「フリーランスが身につけるべきセールスセンスの磨き方」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第616回「フリーランスが身につけるべきセールスセンスの磨き方」
フリーで生きていくにはセールスセンスが不可欠。
ではどうやってそのセンスを身につければいいのか。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

最近、寝る時間が朝6時です。金子あゆみです。

安田

安田佳生です。

栃尾

やばいじゃん。

金子

やばいっす。

栃尾

なんで?

安田

夜働いてるってこと?

栃尾

ゲームでしょ。

金子

ゲームしてる。

栃尾

そろそろ健康に気を付ける歳ですよ。

金子

すいません。

栃尾

っていうかもう超えてますよ。

安田

いいじゃないですか。好きに生きれば。

栃尾

安田さんがそういうお父さんなら、私がビシバシお母さんになります。

金子

あざす。いや、助かる。

栃尾

ちゃんと食べてください。野菜を食べてください。

金子

野菜食べます。すいません。

栃尾

はい。今回も質問いただいております。読みたいと思います。ペンネームバッチさん40代の方からです。社労士さんです。

いつも楽しく拝聴をしております。第607回フリーランスが仕事の幅を広げるにはどうすればいいの?を拝聴をしました。とても面白かったです。セールスセンスを磨くことが重要とのことでしたが、どうすればセールスセンスの向上を図れるのかヒントをいただきたいです。私もフリーランス(士業)ですが、セールスに関してフィードバックを受ける機会がなく、もしくはフィードバックに気づけず、自分自身の問題点が分かっていないと思います。既存顧客とは問題ないと思うのですが、新規営業は値付けで折り合わず失注することが多いです。以上です。よろしくお願いします。追伸も読みますか?

安田

追伸も読みましょう。

栃尾

追伸。金子さんがいないと、途端に話が生臭くなりますね。早く戻ってほしいです。とのことです。

安田

生臭く?なるほど。金子さんはそういう役割だったんですね。

栃尾

レモンみたいな。

金子

あら。

栃尾

私もこれ聞きたかったんですよ。セールスセンスの磨き方。

安田

前にお話ししたのは「売り上げアップの3つのポイント」でしたよね。

栃尾

そうです。売り上げアップのためには、商品力・販売ロジック・セールスセンスが必要で、いくら安田さんがサポートやセッティングをしてあげても、セールスセンスがないばっかりに全然うまくいかない、みたいな話があって。セールスセンスは5割を超えて重要なんじゃないかと。おっしゃっていたと思います。

安田

間違いないですね。7割、8割はそこかも。

栃尾

7割、8割。

安田

この方は「価格で折りが合いつかない」とおっしゃっているので、商品力や販売ロジックも弱い気がしますけど。基本的に商品力・販売ロジックがある前提でお話しますね。あるかないかで全然違うので。

金子

はい。

安田

ちなみにセールスセンスって聞くと、どういうことをイメージしますか? 

栃尾

前に聞いた話では、メールを早く返すとか、返した文面もしっかりしているとか、変なこと書いてないとか、相手に合わせてるとか、そういったことだったと思っております。

安田

なるほど。まず商売には「売る側」と「買う側」がいますよね。

栃尾

はい。

安田

大体の人にとって「売る側」より「買う側」になる機会の方が圧倒的に多いですよね。

栃尾

確かに。

安田

顧客体験の方が圧倒的に多いわけですよ。その時にちょっと考えてみてほしいんです。「もしここでこの一言を言ってくれたら買うのにな」「もしここでこういうことしてくれたら、またこのお店に来るのにな」「ちょっとぐらい高くてもお金を払うのにな」というようなこと。

金子

うん。

安田

売り手ではなく「顧客目線」で考えるってことが大事なんです。誰しも顧客なわけで。それなのに売る時になると、売る側としての思考で考えちゃう。

栃尾

うん、なるほど。

安田

コンビニの店員さんでもいるじゃないですか。すっごく親切な人とか。

栃尾

気が利くなって人はいますね。確かに。はい。

安田

客としていろんなセールスを日々見ているわけですから。なぜ自分はこのお店で買うのが「なんか嫌だな」と思ったのか。なぜ自分はこのお店に行き続けるのか。なんて言われた時に購買意欲が上がったのか。それを考えることがすごく大事。

栃尾

なるほど。

安田

基本的に人間みんな一緒なので。自分と同じことを自分のお客さんも考えているわけですよ。「一切そういうことを気にしない」っていう人だったら話は別ですけど。

栃尾

そういう人は買う側の気持ちがわかんないってことですか?

安田

お店の人にどんな対応をされても「一切気にならない」って人は居ないと思います。もしそうならちょっと難しいですね。感覚が欠落しているので。

栃尾

「商品が良ければ買います」みたいな人はどうですか?

安田

そういうケースもありますよね。たとえばIKEA。「親切なサービスはしません。自分でやってください。だから安いんです」という売り方。IKEAはそういう商売なので。でも普通は接客と商品力はセットです。「商品が良ければ接客は一切気にしない」という人は少ないです。

栃尾

なるほど。

安田

やられて嫌なこととか、やってもらって嬉しいこととか、人間はだいたい共通しているわけです。この人気が利くなとか、この人すごく仕事ができそうだなとか、こいつ仕事できねえなとか、思う時があるはずなんです。

金子

うんうん。

安田

その気持ちが、どのシーンの、どのセリフ、どういう態度で、生み出されたのか。ここをきちんと観察して把握するってことです。

栃尾

うーん、なるほど。自分を観察するってことですね。

安田

そうです。基本的に自分がやってほしいことをやる。これをやられたら嫌だなと思うことはやらない。それだけのことです。

金子

うんうん。

安田

「メールはすぐに返信する」というのも、マニュアル的にただ早く返すんじゃなく、自分が何かを問い合わせた時に、どんなタイミングで、どんな内容のメールが来たら、好感を持つのかを考える。すぐに返事が来て、しかもすっごく丁寧に教えてくれたら好感持つじゃないですか。

栃尾

そうですよね。

安田

それがベストですよね。

栃尾

はい。

安田

じゃあ、すぐに返せない事情がある場合はどうするか。1週間後にものすごく丁寧なメールを送るのか。それか「今すぐお返事ができないので少々お時間ください」と、とりあえず返信するのか。自分ならどちらが好感を持つか考えるんです。

栃尾

うんうん。

安田

僕だったら1週間後に丁寧な返事が来ても気持ちは冷めてます。「きっちりお答えするために申し訳ありませんが1週間ください」というメールをすぐに返すべき。

栃尾

なるほど。

安田

1週間も音沙汰がなかったら僕はもうその人とは仕事しないです。

栃尾

はいはい。そうなっちゃいますよね。

安田

Xでセールスする人も増えてきましたよね。あれもいろんなアプローチがあって。全く興味がわかない時と「ちょっと興味あるな」と思わせるアプローチと、何が違うのか考えるんです。

栃尾

なるほど。そういうDMからも学べるわけですね。

安田

何からでも学べます。周りは人間だらけですから。僕らは人間相手に商売をしているわけなので。

栃尾

でも欲しくなる時って冷静さを失っているので。分析するのは難しいかもしれない。今からでも意識すればできるようになりますか。

安田

なると思います。少なくとも今よりはセールス上手になります。

栃尾

分かりました。

安田

まずは接客を受けた時、営業を受けた時、メールを受け取った時、SNSでセールスを受けた時、自分はどう感じるかってことを考えてみる。

金子

うんうん。

安田

人生の9割は客の側なので。どうしてほしいか知ってるはずなんです。売る側のノウハウがないのではなく買う側として考えていないだけ。

栃尾

今まで考えてなかった人は考えるように意識すればいいと。

安田

そう。買う側だったらどう感じるのか?ってことを意識する。

栃尾

なるほど、わかりやすい。

安田

じゃあおまとめを。

栃尾

はい。全ての人はお客さんである体験が多いはずなので、その気持ちになって考えてみましょう。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。

栃尾

みなさんからの質問をお待ちしています。質問がある方は境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。


*本ぺージは、2024年7月17
日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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