地元国立大学を卒業後、父から引き継いだのは演歌が流れ日本人形が飾られたケーキ屋。そんなお店をいったいどのようにしてメディア取材の殺到する人気店へと変貌させたのかーー。株式会社モンテドールの代表取締役兼オーナーパティシエ・スギタマサユキさんの半生とお菓子作りにかける情熱を、安田佳生が深掘りします。
第9回 パティシエ、スタバでアルバイトを希望?

広島で『ハーベストタイム』と『スギタベーカリー』の2店舗を経営するスギタさんですが、聞くところによると、過去にスターバックスの面接を受けたことがあるとか。

その頃『スターバックス成功物語』という本を読んでいたこともあって、スタバという会社にすごく興味があったんですよ。だから面接にいらした方に「スタバってどんなところなんですか?」と聞いてみたんです。

ふーむ。でも、ダニエルでの修行後は広島に戻ってお父さんのお店を継いでしまったので、その機会がなかったと。

笑。とはいえ、「真剣に働きたいんだ」という気持ちは伝えたので、きちんと面接はしていただけましたけどね。…あ、でも1店舗だけ書類選考で落ちたお店がありました。高速に乗らないと通えないお店だったので、まあ仕方ないんですけど(笑)。

でも実は、それは直営店の話で、FC店はちょっと違っていたりもして。ちなみに日本では唯一『カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社』だけがスタバのFC運営ができるんですよ。

へぇ〜。カルチュア・コンビニエンス・クラブというと「蔦屋書店」も運営している会社ですよね。そう言われてみると、蔦屋書店とスタバが併設していること、よくありますね。
対談している二人
スギタ マサユキ
株式会社モンテドール 代表取締役
1979年生まれ、広島県広島市出身。幼少期より「家業である洋菓子店を継ぐ!」と豪語していたが、一転して大学に進学することを決意。その後再び継ぐことを決め修行から戻って来るも、先代のケーキ屋を壊して新しくケーキ屋をつくってしまう。株式会社モンテドール代表取締役。現在は広島県広島市にて、洋菓子店「Harvest time 」、パン屋「sugita bakery」の二店舗を展開。オーナーパティシエとして、日々の製造や商品開発に奮闘中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。