第41回 経営者に求められる「本音のSNS」

この対談について

住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。

第41回 経営者に求められる「本音のSNS」

安田
最近SNSで発信する社長さんが増えてきましたよね。集客はもちろん、採用にも効果が出ているようで、私の周りでもSNSだけで採用が完結している会社も出てきています。

渡邉
もうSNSだけで採用できちゃう時代なんですね。確かに社長自身が本名のアカウントで発信されてるのをよく見かけるようになりました。
安田

そうですよね。とはいえ業界によってSNSの利用状況にバラつきがあると思うんですけど、建築業界はどうですか?


渡邉

建築業界でもSNSで発信する会社は増えてます。その中でも新築やリノベーションは20代〜30代をターゲットとしているので、特に力を入れている印象ですね。InstagramやYouTubeなど、写真や映像で物件を見せる感じで。

安田
なるほど。ということは採用目的というより、お客さんに対して発信しているわけですか。

渡邉
そうですね。今は集客メインで発信しているところが多いと思います。採用に関しては、元々集客を目的にSNSをやっていた会社が採用にも使い始めた、という段階ですね。
安田
じゃあこれから増えていくかもしれませんね。業界的にも慢性的な人不足でしょうから。ちなみにその場合もInstagramやYouTubeが多いんですか?

渡邉
あとはTicTokも増えてますね。社員が何かの企画をやったり、社長自身が想いを語ったり。
安田
へぇ。やっぱり映像が中心なんですね。私の周りではXをうまく使ってる社長さんが多いんですけど、使うSNSも業界によって変わるんでしょうかね。

渡邉
そうかもしれません。建築業界ってどうしても視覚でアピールしたい部分が大きいので、写真映えするInstagramや動画で見せられるYouTubeやTicTokが使いやすいんです。
安田
ああ、なるほど。確かにお客さんに向けての発信だったら、いかに物件を良く見せるかが大事ですもんね。

渡邉
そうなんです。でも採用という点で考えると、Xを使わないのはもったいない気がしますね。求職者にとっては、「物件情報」よりも「会社の情報」の方が知りたいわけで。
安田
そうですよね。ちなみにランリグさんに「Xの運用サポート」をお願いできたりしないんですか?
渡邉

できますよ。実際に『その道のプロ』事業の中でも、BtoBの会社の支援という形でやらせていただいてます。例えば毎月1回社長に取材して、コンテンツ作成から投稿代行まで行ったり。

安田

それはニーズがありそうですね。私の周りでも、社長が普通に日常のことをXにポストしているだけで、採用に結びついたなんていう話も聞きますから。ちなみに渡邉さんご自身は、どのSNSを使ってるんですか?


渡邉
僕自身はFacebookとYouTubeですね。YouTubeは以前お話した「よせなべ」というチャンネルが、もう準備万端というところです。
安田

ああ、以前仰っていた「寄せ鍋をつつきながら話す」チャンネルですか。


渡邉
そうです。最近話題になっていることなどをテーマに、建築業界の社長さんとお酒を飲みながらぶっちゃけトークをするという。
安田

へぇ。飲みの席で建築業界の社長に現場の本音を語ってもらうわけですね。面白そうだなぁ。


渡邉
面白いと思います(笑)。他にも経営の裏側についてもけっこう根掘り葉掘り聞いてるので。1回目の収録から4時間ぶっ通しで飲みましたし。
安田

それはかなり濃い話になってそうですね(笑)。4時間話した内容が何分くらいの動画になるんですか?

渡邉
1本10分の動画で6本分なので、60分ですね。それだけできれば頑張って飲んだ甲斐があったなと(笑)。最初は限定公開にすることも考えていたんですが、予想以上にいい話がたくさん聞けたので、普通に公開することにしたんです。
安田

それは限定公開じゃもったいないですよ。よっぽど放送できない話だったらピー音を入れておいて、そこだけ会員限定にすればいいわけですし。週刊誌の袋とじのように、中身が気になる人が会員になってくれればいい(笑)。

渡邉
確かに(笑)。今は皆、作り込まれたものは見飽きていて、本音や素の部分を見たがってますからね。
安田

それは間違いないですね。経営者からの発信も、できるだけライブ感のあるものにする必要があるんでしょうね。

 


対談している二人

渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役

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1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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