「恋と愛の違いが知りたい」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第533回「恋と愛の違いが知りたい」
という金子さん。
中小企業の社長が大喜びしそうな質問ですね。

動物にも愛はあるのか?恋はするのか?この辺りに答えがありそうです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

最近、落ち込むことが減りましたが、よりバカになってるんじゃないかと心配です。金子亜佑美でーす。

安田

安田佳生でーす。

栃尾

わかる、それ。

金子

わかる?わかるの!?

栃尾

その気持ちがわかる。私もバレーばっかりやってて、めっちゃ陽気なんだけど、「バカになってんのかな?」って思う(笑)

金子

陽気(笑)いいじゃないですか。

栃尾

深刻なほうが、なんかね、頭いいような気がするというか、そういう感じはあります。

金子

それ、そうなんですよ。まったくおっしゃるとおり。

安田

「バカになった」と思ったことは僕はないんですけど、「考えなくなったな」っていうのはあります。

栃尾

うんうんうん。

金子

あ~そういう感じですね。

安田

考えなくなってることが、いい部分もあって。

金子

うん。

安田

必ずしも考えたほうがいいとはかぎりませんよね。

金子

あ、たしかにそうですね。

栃尾

うん。やってみたほうがいい場合もありますしね。

安田

ね。そもそも「バカ」とかっていうのって、比較の問題なので。

栃尾

うん。なるほど。

金子

そもそも、うん。

栃尾

そもそも。

安田

オケラとかとくらべて、バカにはなりようがないじゃないですか、なかなか。

栃尾

うんうん。なるほど。

安田

まあ、オケラはあんま無駄なことしませんけどね。

金子

いや~、それにしたって私のほうが賢いと思います。

栃尾

うん。オケラって、どんな形だったっけ?

金子

調べるんですか(笑)

安田

モグラを昆虫にしたようなやつ。

栃尾

あ、こないだ見た!

金子

えーっ!?

栃尾

ピーナッツ掘りのとき見ました。

金子

えーっ!

栃尾

落花生掘りにいったの。

安田

オケラってね、すごいんですよ。

栃尾

そうなんですか?あ、掘ってった掘ってった。

安田

オケラって土のなか潜れるでしょ?

栃尾

はいはいはい。はじめて見た。

安田

しかもね、空も飛べる。

栃尾

え、まじですか!?

安田

そしてね、泳ぎもうまく。

金子

やばい!負けたかもしれない!

栃尾

(笑)

安田

走るのも速いっていう。すごいですよ。

金子

やばっ!完全に負けた。

栃尾

えーっ、空飛ぶクルマのもっと上ってことですね(笑)

安田

オールマイティですよ、オールマイティ。

金子

オールマイティじゃないですか。

栃尾

すごーい!そうだったんだ、飛べるんですね、あれ。

金子

そういう意味じゃ、頭だけよくたって、しょうがないですね。空飛べなきゃ。

安田

そうなんですよ。「オケラだ~って♪」とかいってね、みんな、あれ、完全に上から目線で、「オケラ“だって”」とは何事だ!っていう感じ。

金子

いや~申し訳ない。

栃尾

ちゃんちゃらおかしい(笑)

安田

ちゃんちゃらおかしいですよ。

金子

いや~、やってしまった。知らなかったなあ。

安田

(笑)で、今日は……

栃尾

金子さんから。

安田

2人の愚痴を聞く日じゃなくてね(笑)

栃尾

はい。

金子

えーとですね、ぼんやり聞いてみようかなと思った質問があって、聞いてくださるっていうことだったんで、ちょっと質問させてもらいたいなと思ったんですけど。

安田

はい。

金子

「愛」と「恋」の違いは、どんなことですか?

安田

ああ、中小企業の社長が答えるの大好きな質問ですよね、これ。

金子

(笑)

栃尾

あ~そうなんだ(笑)いくらでもできそう。

安田

「恋は下心」とか言ってね、「恋は下に“心”がついてるから、下心だよ」みたいなね。

栃尾

あ~なるほどなるほど。

金子

お~。

安田

これ、常套句というかですね、昔から言われてる。「愛は真ん中に“心”があるから、まごころだよ」と。

金子

あ、ほんとだ。

栃尾

へぇ~。結婚式のスピーチみたいな?

安田

そうなんですよ。

金子

あ~たしかに。……それで、それでそれで?

安田

だから、どうなんでしょうね、まあ、愛の一部だっていうイメージですよね、日本人の感覚からすると。

栃尾

あ、恋がですか?

安田

異性に対するもんで、なんていうんでしょう、一時の期間といいますか、心の状況といいますか、そういうもん。

金子

あ~そっか。

安田

愛って、もうちょっと、こう、対象も、たとえば地球に対する愛とか。

金子

あ~ありますね。

安田

虫に対する愛とか、石ころに対する愛とかもあるし、しかも、世代を越えて長いもんがあるんで、まあ、ある意味、愛の一部だともいえるし、真逆だともいえますよね。「恋は短く愛は長い」とか。

栃尾

たしかに。

金子

うんうんうんうん。

安田

ね。「恋は思い込みで愛は真実」とかもいえるし。

栃尾

うん。

金子

あ~。

安田

そもそも、「愛」と「LOVE」は、僕は違うという立場をとってますんで。

金子

どういうことですか?立場をとっている??

栃尾

ああ、たしかに。ニュアンス違いそうですよね。

安田

うん。

金子

え?つ、つ、ついていけてないっす。

安田

“I love you”ってよく言うじゃないですか、親子でも。

金子

あ~。

安田

でも、日本人のなかの愛って恋に近い感覚があるんで、「愛してる」って言うのが、ちょっと恥ずかしかったりするじゃないですか。

栃尾

うんうんうんうん。

金子

恥ずかしいですねえ。

安田

愛ってもうちょっと、こう、なんていうんですかね、もっとルールみたいなもんだと思ってて、僕は。

栃尾

ルール?

安田

ルール。自然のね、なんか、水が高いとこから低いとこに流れるとか、ああいう、なんていうんでしょうねえ、万有引力の法則に近いような。

栃尾

自然の摂理っていうか?

安田

はい。自然の摂理に近い、「こういう考え方すると、物事が非常にうまくいくようにできてるよね」っていうルールを、たぶん、何千年っていうなかで体系化して、「こうやったら、どうやら人間社会っていうのは非常に生きやすく、お金も儲けやすく、人生がうまくいく、ひとつの普遍的ルール」みたいな、それを「LOVE」というので表現してるのかなっていう気が僕はしますけど。

金子

おぉ、すごーい。

栃尾

ふーん。

安田

日本人がいうところの「愛」とは、ちょっと違う。だから僕は、日本人に置き換えるなら、「和」が近いと思ってるんですよね。

栃尾

和?なるほど。

金子

わ?おぉ。

安田

和。「和を以て」の和。

金子

へぇ~。

安田

せっかくなんで、「恋」と「愛」の違い、ちょっと栃尾先生に、恋も愛も…ね、達人の域に達しておられる先生に(笑)

金子

達人ですかね。

栃尾

愛……そうですよね、対象が広いっていうのはそうだし、なにしろ恋は一時的に、なんていうか、脳の麻痺だって聞いたことがあるんですけども。

安田

ふーん。

金子

脳の麻痺?

栃尾

つまり、まあ、これは自分の考えというよりは聞いた話ですけども、恋をしてることによって子どもが生まれていくっていう感じで、子どもを生む行為っていうのは、すごく生命の危機なんですよね、女性にとっては。

金子

あ~。

栃尾

生命としてはよくない行為なんだけど、してしまうのは、やっぱ「恋」っていう脳の麻痺があるからだ、みたいな。

金子

ほー。

栃尾

子孫を残すために、一時的に恋に落ちる必要があって、みたいな。そういう、お熱みたいな(笑)ちょっとしたものっていう感覚ですね。

金子

へぇ~。ちょっとおもしろいですね、それ。

安田

自然界では、なんていうんですかね、恋っていうよりは、それが「発情」っていわれるもので。

栃尾

ああ、そうですね、そうですね。

安田

はい。繁殖したくなってくる欲求みたいな。それは、もうちょい肉体的なもんなんだと思うんですね、動物とか。

栃尾

はいはい。

安田

ただ、人間の場合は、それがもうちょい精神におよぼしているのが恋なのかなっていう。だから、「発情」をかっこよく言い換えたやつが「恋」なのかもしれませんね。

金子

やば(笑)

栃尾

うんうん。

金子

いや、すごい(笑)すごい話になってきた。

栃尾

結局そういう意味なのかなっていう感じですね。

金子

なるほど。

栃尾

愛はたしかに、もっと広い意味があるから、なんでしょうね、もっとささいなことから「愛」って呼んでいいんじゃないかなって私は思ってますけども。愛着みたいなものから。

金子

ああ。

安田

「発情」とかって言うと、なんか、こう、遺伝子に組み込まれた、子孫繁栄のために、自分の意思とかに反して、誰かの見えざる手で動かされてる感じがするじゃないですか。

金子

しますね。

栃尾

なんかしちゃいますよね、はい(笑)

安田

僕はそういうのは嫌いなので。

栃尾

あ、嫌い?(笑)

安田

だからね、石ころに恋をしたりとかするといいですよ、神に反抗するために。

金子

やばいっすね。やばみですね。

栃尾

(笑)恋はあれなんですか、コントロールできるんですか?

安田

どうなんでしょうねえ(笑)

金子

発情っつーことは……

栃尾

私は、できないんじゃないかと思ってるんですけど。勝手に起きるものだと(笑)

安田

でも、たまに石ころに発情する人とかいますもんね。

栃尾

あ~。

金子

えーっ!あっ、でも否定したらあかんですね、この場合は。

安田

いや、どうなんでしょうね。むずかしい世の中ですね。それも否定できないのか(笑)

金子

そうですね(笑)

栃尾

まあ、アニメキャラとかはありますよね、普通にね。

安田

うん。

金子

ああ。

栃尾

子孫を残せないのに、みたいのありますよね。

金子

えーっ、すげー。

安田

ね。どうなんですか、息子に恋をしたりとかいうのはないんですか?栃尾さんは。

栃尾

いやー、そういう感じじゃないですよね。

金子

恋?

栃尾

完全に愛……愛とはなにか思うときに……

安田

だけど、恋人みたいな扱いをして……

栃尾

あ~。

安田

でも、それは恋じゃないから、そういう“疑似恋人”ができるんでしょうね、きっと。

栃尾

うーん、でも、まあ、ちょっと恋人っぽいなと思うことは、たしかにありますけどね。

安田

へぇ~。

栃尾

恋人が全員恋してるわけでもないかもしれないんでね。

金子

へぇぇぇ~。なんかすごいことになっている(笑)

栃尾

なんか、そうですよね(笑)

金子

なるほどー。いやあ、すごい。

栃尾

女の子がいたら、なんかね、もしかしたら、比較して考えられるかもしれないですけど、男しかいないんで、うちの家族は。むずかしい。

金子

あ~なるほど。ついさっき質問しただけなのに、こんなに大きい話になるとは思いませんでしたね(笑)

栃尾

はい。

安田

ね。じゃあ、最後にビシッと、恋と愛の違いを、先生からおまとめを。

栃尾

私ですか!?

安田

そりゃそうですよ(笑)

金子

先生!

栃尾

(笑)恋とは発情みたいなものであり、愛は「自然の摂理」という言い方が私はすごいよかったなと思うんですけど、そういう普遍的ルールであるっていうことですかね。

金子

なるほど。

安田

なるほど。どうでしょうか金子さん、こんな答えでよろしいでしょうか?

金子

あっ、あ、あ、ありがとうございましたー。ばっ……いいっすね。

安田

(笑)

栃尾

言いよどんでるけど(笑)

金子

い、いいですね。ふふふふふふ(笑)

安田

では、本日はここらへんで終わりたいと思います。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。

*本ぺージは、2022年12月14日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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