この対談について
株式会社ワイキューブの創業・倒産・自己破産を経て「私、社長ではなくなりました」を著した安田佳生と、岐阜県美濃加茂エリアで老舗の葬祭会社を経営し、60歳で経営から退くことを決めている鈴木哲馬。「イケイケどんどん」から卒業した二人が語る、これからの心地よい生き方。
第143回 孤独死は、悪なのか?
第143回 孤独死は、悪なのか?

鈴木さんは孤独死に対してどういうイメージをお持ちです?

まあ、本質的な意味では皆「死ぬ時は一人」なんで、他の死に方と別に変わらないわけですけど。死後しばらく気づかれずに放置されていた、みたいなニュースがあるから、「孤独死=悲惨」という印象になっちゃうんでしょうね。

「夜は元気に寝たのに、朝起きてこないなと見てみたら、もう死んでいた」っていうのが理想なんですよね。ちなみにこういう場合も孤独死になるんですかね? 普段から夫婦別室で寝ているんだけど、朝起きたら片方が亡くなっていたっていう状況は。

そんなこともないんでしょうけどね。どこから孤独死か、という明確な線引きはないわけで。ともあれ夏場に老人が熱中症で亡くなっていた、みたいなニュースは増えているじゃないですか。暑いのにエアコンをつけずに我慢していて、とか。

あぁ、電気代を気にしてエアコンを付けるのを躊躇しちゃうっていう…。でもこんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、それで亡くなるのって老衰の一種なんじゃないのかなと思っちゃうんですよ。

確かに確かに。死の瞬間が一人だということが問題なのではなくて、それをすぐに発見し、しかるべきところに連絡し、荼毘に付すところまでを面倒見る。そういう存在だったり制度を作ることが、「孤独死」への対策に繋がるんでしょうね。
対談している二人
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















