7年前に採用ビジネスやめた安田佳生と、今年に入って採用ビジネスをやめた石塚毅による対談。なぜ二人は採用ビジネスにサヨナラしたのか。今後、採用ビジネスはどのように変化していくのか。採用を離れた人間だけが語れる、採用ビジネスの未来。
前回のおさらい ①安定を求めるなら社員を辞めたほうがいい? ②一社員として考える、顧客の買い値と信頼度 第13回「本当の定年は40歳」

これからは「会社がなくなる」という現実もあり得ますし、たとえ会社がなくならなくても「事業の寿命が尽きる」ということもあり得ます。そうなったらその事業に従事する社員を全員雇用し続けるなんて不可能です。

例えば10年前までは、試算表を作れるというのは凄いスキルでした。会計事務所の面接の時に「安田君は試算表を1日にどれぐらい作れるかな?」「私は結構得意で5社ぐらい作れます」「すごいな~君。それはスキルあるなあ」みたいな。そういう会話があったわけですよ。ところが今は会計ソフトがどんどん進化して、必要な数字を入力してエンターキー押すと素人でも試算表ができあがるという。

その会社は副業禁止らしくて「その代わりウチは終身雇用だ」って言うわけです。だから「何歳までですか?」って聞いたら「60まで」って言うから「それは終身雇用とは言わない。今の時代、終身雇用と言うのなら100歳まで約束しないとダメだ」と。

だから、そんなのは漏らさない手を打てばいいだけ。「仕事への集中力が下がる」とか「副業で疲れちゃう」とかだったら、じゃあ「ゴルフは疲れないのか」「週末に山登りしたら疲れないのか」と反論したくなる。

そうなりますよね。なので企業としては50代60代をリリースして20代30代はキープしたいんでしょうけど、そこは責任上何とかしてもらわないと。生涯面倒見るか、それとも20~30代にガンガン副業のチャンスを与えるか。
次回第15回へ続く・・・
石塚毅
(いしづか たけし)
1970年生まれ、新潟県出身。前職のリクルート時代は2008年度の年間MVP受賞をはじめ表彰多数。キャリア21年。
のべ6,000社2万件以上の求人担当実績を持つ求人のプロフェッショナル。
安田佳生
(やすだ よしお)
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
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