こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
最近、落ち込むことが減りましたが、よりバカになってるんじゃないかと心配です。金子亜佑美でーす。
安田佳生でーす。
わかる、それ。
わかる?わかるの!?
その気持ちがわかる。私もバレーばっかりやってて、めっちゃ陽気なんだけど、「バカになってんのかな?」って思う(笑)
陽気(笑)いいじゃないですか。
深刻なほうが、なんかね、頭いいような気がするというか、そういう感じはあります。
それ、そうなんですよ。まったくおっしゃるとおり。
「バカになった」と思ったことは僕はないんですけど、「考えなくなったな」っていうのはあります。
うんうんうん。
あ~そういう感じですね。
考えなくなってることが、いい部分もあって。
うん。
必ずしも考えたほうがいいとはかぎりませんよね。
あ、たしかにそうですね。
うん。やってみたほうがいい場合もありますしね。
ね。そもそも「バカ」とかっていうのって、比較の問題なので。
うん。なるほど。
そもそも、うん。
そもそも。
オケラとかとくらべて、バカにはなりようがないじゃないですか、なかなか。
うんうん。なるほど。
まあ、オケラはあんま無駄なことしませんけどね。
いや~、それにしたって私のほうが賢いと思います。
うん。オケラって、どんな形だったっけ?
調べるんですか(笑)
モグラを昆虫にしたようなやつ。
あ、こないだ見た!
えーっ!?
ピーナッツ掘りのとき見ました。
えーっ!
落花生掘りにいったの。
オケラってね、すごいんですよ。
そうなんですか?あ、掘ってった掘ってった。
オケラって土のなか潜れるでしょ?
はいはいはい。はじめて見た。
しかもね、空も飛べる。
え、まじですか!?
そしてね、泳ぎもうまく。
やばい!負けたかもしれない!
(笑)
走るのも速いっていう。すごいですよ。
やばっ!完全に負けた。
えーっ、空飛ぶクルマのもっと上ってことですね(笑)
オールマイティですよ、オールマイティ。
オールマイティじゃないですか。
すごーい!そうだったんだ、飛べるんですね、あれ。
そういう意味じゃ、頭だけよくたって、しょうがないですね。空飛べなきゃ。
そうなんですよ。「オケラだ~って♪」とかいってね、みんな、あれ、完全に上から目線で、「オケラ“だって”」とは何事だ!っていう感じ。
いや~申し訳ない。
ちゃんちゃらおかしい(笑)
ちゃんちゃらおかしいですよ。
いや~、やってしまった。知らなかったなあ。
(笑)で、今日は……
金子さんから。
2人の愚痴を聞く日じゃなくてね(笑)
はい。
えーとですね、ぼんやり聞いてみようかなと思った質問があって、聞いてくださるっていうことだったんで、ちょっと質問させてもらいたいなと思ったんですけど。
はい。
「愛」と「恋」の違いは、どんなことですか?
ああ、中小企業の社長が答えるの大好きな質問ですよね、これ。
(笑)
あ~そうなんだ(笑)いくらでもできそう。
「恋は下心」とか言ってね、「恋は下に“心”がついてるから、下心だよ」みたいなね。
あ~なるほどなるほど。
お~。
これ、常套句というかですね、昔から言われてる。「愛は真ん中に“心”があるから、まごころだよ」と。
あ、ほんとだ。
へぇ~。結婚式のスピーチみたいな?
そうなんですよ。
あ~たしかに。……それで、それでそれで?
だから、どうなんでしょうね、まあ、愛の一部だっていうイメージですよね、日本人の感覚からすると。
あ、恋がですか?
異性に対するもんで、なんていうんでしょう、一時の期間といいますか、心の状況といいますか、そういうもん。
あ~そっか。
愛って、もうちょっと、こう、対象も、たとえば地球に対する愛とか。
あ~ありますね。
虫に対する愛とか、石ころに対する愛とかもあるし、しかも、世代を越えて長いもんがあるんで、まあ、ある意味、愛の一部だともいえるし、真逆だともいえますよね。「恋は短く愛は長い」とか。
たしかに。
うんうんうんうん。
ね。「恋は思い込みで愛は真実」とかもいえるし。
うん。
あ~。
そもそも、「愛」と「LOVE」は、僕は違うという立場をとってますんで。
どういうことですか?立場をとっている??
ああ、たしかに。ニュアンス違いそうですよね。
うん。
え?つ、つ、ついていけてないっす。
“I love you”ってよく言うじゃないですか、親子でも。
あ~。
でも、日本人のなかの愛って恋に近い感覚があるんで、「愛してる」って言うのが、ちょっと恥ずかしかったりするじゃないですか。
うんうんうんうん。
恥ずかしいですねえ。
愛ってもうちょっと、こう、なんていうんですかね、もっとルールみたいなもんだと思ってて、僕は。
ルール?
ルール。自然のね、なんか、水が高いとこから低いとこに流れるとか、ああいう、なんていうんでしょうねえ、万有引力の法則に近いような。
自然の摂理っていうか?
はい。自然の摂理に近い、「こういう考え方すると、物事が非常にうまくいくようにできてるよね」っていうルールを、たぶん、何千年っていうなかで体系化して、「こうやったら、どうやら人間社会っていうのは非常に生きやすく、お金も儲けやすく、人生がうまくいく、ひとつの普遍的ルール」みたいな、それを「LOVE」というので表現してるのかなっていう気が僕はしますけど。
おぉ、すごーい。
ふーん。
日本人がいうところの「愛」とは、ちょっと違う。だから僕は、日本人に置き換えるなら、「和」が近いと思ってるんですよね。
和?なるほど。
わ?おぉ。
和。「和を以て」の和。
へぇ~。
せっかくなんで、「恋」と「愛」の違い、ちょっと栃尾先生に、恋も愛も…ね、達人の域に達しておられる先生に(笑)
達人ですかね。
愛……そうですよね、対象が広いっていうのはそうだし、なにしろ恋は一時的に、なんていうか、脳の麻痺だって聞いたことがあるんですけども。
ふーん。
脳の麻痺?
つまり、まあ、これは自分の考えというよりは聞いた話ですけども、恋をしてることによって子どもが生まれていくっていう感じで、子どもを生む行為っていうのは、すごく生命の危機なんですよね、女性にとっては。
あ~。
生命としてはよくない行為なんだけど、してしまうのは、やっぱ「恋」っていう脳の麻痺があるからだ、みたいな。
ほー。
子孫を残すために、一時的に恋に落ちる必要があって、みたいな。そういう、お熱みたいな(笑)ちょっとしたものっていう感覚ですね。
へぇ~。ちょっとおもしろいですね、それ。
自然界では、なんていうんですかね、恋っていうよりは、それが「発情」っていわれるもので。
ああ、そうですね、そうですね。
はい。繁殖したくなってくる欲求みたいな。それは、もうちょい肉体的なもんなんだと思うんですね、動物とか。
はいはい。
ただ、人間の場合は、それがもうちょい精神におよぼしているのが恋なのかなっていう。だから、「発情」をかっこよく言い換えたやつが「恋」なのかもしれませんね。
やば(笑)
うんうん。
いや、すごい(笑)すごい話になってきた。
結局そういう意味なのかなっていう感じですね。
なるほど。
愛はたしかに、もっと広い意味があるから、なんでしょうね、もっとささいなことから「愛」って呼んでいいんじゃないかなって私は思ってますけども。愛着みたいなものから。
ああ。
「発情」とかって言うと、なんか、こう、遺伝子に組み込まれた、子孫繁栄のために、自分の意思とかに反して、誰かの見えざる手で動かされてる感じがするじゃないですか。
しますね。
なんかしちゃいますよね、はい(笑)
僕はそういうのは嫌いなので。
あ、嫌い?(笑)
だからね、石ころに恋をしたりとかするといいですよ、神に反抗するために。
やばいっすね。やばみですね。
(笑)恋はあれなんですか、コントロールできるんですか?
どうなんでしょうねえ(笑)
発情っつーことは……
私は、できないんじゃないかと思ってるんですけど。勝手に起きるものだと(笑)
でも、たまに石ころに発情する人とかいますもんね。
あ~。
えーっ!あっ、でも否定したらあかんですね、この場合は。
いや、どうなんでしょうね。むずかしい世の中ですね。それも否定できないのか(笑)
そうですね(笑)
まあ、アニメキャラとかはありますよね、普通にね。
うん。
ああ。
子孫を残せないのに、みたいのありますよね。
えーっ、すげー。
ね。どうなんですか、息子に恋をしたりとかいうのはないんですか?栃尾さんは。
いやー、そういう感じじゃないですよね。
恋?
完全に愛……愛とはなにか思うときに……
だけど、恋人みたいな扱いをして……
あ~。
でも、それは恋じゃないから、そういう“疑似恋人”ができるんでしょうね、きっと。
うーん、でも、まあ、ちょっと恋人っぽいなと思うことは、たしかにありますけどね。
へぇ~。
恋人が全員恋してるわけでもないかもしれないんでね。
へぇぇぇ~。なんかすごいことになっている(笑)
なんか、そうですよね(笑)
なるほどー。いやあ、すごい。
女の子がいたら、なんかね、もしかしたら、比較して考えられるかもしれないですけど、男しかいないんで、うちの家族は。むずかしい。
あ~なるほど。ついさっき質問しただけなのに、こんなに大きい話になるとは思いませんでしたね(笑)
はい。
ね。じゃあ、最後にビシッと、恋と愛の違いを、先生からおまとめを。
私ですか!?
そりゃそうですよ(笑)
先生!
(笑)恋とは発情みたいなものであり、愛は「自然の摂理」という言い方が私はすごいよかったなと思うんですけど、そういう普遍的ルールであるっていうことですかね。
なるほど。
なるほど。どうでしょうか金子さん、こんな答えでよろしいでしょうか?
あっ、あ、あ、ありがとうございましたー。ばっ……いいっすね。
(笑)
言いよどんでるけど(笑)
い、いいですね。ふふふふふふ(笑)
では、本日はここらへんで終わりたいと思います。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2022年12月14日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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