地元国立大学を卒業後、父から引き継いだのは演歌が流れ日本人形が飾られたケーキ屋。そんなお店をいったいどのようにしてメディア取材の殺到する人気店へと変貌させたのかーー。株式会社モンテドールの代表取締役兼オーナーパティシエ・スギタマサユキさんの半生とお菓子作りにかける情熱を、安田佳生が深掘りします。
第23回 複数業態を展開する企業の、効率的な集客方法とは?

株式会社モンテドールでは現在ケーキ屋さんとパン屋さんの2店舗経営をされており、かつてはカフェも経営されていました。それぞれ業態が異なるお店を展開されていたわけですが、業態に合わせて集客方法も変えていたんでしょうか?

そうなんです。パン屋のオープンから1年後にはカフェもオープンさせていたので、各店舗でそれぞれのお店の紹介をしていったわけです。「3店舗利用していただければ、1人あたりの購買単価がアップして、売上と利益が最大化できる」…これが僕の目論見でした。

そうなんですよ。僕らとしては「業態の違うお店が3つもあれば、買い回っていただけるお客様が増えるはず」という仮説…いや、期待を持っていたんですけど(笑)。皆さん、好みによってお店を使い分けられているということを痛感しました。

『ハーベストタイム』も『スギタベーカリー』も、とても素敵なInstagramですよね。

ありがとうございます。写真の撮り方にも工夫を凝らしているんですよ。例えばケーキだったら「こういう角度からこういうカメラモードで撮るといい」みたいに。スタッフが専門家から指導を受けているんです。
対談している二人
スギタ マサユキ
株式会社モンテドール 代表取締役
1979年生まれ、広島県広島市出身。幼少期より「家業である洋菓子店を継ぐ!」と豪語していたが、一転して大学に進学することを決意。その後再び継ぐことを決め修行から戻って来るも、先代のケーキ屋を壊して新しくケーキ屋をつくってしまう。株式会社モンテドール代表取締役。現在は広島県広島市にて、洋菓子店「Harvest time 」、パン屋「sugita bakery」の二店舗を展開。オーナーパティシエとして、日々の製造や商品開発に奮闘中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。