こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング ナビゲーターの栃尾江美です。
真面目に遊ぶことを意識し始めました。金子あゆみです。
安田佳生です。
え。何を意識し始めたって?
えっと、真面目に遊ぶことです。
お、すごい。
どういうこと?
いや、なんかあの、本気で遊ぶためにどういう風に動こうかっていう、なんつうか。
え。私のバレーみたいに?
あ、それ。あれは遊びじゃないでしょ。本気でしょ。
本気の遊びだよ。
だから、なんつうか。
本気の遊びですよ。娯楽ですよ、娯楽。
いや、まさにそれです。
いやー、羨ましいですね。そんなに熱中できるものがあって羨ましい。
いいっすよね。
筋トレしてますからね、毎日。
やばいっすよ。ほんとに。
ということで、ですね。
はい。
今日はぜひ話し合ってみたいテーマがありまして。
はい。
「違いを許容する生き方」というテーマ。
栃尾さんtwitterに次男くんがサッカーした話を書いてたじゃないですか。
はい。あれ、もう泣いた。泣いた。
初めてサッカーやって、でも今までやったことないから、なかなか輪に入っていけなくて。栃尾さんは泣いたけど子供は平気だったみたいな。
子供も泣いてましたよ。
あ、子供も泣いてたんですか。
泣いてたけど引きずってなかったってことですね。私はずっと夜まで思い出すたびにメソメソしてたんですけど、子供はそうでもなかった。もう切り替えちゃうから。
もうちょっと詳しく聞きたいんですけど。どういう状況だったんですか?
えっと、サッカーの体験があって、「ボールを触ったことのない子も集まれ」みたいな感じで書いてあったんです。じゃあうちの子でも大丈夫だと思って行ったら3、4、5、6年生合同でみんな経験者?っていうぐらいうまく見えるんですよ。
なるほど。
おー。
で、ただ走るとか止まるとか、それだけでも、やっぱうちの子は全然体育もやってないので、すごく劣っていて。踊ってるように見えて。彼はまあ、あんまり言われたくないかもしれないけど、途中でこうメソメソしちゃったんですよ。
おお。
私はそれを見ながらボロボロ泣いてたっていう。
なるほどー。
共感しちゃって泣いちゃった。
なるほどなるほど。
前も言いましたけど、僕の場合はバレーボールでサーブを空振りするレベルだったので。
そうでしたそうでした。
運動会の障害物競走で平均台を落ちずに渡ったことが一度もない。
なるほどー。
おー。
それぐらい運動音痴だったんです。だから、ちっちゃい頃は確かに、落ち込むわけですよ。せめて人並みに出来るようになりたい、みたいなことで。
うん。
だけど、だんだん、あんまり気にしなくなってきて。まあいいかと。人は人だし、自分は自分だなって、なっていくわけです。
なるほど。
うんうん。
今はもう「人と違うことこそが自分の価値だ」ぐらいに思ってる。
はい。
まあ最低限、社会で生きるための人とのコミュニケーションはやりますけど。あとはもう違うことがそもそも人の価値で、みんな同じだったら違いを生み出せないじゃないですか。
うんうん。
ロケットが飛ぶのも、自動車が走るのも、それぞれ得意な人が得意なことをやってるからだと。人間はひとりでは鉛筆1本作れないわけですよ。
はい。
木を切ったり、鉛筆の形にしたり、芯を研究したりする人がいて、成り立ってるわけです。
うん。
うん。沁みますね。
だけど栃尾さんのお話を聞いて、僕も3歳児を育てているじゃないですか。
はい。
うんうん。
基本的に人と違うことは価値だと思ってるんですけど、自分のことはそういう風に言えても、子供のこととなるとやっぱり「大丈夫かな」って思うこともあるわけですよ。うちの子供はすっごく数字に対する執着が強くて。
あー、それ、めちゃくちゃいいですね。長所じゃないですか?
長所かもしれないけど。他人の子供だったら「それっていいことじゃん」って、こう、手放しで言えるわけですが。
はい。
でも、生きていくのに苦労するかもしれないとか、親だと思っちゃうじゃないですか。
うんうん。
「自分自身の人との違いを許容する」って、そんなに難しくないと思うんですよ。僕もできたし。だけど自分の子供とか、あるいは赤の他人でも、その人の個性が気になったり、許せないことってあるじゃないですか。ちょっとめんどくさい人とか。
うーん、はい。
だから他人や自分の子供に関して「違いを許容する生き方」というものをですね、1段階レベルアップするにはどうしたらいいのかと。ここが知りたいわけです。
でも、安田さん、もう答えを持ってるような。
ねえ、ご自分で。
そうですか?持ってないですけどね。
子供のことだからってことですか。
そう。自分のことだったら平気なんですけど。
私も違いがあっていいと思うんですけど。日本の学校教育がですね、人と違ってることがすごくすごくディスアドバンテージになるんですよ。
日本社会はそうですよね。同質化することを求められて。
浮きこぼれって言いますよね。出来すぎる子は。やっぱ居場所がないんですよ。授業は平均的なスピードで進んでしまうし。
うんうん。
友達と話が合わないし何も楽しくない。小中は耐える時期だって言われたことがあります。高校になるといろんな選択肢があるって。
大変だ。
学校教育がもし違う形だったら、もっと生きやすいだろうなと。いくら親がそこはいいよって思ってもね。学校がそうなので。
自分のことだと気楽なんですけどね。はみ出ちゃった自分がけっこう好きだったりするわけで。
はいはい。
でも子供のこととなると大丈夫かなって思う。
そうですよねー。
あとは他人に対して。自分は同質化するのが嫌なくせに、大きい声を出す人とかが苦手で。「でかい声出すなよ」って心の中で思っちゃう。それも個性といえば個性なわけで。
そうですよね。
あと暗黙の了解とか。同質化は嫌だとか言いながら、どこかで日本人的な暗黙の了解を求めたりするところがあって。
分かるわ。
あー、あります。あります。
自分のこの「違いを許容する能力の低さ」にですね、ちょっと嫌気がさしてるわけです。
なるほど。結局自分の物差しになっちゃいますもんね。
そうなんですよ。
うちの子の場合は人が好きなんですよ。
あら、いいじゃないですか。
だから、余計切ないんですよ。友達が欲しいし、人が好きなのに入っていけない。
なるほど。
なんか悲しくなる。
あー、そうか。
金子さんはどうなんですか?許容力めっちゃありそうですけど。
私は、落ちこぼれてる部類の、そっちのタイプなんで。許容されれば嬉しいですけど、逆に劣等感はすごいありまして。そういう部分の許容の低さみたいのはすごいありますね。
僕は許容されたいとは別に思わないんですよ。正直言ってぜんぜん平気です。
それがすごい。
うん。
だけど許容したいとは思うんですよ。
ふんふん。
あー、すごい。
みんなが許容すれば、許容されたいなんて思わなくても許容されちゃうわけじゃないですか。
うーん。
許容されたいって全員が願っていても、それだけでは許容されない。
あ、はい。
うんうん。
やっぱ大事なのは自分以外の人を許容すること。僕は自分のことはめっちゃ許容してるんですけど、周りに対して許容力が発揮できない。その点、金子さんはすごいなと思いますけど。許容大臣に任命したいぐらい。
許容大臣すかねえ、江美さんが不服そう(笑)
わかる??そんなことないよって思ってるけど。
あはは。そうなんですか?
不服そう。
安田さんのイメージでは、私は許容しなそうに見えてんだろうって思いました。
そんなことはないですよ(笑)
いやいや、そんなことないっす。
栃尾さんも子供に対する許容度がすごいなと思います。
あはは。限定的(笑)
なんだかんだ言って信じてるわけでしょ。大したもんだと思います。
ということでおまとめを。
ええ!まとめ?自分に対しては許容しやすいけれど、自分から見て違和感があるものについてはなかなか許容できないですよね。ってことで、許容する社会になるといいなと。
はい。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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*本ぺージは、2023年10月4日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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