「ささやかな発見。それが心の豊かさを決める」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第613回「ささやかな発見。それが心の豊かさを決める」
という画家さんのツイートに激しく同意するゲリラ〜ず。
豊さって何なのでしょうね。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

人に対しての言葉はなるべく優しくしてほしいです。金子あゆみです。

安田

安田佳生です。

栃尾

切実さが。

金子

優しく。なるべく優しくしてほしいです。

安田

優しくない人が周りに多いってことですね。

金子

周りに多かったって感じですかね。どっちかっつうと。

安田

僕も気をつけないとすぐにドライなことを言っちゃうんですよ。

栃尾

私もこの間きついことを家族に言って反省したばかりです。

金子

反省してる(笑)

安田

僕も栃尾さんには何度もぐさぐさ刺されました。

栃尾

いや、すみません。何回もそれ言われてますけど、自覚がなくて。

安田

それが良いところでもあるんですが。

金子

私、刺されたことないですけど。

栃尾

女の子だからかな。やっぱり。

金子

男女の差ってあるんですね。

安田

男には厳しいですよ。栃尾さんは。

栃尾

男の人には割と気にせずバサバサ言っちゃいます。

安田

ということで、今日は優しい言葉の話ではなく。

栃尾

ではなく。

安田

豊かさとはなんぞや?というお題です。物質的なものではなく心が満たされた状態と言いますか。

栃尾

幸せと近いことですか?

安田

幸せと近いのかな。この前X(旧Twitter)で、ある画家さんがツイートしてたんです。「身の回りにあるささやかなことを発見できる力が心の豊かさを決める」みたいな。深いな〜と思って。僕もこの歳だから理解できますけど。

栃尾

安田さんもそこに到達したわけですね。

安田

最近ようやく。子供の詰まってた鼻が治っただけで嬉しかったりするわけですよ。桜の花が散ることを喜べたり。そういう年齢になりました。

栃尾

なるほど。

金子

うんうん。

安田

鉢植えの小さな桜を育ててるんですけど。花が散った後に伸びてくる枝を眺めているだけで楽しい。枝をずっと眺めてられるんですよ。この枝に来年は素敵な花が咲くかも、なんて想像しながら。

金子

素敵っすね。

栃尾

植物はいいですよね。

安田

どう思いますか。ささやかな発見について。身の回りの、何も変化がないような日常の中の小さな発見とか、驚きとか、美しさを感じたりすること。

栃尾

それが豊かな状態だと。

金子

その状態になることが1つだけあって。自分のデスクの上に何もない状態の時ってすごい幸せなんですよ。

栃尾

いいな。

金子

デスクの上が散らかってたり、何かしら物が置いてある状況って、自分の生活が反映してるような気がして。ちょっとモヤモヤするみたいなことはあります。それが豊かさかどうか、ちょっと外れてる気もしますけど。

栃尾

気持ちいいってことでしょ?

金子

なんていうんですか、部屋の空気も匂いが変わってくるような気がする。

栃尾

その気持ちよさを発見してるっていうか、気づいてるってことなんだと思う。さっきの安田さんの話でいくと。

金子

うんうん。江美さんもそういうのありますか。

栃尾

私は日常のルーティーンが心地よかったりとか。あと、安田さんのように植物をちょっとだけ育てているので、確かに葉が出てきただけで嬉しい。

安田

楽しいですよね。

栃尾

その積み重ねがありさえすれば、豊かな気持ちで生きていけるかもって最近思います。だから、ささやかなことを発見できる力、そんなに刺激的じゃなくてもいいので、それがあれば老後も穏やかに暮らせるかもしれない。

安田

ささやかというのがポイントですよ。僕は一時期モウセンゴケを育てていたんですが。

栃尾

はいはい。やめちゃったんですか。

安田

楽しくて増やしすぎたのと、子供が生まれたのとで、大変になってしまって。

栃尾

なるほど。

安田

「ささやかが大事だ」って気がつきました。

栃尾

ほどほどがいいですよね。

安田

革靴を山ほど持っていたんですがスーツも着ないし邪魔でしかなくて。業社さんに全部持って行ってもらったんです。

金子

あら、すごい。

安田

そしたら1足だけ引き取ってもらえない靴があって。ボロすぎたんですね。それが昔よく履いていた靴で。急に愛着が湧いてきて修理と磨きに出しました。1足になると愛しく思えてきて。

栃尾

それ分かります。

金子

私は靴磨き好きですよ。

安田

金子さん、靴磨き好きなんですか?

金子

ぜひ革靴を磨かせてください。鏡面磨きします。

安田

もう1足しかなくなったんで。

金子

そっか(笑)

安田

植木も今は2つしかなくて。桜の木とゴムの木。可愛がってます。

金子

桜って植木でも育つんですね。初めて知った。

栃尾

桜の時期になると植木屋さんで売ってるよ。ウチはこの前クチナシが咲きました。めちゃくちゃいい香り。

金子

また素敵な。

栃尾

去年買ったやつに毎日毎日、花が咲かない時期も水をあげて、ようやく咲きました。めちゃくちゃ嬉しかった。

金子

それはすごくいいですね。

安田

食事も昔は美味しいものを毎日食べないと損だと思っていたんです。人生は短いし。

栃尾

なるほど。

金子

それはそれでいいですけど。

安田

今はあまり外食しなくなって。たまに美味しいお寿司屋さんとかに行くと、前よりずっと感動が大きいんですよ。

栃尾

普段、質素なものを食べているからということですか。

安田

敏感になってるんでしょうね。感動するっていうか。どんなに素敵でも毎日見てると感動しなくなる。やっぱりささやかさが大事な気がします。

金子

少ないものを大事にする。

栃尾

私は毎朝、同じものを食べてますけど。毎朝ごはん楽しみです。だから別に外食もいらないかも。

安田

いいですね。

金子

金のかからない女ですね。

栃尾

ほんとそうだよ。自炊がいいよ。

安田

わかります。健康にもいいし。

金子

うん。そうですよね。

安田

お金がかからない、お財布にも体にも優しいものが、精神にも良かったりする。

栃尾

そうですね。旬のものが安くて美味しいってことですよね。

安田

目玉焼きが上手く焼けただけで、なんか幸せな気分になるわけですよ。

金子

なるほど。素晴らしい。

安田

ということで、おまとめを。

栃尾

なんでしょう。ささやかな私たちのささやかさを紹介する会でした。

安田

はい。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。

栃尾

みなさんからの質問をお待ちしています。質問がある方は境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。


*本ぺージは、2024年6月26
日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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