「フリーランスが仕事の幅を広げるにはどうすればいいの?」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第607回「フリーランスが仕事の幅を広げるにはどうすればいいの?」
会社員と違ってフリーは誰も指示してくれません。
幅を広げるには自分で指示しなくちゃいけないのです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。寂しさを癒すのは愛だと思いました。ナビゲーターの栃尾江美です。

安田

安田佳生です。寂しさを癒すのは何ですって?

栃尾

愛するってことです。

安田

愛されることじゃなくて。

栃尾

じゃなくて。愛すること。

安田

いや、名言ですね。

栃尾

そこが究極じゃないかと思ってるんです。愛される量が足りないんじゃなくて愛する量が足りない。だから寂しいんだと。

安田

子供の寝顔を見ている時にそう感じます。親は無償の愛をくれるって言うじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

あれは絶対に逆だと思いますね。子供の方が親よりも無償の愛をくれる。求めてくれてる。

栃尾

なるほど。

安田

自分の存在価値とか存在意義みたいなものを一番感じさせてくれる存在ですね。

栃尾

どんなことされてもお母さんのことが好きだったりしますもんね。

安田

母親は特別ですね。子供に好かれるために二人で散歩に行ったりするんですけど。何をやっても母親には勝てないです。

栃尾

悔しいんですか(笑)

安田

悔しい。はい、ということで今日は栃尾さんのお悩みですよね。

栃尾

そうです。長いこと考えている悩みがあるんですけど。

安田

なんですか?

栃尾

フリーランスが仕事の幅を広げるにはどうしたらいいでしょうか?会社員だったら「新しいポストでチャレンジしてみなよ」みたいにやらせてもらえると思うんです。未経験でも。

安田

そうですね。育てるためにチャレンジさせて。

栃尾

でもフリーランスって基本できる仕事に対して値段がついて発注いただけるので。できる仕事ばっかりになっちゃう。「新しい仕事をちょっとやらせてください」と言ってみても「いやいや未経験なんでしょ」みたいな。「それにお金は払えません」となっちゃう。

安田

栃尾さんってめちゃくちゃ社員思考なんですね。

栃尾

私は結構そうですね。頭が固いとこがあるというか。

安田

社員さんは会社に時間を売っているわけです。その時間を出来るだけ高く加工するように会社や上司が考える。新しいことにチャレンジさせるのもそのためで。

栃尾

はい。社員を成長させるための時間も使わせようとする。

安田

つまり他人がその人の時間をコントロールして、成長をコントロールしてるわけですよ。

栃尾

はいはい。

安田

フリーランスになると自分の成長は自分でコントロールするしかない。発注に関しては当然のことながら今あるスキルにしか依頼が来ない。

栃尾

はい。基本的には。

安田

仕事の幅を広げようと思ったら自分でスキルアップするしかない。新しい仕事をマスターするための指示を自分自身に出すしかない。

栃尾

なんとなく仕事の中で新しいこと覚えるとかじゃなく、改めてちゃんと勉強するなり、研修するなり、研修行くなりしないとダメだと。

安田

そうですね。プロ野球選手も試合がない日には自分で練習してるわけで。

栃尾

うんうん。

安田

会社員は練習の時間にも給料が出る人たちなんです。だけどフリーランスは身につけたスキルで稼ぐしかない。練習ではお金がもらえない立場なわけです。

栃尾

例えば私はシナリオ、脚本を書く勉強をしておりまして。やってはいるんですけど。

安田

いいことじゃないですか。

栃尾

だけど発注が来ない。マスターしたなと思ってから営業すればいいんですかね。

安田

そうですね。まずは納品スキルを高めること。それだけでは仕事の依頼は来ないので営業活動も必要です。

栃尾

どうやって営業すればいいんでしょう。

安田

価格をつけて商品化して、商品の良さが伝わる告知を考えて、問い合わせがあったらしっかりセールスする。今まではセールスしなくても仕事がもらえたんですか? 

栃尾

そうですね。でも発信とかはやってます。

安田

発信は基本的にリード作りですね。問い合わせを作る活動。そこに対してのセールスの組み立てが重要でして。

栃尾

商品化ってことですか?

安田

商品化ではなくセールス。返信するメールを工夫したり、迷ってる人の背中をちょっと押したり、成功事例を送ったり。

栃尾

興味がありそうだなと思ったら送ることはありますね。

安田

新しい仕事を取るには3つの要素が必要だと思っていまして。それが商品力と販売ロジックとセールスセンスなんです。

栃尾

なるほど。

安田

まず魅力的な商品に仕立て上げる。次にこういう風に説明されたら欲しくなるよねというロジックを考える。営業トークみたいなもんですね。

栃尾

はい。

安田

ここまでは誰かに頼んで作ってもらうことも可能です。

栃尾

なるほど。外注してもいいと。

安田

はい。ただし、売れる人と売れない人の差が生まれるのはセールスセンス。契約の6、7割はここで決まります。

栃尾

それはお話している中で発揮するものなんですか。

安田

話だけじゃなくメールのやり取りとか、メールを返すタイミングとか。

栃尾

なるほど。

安田

問い合わせが来て3日も放置したらもうアウトですよね。

栃尾

うんうん、なるほど。

安田

いかに早く返すか。だけど早けりゃいいってもんじゃなくて。どんな文章を返すのか。相手のニーズに対して商品をどう説明するのか。コミュニケーション力が必要な作業です。

栃尾

うんうん。

安田

いかに安心感と興味を持ってもらい、買いたいと思ってもらうか、みたいな。

栃尾

メールのちょっとした言い回しで「あんまり信用できないな」みたいなこともありますもんね。

安田

ありますよね。

栃尾

そこら辺のセンスを磨いていかないといけない。

安田

そうです。どんなに興味を持ってくれていても、どんなにいい企画を作っても、時間がかかりすぎると相手の熱が冷めてしまう。

栃尾

はいはい。タイミングですよね。

安田

タイミングが1番大事ですね。タイミングと的確な提案。

栃尾

なるほど。

安田

そこを磨くだけでフリーの人は売上が2倍3倍になる可能性もある。僕に言わせたらなぜそこを勉強しないのか不思議。

栃尾

うんうん、なるほど。

安田

ということで。おまとめを。

栃尾

まとめると。自分のお金と時間でスキルアップをしたのちに商品を作って売ると。その時に大事なのが商品力、販売ロジック、セールスセンスですっていう。

安田

特にセールスセンスは磨いた方がいいです。ということで本日もありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。
みなさんからの質問をお待ちしています。質問がある方は境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。


*本ぺージは、2024年5月15
日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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