【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「欲しいものを買う基準が分からない」2021年1月13日配信

第433回「欲しいものを買う基準が分からない」
という栃尾さん。

悲しいかな歳を取ると、欲しいものがどんどんなくなってくるんですよね。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

えーと、家ではがっつり食べないのですが、外に出るとおいしいものを食べまくるので、太って旅から帰ってくるのが日課です!金子亜佑美です!……日課?(笑)

安田

安田佳生です。

栃尾

「常です」って感じ?

金子

常です。

栃尾

旅行いろいろ行ってるよね。

金子

最近、はい、行き始めました。コロちゃんですが。

安田

へぇ~。旅行ってどのへんから旅行なんですか?

栃尾

なるほど。日帰りとかありますもんね。

金子

あ、たしかに。日帰りじゃないですね。私のは1泊ぐらいからでしょうか。でも、旅行っていうか仕事ですが。

安田

日帰りは旅行ではないと?

金子

でも、遠出したら旅行になるのかなあ。かも。

栃尾

なんか、「踊り子号」とかに乗ったら旅行な感じするよね(笑)

金子

あ~乗りたいですね~。

安田

僕、大阪出身じゃないですか。で、遠くに行きたかったんですよね。大阪の堺というところ出身だけど、これっぽちも好きじゃなかったんですよ。

金子

(笑)

栃尾

へえ。

安田

で、東京には結構あこがれがありましてですね、そういう意味では、もう東京に住んでる時間のほうが長いんですけど、長い長い旅行にいま来てる途中とも言えるわけじゃないですか。

金子

わあ!

栃尾

なるほど。ロマンチック(笑)

金子

うわ、ロマンチック。グッとくる。

栃尾

そういう意味か。

安田

そういうのありますよね。

金子

なるほどね。

栃尾

なるほどねえ。たしかに。

金子

よいですね。

安田

では、今日は栃尾先生からのすごい質問を。

栃尾

はい。東京にお住まいの栃尾さんから質問させていただきます(笑)

安田

はい。

金子

(笑)

栃尾

物の買い方なんですけども、よく事業とかのお金の使い方みたいなことは安田さんお話しされると思うんですけど、それ以外の、もうちょっとプライベートなほうですね。

安田

はいはい。

栃尾

私、結構、最近節約が楽しくなっていて、欲しい物をふと「欲しい」と思っても、ひとまず寝かせてると「何も買わないで済む」みたいなことが多いんですけど、そうすると「あれ?何に使ったらいいんだろ?」みたいな、買う基準がわかんなくなっちゃてるんですよね。

安田

ほお。

栃尾

たとえば5万円の物が欲しいと思って、ぜんぜん我慢できるんだけど、でも、「『欲しい』にまかせて買ったほうがいいんじゃないか」みたいな、どうやって「えいや!」っていう。安田さんは懐中電灯とかですね、モウセンゴケとかですね、そういう好きな物にちゃんと上手に使ってる、でも、そんなに無駄づかいをしてる印象もないので、浪費してるっていう印象はないので、どうやってプライベートのお金を使ってるのかな、どういう基準を設けてるのかな、っていうのを聞いてみたいなと思いました。

安田

うーん。いや、いまおっしゃったことと、プライベートに関してはまったく真逆。投資的発想の買い物は一切しないです。

栃尾

そうですね。それで、好きな物に使うとしても、どういう基準で使うのかなと。

安田

えーと、だから、なんていうんでしょう、土地と買うとか、値上がりしそうなものはまず買わないですね。浪費と割り切って買う感じですかね。

栃尾

あ、浪費しちゃうんですか?

安田

浪費じゃないとお金使わないかなあ、最近。

栃尾

そうすると、際限なく使っちゃいませんか?

安田

予算があるっていうことと、あとは、物が増えていくのが嫌で。

栃尾

そうですよね。

安田

栃尾さんが「物を買わなくなって快適になった」っていう気持ちはよくわかるんですよね。ある年齢までは物が買えることとか物が増えていくことがうれしかったんですけど、非常にそれが不愉快な感じになってきて、物をあんまり買わなくなった自分とか、家から物がなくなっていく環境とかがとっても心地がよくて。だから、何かを買うときには必ずそれ以上のものを捨てるっていうマイルールで。そうすると、買えば買うほど減っていって、最後なくなるんじゃないかなと思ってですね(笑)

金子

すげ(笑)

栃尾

あ、なるほどね。「それ以上」っていうのは大きさのことですか?

安田

大きさとは限らないですね。個数とか、服だったら1着買ったら2着捨てるとか。

栃尾

はいはい。

金子

えーっ。

栃尾

モウセンゴケのかわりに何を捨てたんですか?

金子

ふははは(笑)

安田

結構いろいろ捨てましたよ、持ってた趣味的なものでためてたものとか。何かな…カバンとか。あと、本とかマンガとかぜんぶ捨てましたね。

金子

え゛ーっ!

栃尾

でも、そうすると自分にとって価値の高いものにどんどん入れ替わっていくっていうことですよね。

安田

どうなんでしょうね。より無駄なものになってるんじゃないですか。どちらかというと、結構金銭的に価値のあるものとか、買ったときの値段が高かったものとか、本とかね、もう読まないんだけど、すごいいいことが書いてあった本とかは、「どっかで役に立つかもしれない」とか「さすがに捨てるのはもったいない」みたいなのでたくさん置いてあったんですけど、そういう選び方がなくなって、お金いくら払ったかとか、高いかどうかとか、役に立つかどうかっていうのは一切関係なく捨てるようにしました。

栃尾

でも、自分にとっては価値が高いものが入ってきて、自分にとって価値が高くないものが出ていく感じじゃないんですか?

安田

そうでしょうね。自分の中の価値で、なんでしょう、頭で考える価値じゃなくて……

栃尾

はいはい。ハートで?

金子

ぬ゛ぃ!

栃尾

(笑)

金子

こんまり?

安田

おかたづけの、ときめきの魔法と一緒ですよ。

栃尾

あ、はいはい、ときめき。

安田

はい。まさにあんな感じで、「これがあったほうがうれしい」っていうものを残すって感じですかね。

金子

うわぁ、すごい。やすまり法ですね。

安田

単なるまねですけどね(笑)

栃尾

でも、「それ以上のものを捨てる」っていうのはいいですね。「それでも買いたいか」っていう基準になりますね。

安田

そうですね。

金子

うん。どんどんなくなりますね、たしかに。

栃尾

減ってくしね。

安田

欲しいものって、ほんと年を取るとうまいこと減ってって、人生ってうまいことできてるなあと思いますね。

栃尾

なるほどね。でも、そういう人ばっかりではない気もしますけどね。

金子

はいはい、はいはいはい!

栃尾

はいはいはい、亜佑美選手どうぞ(笑)

金子

いやいや、もう、ぜんぜん欲しい物がいっぱいです。

栃尾

まだ若いからじゃないの?(笑)

金子

いや、若くない(笑)若くないっす。どんどん年取るごとに欲しいものが増えていきます。

栃尾

へぇ~。

安田

欲しい物があるうちは、どんどん買ったりとかどんどん手に入れたほうがいいと思いますね。

栃尾

なるほど。

金子

ああ、やすまり法の?

栃尾

第1段階みたいな?(笑)。その意味とは?

金子

その意味とは?

安田

やっぱり、それが人生なんじゃないんですか。欲しいものをいろいろ手に入れてみて、「結局はそういうもんじゃなかったんだなあ、俺が欲しかったのは」みたいなところに行き着くっていう。「幸せの青い鳥」が実は家にいたっていう話あるじゃないですか。

金子

うんうんうん。

栃尾

はい。

安田

あれをスタート時点から達観した子どもがね、芦田愛菜ちゃんみたいに、「もう家から出る必要なんかございません。ここにいるんです」なんて言ったら、人生始まらないわけで。

栃尾

なるほど。

金子

あ~、間違いない。

安田

だから、人生はそういうものを探す旅であって、結局、無駄に何十年もかけてあっち行ったりこっち行ったりしながら、結局すぐ近くにあって……だって、スティーブ・ジョブズだって言ってたじゃないですか、死んだときに。「結局、自分は社会的な成功もお金も、あらゆるものを手に入れたけど、幸せな時間ってそうじゃなかった。もっと家族と一緒に過ごせばよかった」みたいなですね。

金子

ああ、言ってましたね。

安田

あのスティーブ・ジョブズでさえもそうだったわけですから。

金子

なるほどぉ。道半ばだ、まだ。

安田

でも、だからといって最初から「それがすべてなんだよ」っていって、やりたいこととか「そんなのはどうでもいいんだ」とかいって、ずっと家族といる時間を過ごしてたら最高に幸せかっていうと、そういうものでもない気がします。

金子

うんうん。

栃尾

たしかに。

金子

体験しないと、そこまでに行き着かないですもんね、やっぱりね。

安田

「無駄」を体験して、本当に無駄じゃないものは何かっていうのにちょっとでも近づいていくっていう、そのプロセス自体が人生の価値だと思いますけどね。

金子

なるほど~。めっちゃしてる。

栃尾

(笑)

金子

めっちゃしてるから大丈夫だ、私。

栃尾

たしかにね。

安田

大丈夫ですよ、はい。

金子

あー間違いない。

安田

「これが正解だ」って生きることが人生の正解ではないってことですよね。

金子

うん。

栃尾

しかも、誰かが決めた正解みたいな感じですもんね。

安田

そうですね。

金子

たしかにね。

栃尾

うんうん。たしかにね。

安田

はい。無駄なことをやることが正解なんですよ、きっと。

金子

あ、なるほどー。正解か。

栃尾

私もいっぱい失敗してきたしな、洋服とか。

金子

(笑)

安田

(笑)

栃尾

いま、こう、ね、シンプルな感じになるまでは。

金子

へぇ~。いまも継続中ですか?ホワイト&ブラックは。

栃尾

ブラック&ホワイト。

金子

あ、逆やん(笑)

栃尾

継続中ですよ。白と黒しか着ないですね。

安田

へぇ~。あ、それは最近なんですか?

栃尾

3年ぐらいですね。

安田

ふーん。

栃尾

だから、収録の最初の頃は、この番組の、もうちょっと色を着てたと思います。

金子

赤とかね。

栃尾

着てた?

金子

うん、着てた気がします。

安田

なるほどねえ。派手な頃にお会いしてみたかったですね、一度。

栃尾

いつもそういうこと言うんですよね、安田さんは(笑)

安田

(笑)

栃尾

「もっとツンツンしてる頃に出会いたかった」とか(笑)

金子

(笑)

安田

じゃあ、おまとめを。

栃尾

どうしよう。えーとですね、何を聞いたんでしたっけ。あ、安田さんの基準は「物が増えるのが嫌だから、新しい物を買ったらそれ以上の物を捨てる」ということが私が聞きたいことでした。で、亜佑美ちゃんの質問みたいなことについては、「欲しいものがいまあるうちはどんどん買って、青い鳥の物語のようにいろいろ旅してください」っていうことでしたね。

金子

あ~(パチパチパチ)

安田

すばらしい。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2021年1月13日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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