お客さんは本当に「来ない」のか?
価格勝負で負けた1店舗目。
その後、どうなったのかと言うと、開業して1年以上が経ってから黒字化し、その半年後には地域の繁盛店にまで成長しました。
ただ、実は価格は開業当初に比べて値上げしていたのです。
価格が安かった時は来てもらえなかったお客さんたちが、価格を上げても来てくれる。
つまり、お客さんが来ない理由は価格以外に原因がある可能性が高いという訳です。
「なぜお客さんが来ないのか?」
当時の私がこの原因を探しても正解にたどり着けなかった理由。
それは「そもそも現状の把握が間違っていた」から。
お客さんが「来ない」のではなく、実は「来ていた」のです。
例えお客さんが少なかったとしても、来ないと捉えるのではなく、来てくれていると捉える。
今、目の前に来てくれているお客さんは、なぜ来てくれているのか?
自分のお店のどこに必要性を感じて使ってくれているのか?
なぜ、この商品を買ってくれたのか?
それを考え、自分のお店に来たいと思ってもらえる原因を作り出す。
お店の強みを再確認し、それをお客さんに伝わるようにアウトプットする。
自分のお店の強みが何なのか?
これは、お店それぞれによって違うと思います。
ただ大切なのは、お客さんが来ないというマイナス視点の結果から原因を探そうと思っても、正解は見つからないという事。
プラスの原因は、現状の結果をプラスに捉える人にしか見つけられないのです。
著者/辻本 誠(つじもと まこと)
<経歴>
1975年生まれ、東京在住。2002年、26歳で営業マンを辞め、飲食未経験ながらバーを開業。以来、現在に至るまで合計28店舗の出店、経営を行う。現在は、これまで自身が経営してきた経験をもとに、これから飲食店を開業したい方へ向けた開業支援、開業後の集客支援を行っている。自身が経験してきた数多くの失敗についての原因と結果を振り返り、その経験と思考を使って店舗の集客方法を考えることが得意。
1件のコメントがあります
Thanks for finally writing about > 原因はいつも後付け 第1回「お客さんが来ない原因はどこに?」 | 新時代の経営マガジン
anote konote < Liked it!
My blog; mens toupee