。

まあ一応考えますけどね。でも小説家なら本当は・・・
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

夜中にカマキリにめちゃくちゃに会います。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

「会う」ってどういう意味?室内で?

金子

いや、普通に歩いてたら、まじで何十匹も会います。なんか知らないけど。

栃尾

ああ。

安田

何十匹!?

金子

まじで何十匹ぐらいで会います。

栃尾

すごい。

金子

なので、発芽……発芽じゃないや、生まれたんですかね。生まれる時期なのかも。

安田

ちっちゃいやつ?

金子

でっかいやつです。こんぐらいの。

安田

でっかいやつ?

金子

こんぐらいからこんぐらいまで。手のひらサイズから……

安田

ほぉ。

栃尾

わかりませんよ(笑)。ラジオなんでわかりません。

金子

あ、そうですよね(笑)。すいません。

栃尾

じゃあいきますね。

安田

はい。

栃尾

40代・自営業のスネリゲフさんからいただいております。安田さん、栃尾さん、金子さん、楽しいポッドキャストありがとうございます。もともとWebで読んでいましたが、いまは断然聴いています。栃尾さん、金子さんのキャラが生き生きと出て、ハマってしまいました。栃尾さんの「クリエイティブの反対語」も、その流れで聴きまくっています。

金子

いぇい。

栃尾

ありがとうございます。いぇい(笑)。さて、私は気づけば40歳になり、仕事の合間に小説をコツコツと書いています。ただ、これは野心が大きいのです。書けばいいだけでなく、読まれて、売れて、「また書いてください」編集者がこぞって頼みに来る状況までいけなければつまらないのです。しかし、無名の素人新人を読む人など、ほとんどいまの世の中にいないことぐらいは知っています。音楽や映像、トークなどでものすごく才能があれば、いまの時代YouTubeなどで成り上がるチャンスはあると思いますが、小説の分野では、たとえば伝統的なルートでの競争を勝ち抜き芥川賞などをとったとしても大して読んでもらえないわけで、難しさ極まってると感じます。作品の質が売れるに値することを前提に、いま無名小説家が一気に自分の才能を世に知らしめるにはどんな奇策があると思いますでしょうか?ちなみに、翻訳して世界で売れないと大して儲からないので、世界中で売れることを意識して、翻訳しても品質が落ちないことを、1作も書いたことがないのに意識しているぐらいには野心が大きいです。ということでーす。

安田

つまり、ご質問は何でしょうか?

金子

うーん。

栃尾

奇策ですか。

安田

奇策?無名の小説家が……

金子

一気に自分の才能を……

安田

つまり才能はあるわけですね。才能を知らしめるってことですか。じゃあ才能はあるってことですね。

金子

うんうん。

栃尾

はい。そういうことにしたいですね。

金子

そういうこと、ということですね。

栃尾

(笑)。そういうこと、ということですね。奇策ですか。

安田

あの、私、思うんですけど、小説家って、ない物語を妄想で書くわけじゃないですか。

金子

うんうん。

栃尾

そうですよね、基本的には。

安田

そしたら、ない商品を考えるとか、いままでにない売り方を考えるとか、得意分野だと思うんですよね。

金子

お~!ほんまや。

栃尾

まあ、でも、いわゆる、いまやってる小説家の方たちは、あんまりそういうのは得意じゃないですよねえ。

安田

でも、この人は才能ある方なわけですよ。

金子

うんうんうん(笑)

栃尾

ああ、そうか(笑)。いま世に出てる方も才能あると思うんですけど。

金子

たしかに(笑)

安田

まあ、「小説とはなんぞや」ってことですけど、妄想からストーリーを編み出すのが小説家なんだったらば、人を魅了するストーリーがあれば、当然のことながら売るストーリーは考えられそうな気がするんですけどねえ、どうなんですかねえ。どうなんでしょうか。

栃尾

どうなんですかね。まあ、アーティストとかも「売り方は下手だ」って良く言われますけどね。

安田

うーん、アーティストさんとはちょっと違う気がするなあ。音楽つくるのと小説書くのは違う気がします。

金子

ああ。

安田

つまり、物語で人を引き込んで何らかのメッセージを伝えるって、ものすごい難しいことをやってるわけですよね。

金子

うん。

栃尾

はい。

安田

まあ、じゃあ、ちょっとそれは置いといて。小説家の悪口を言いたいわけじゃないんで。

金子

うんうん。

栃尾

(笑)

安田

じゃあ、すごい奇策を金子さんから発表してください。

金子

なんで(笑)

栃尾

奇策かぁ……

金子

いぃぃ、奇策……そうですねぇ、私が知りたいぐらいなんですけどね。なんだろうなあ。

栃尾

ほんとだよね。

金子

そうですね。ただ、まあ、でも、1作、1回書いてみたらいいんじゃないですかね。それで様子をみるというか。

安田

もう書いてるんじゃないですか。「ずっと書き続けてる」って言ってるから。

金子

でも、1作も書いたことないのに「意識してる」って書いてあるんで。

安田

まだ世に出てないってことなんじゃないんですかね。

金子

あ、そういうことか。

安田

どうなんでしょう。

栃尾

まだ書いてないのかもしれないですね。

安田

まだ完結してないってことですかね。

栃尾

書き上げてないというか、はい。

安田

なるほど。

金子

どうなんでしょうね。

栃尾

どうなんでしょうね。

金子

なんか、でも、SNSがいま結構……まあ、この考えも古いとは言われてますけど、やっぱりSNSで少しずつ公開してる方がマンガ家さんとかは多いので、そういうので広めていくのは、奇策ではないですけど、ありなのかなとは思いますね。

安田

はい。分かりました。

金子

(笑)

安田

じゃあ栃尾先生。栃尾先生!奇策を。

栃尾

奇策かあ、難しいですけど。その奇策の前にですね、いま小説家の人が「稼げない」みたいなことが言われているので、めちゃくちゃいろんな才能がある人は小説界に行かないと思うんですよね。

安田

ふーん。

栃尾

だから、すごいチャンスだと思うんですよ。

安田

ほぉ。

金子

おぉ、逆に?

栃尾

儲かってる業界って、めちゃくちゃ能力のある人がブワーって集まるから、まさにすごい大変な才能のせめぎ合いになるんですけど、たぶん、いま小説を目指そうっていう人は結構少なかったりすると思うので、まず、そこはチャンスがあるなというのが思います。

安田

なるほど。

栃尾

で……まあ、私だったらどうするかなあ。ちょっと大きめのコミュニティに入って、その人たちに手で配っていくって感じですかね、「読んでください」みたいな。そうすると、本当は面白いわけですから、めちゃくちゃ才能があるわけですから、たぶん読んだ方は「めちゃくちゃ面白い」って言って広めてくれると思うんですよね。で、「実は何月何日にこれ公開するんだけど、事前に読んどいて。で、公開したら、面白かったら拡散してね」みたいなことを言えば、バーって広まるんじゃないかなって気がします。

金子

なるほどー。

安田

なるほど。

栃尾

100人ぐらい仕込んどくってことですね。

金子

なるほど。

安田

なるほど。

栃尾

どうでしょうか?

安田

はい、じゃあ本日は以上です。

金子

早い早い(笑)

安田

(笑)

栃尾

やる気やる気(笑)

金子

安田さんは?

安田

奇策ね。小説って基本的に、村上春樹さんとかは最近テレビにもちょろっと出るようになりましたけど、昔はあんまりメディアとかに出なくて。

栃尾

あ、そうなんですね。

安田

はい。つまり、作品が勝負じゃないですか。「どういう人が書いてるか」とかじゃなくて、「作品だけ見て評価してもらう」みたいなのが正当は小説だと思うんですけど、奇策でいくんだったらば、どういう人が書いてるかとか、どういうシチュエーションで書いてるかとかを逆に売りにしちゃうっていうのはどうですかね。

金子

ああ、なるほどー。

栃尾

うんうんうん。いいと思います。

安田

たとえば、小説書くときはずっと逆立ちしながら書いてるとか。

金子

やべー、やべー(笑)

栃尾

(笑)

安田

プールで潜水しながら書くとか。

金子

あぁ……すごい。

栃尾

はいはい。奇策ですね(笑)

金子

さすがに奇策っすね。さすが。

安田

「小説書いてる間は絶対呼吸しません」とかですね、「息を止めながらしか書かない」みたいな。

金子

さすがすぎるんですけど(笑)。奇策すぎる(笑)

栃尾

奇策すぎる(笑)それを映像とかで流すってことですか?YouTubeとかで。

安田

映像で流してもいいと思いますし。

金子

なるほどー。

安田

本的に「物語だけ見てくれ」っていうのが王道なんで、誰が、どこで、どういうシチュエーションで書いてるかを売りにするのは小説の本筋ではないと思うんですけど、だからこそ奇策にするんだったら、そういうのもありじゃないの?って思いますけどね。

金子

うん。いや、面白いっすね。

栃尾

うんうん。まず「読もう」って思わないと、なかなか読まないですからね。「読もう」って思うところのフックみたいな感じですかね。

安田

なんか、「焼酎をかけつけ3本飲んでからじゃないと書かない」とかですね(笑)

金子

なんで(笑)

栃尾

酔っぱらいながら書いて?(笑)

金子

ライブ配信で、24時間で1作書き上げるみたいな。

栃尾

あ~。

安田

いくらでもあると思いますけどね、ほんとに。『24』みたいなみたいなもんですよね。

金子

ああ、そうっすね。

安田

1文字たりとも修正せずに、書いたとおり発表するとかでもいいかもしれないですし。

栃尾

すごい。

金子

うんうん。

安田

超リアル小説で、実際に起こったことだけを小説にするとかね。

金子

うーん。

栃尾

うんうんうん。

安田

はい、ということで、おまとめ先生(笑)

栃尾

早くないですか?いつもより(笑)

安田

(笑)

金子

若干早いっすね。

栃尾

早いよね(笑)。えーと、なんだっけ、亜佑美ちゃんはSNSとか?

金子

はい。奇策じゃないけど。

栃尾

って言ってましたっけ?

金子

はい。

栃尾

SNSを利用したり、私は「コミュニティとかを利用したらどうでしょうか」ということで、あと、安田さんは「とにかく企画の数で勝負」みたいな。数じゃないか(笑)。いろんな書き方とかを、変わった書き方とかで。

安田

そうですよ。

栃尾

「人」に注目されるっていう感じですかね。作品だけじゃなくて、プラスアルファで勝負したらどうかっていうことですかね。

安田

小説じゃない部分ですね。どうやって書いてるのかとか。

栃尾

そうですね。

安田

はい。変なことやってみたら面白いんじゃないの?と思いますけど。

金子

うん。

安田

まあ、そこは小説家なんで自分で考えてね、って感じです。

金子

うん。

栃尾

(笑)。はい。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2020年11月23日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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