
はい。今回も質問いただいております。読みたいと思います。ペンネームバッチさん40代の方からです。社労士さんです。
いつも楽しく拝聴をしております。第607回フリーランスが仕事の幅を広げるにはどうすればいいの?を拝聴をしました。とても面白かったです。セールスセンスを磨くことが重要とのことでしたが、どうすればセールスセンスの向上を図れるのかヒントをいただきたいです。私もフリーランス(士業)ですが、セールスに関してフィードバックを受ける機会がなく、もしくはフィードバックに気づけず、自分自身の問題点が分かっていないと思います。既存顧客とは問題ないと思うのですが、新規営業は値付けで折り合わず失注することが多いです。以上です。よろしくお願いします。追伸も読みますか?

そうです。売り上げアップのためには、商品力・販売ロジック・セールスセンスが必要で、いくら安田さんがサポートやセッティングをしてあげても、セールスセンスがないばっかりに全然うまくいかない、みたいな話があって。セールスセンスは5割を超えて重要なんじゃないかと。おっしゃっていたと思います。

顧客体験の方が圧倒的に多いわけですよ。その時にちょっと考えてみてほしいんです。「もしここでこの一言を言ってくれたら買うのにな」「もしここでこういうことしてくれたら、またこのお店に来るのにな」「ちょっとぐらい高くてもお金を払うのにな」というようなこと。

客としていろんなセールスを日々見ているわけですから。なぜ自分はこのお店で買うのが「なんか嫌だな」と思ったのか。なぜ自分はこのお店に行き続けるのか。なんて言われた時に購買意欲が上がったのか。それを考えることがすごく大事。

そういうケースもありますよね。たとえばIKEA。「親切なサービスはしません。自分でやってください。だから安いんです」という売り方。IKEAはそういう商売なので。でも普通は接客と商品力はセットです。「商品が良ければ接客は一切気にしない」という人は少ないです。

やられて嫌なこととか、やってもらって嬉しいこととか、人間はだいたい共通しているわけです。この人気が利くなとか、この人すごく仕事ができそうだなとか、こいつ仕事できねえなとか、思う時があるはずなんです。

「メールはすぐに返信する」というのも、マニュアル的にただ早く返すんじゃなく、自分が何かを問い合わせた時に、どんなタイミングで、どんな内容のメールが来たら、好感を持つのかを考える。すぐに返事が来て、しかもすっごく丁寧に教えてくれたら好感持つじゃないですか。

じゃあ、すぐに返せない事情がある場合はどうするか。1週間後にものすごく丁寧なメールを送るのか。それか「今すぐお返事ができないので少々お時間ください」と、とりあえず返信するのか。自分ならどちらが好感を持つか考えるんです。

みなさんからの質問をお待ちしています。質問がある方は境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。
*本ぺージは、2024年7月17日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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