一つの家庭には幾つかの「かかりつけ医院」がある。小児科ならここ、耳鼻科ならここ、皮膚科ならここ、歯科ならここ、という具合に。選ぶ基準はそれぞれだろう。家から近い、説明が丁寧、すぐに薬を出してくれる、待ち時間が少ない、などなど。分野によって選ぶポイントは違うかもしれない。
小児科なら緊急時にも対応してくれて、子供扱いの丁寧な医院がいい。皮膚科なら待ち時間が少なく、一度にたくさん薬を出してくれる医院がいい。歯科なら治療が上手で、セラミックやインプラントの価格が高過ぎない医院がいい。という具合に。もちろんすべての医院に共通して求めるポイントもある。
分野に関わらずここはお願いしたいというポイント。それは医師とのコミュニケーションである。腕はいいけどめちゃくちゃ忙しそう。質問するのも気を使う。一応説明はしてくれるけど何度も聞き返すのが申し訳ない。これが患者側の素直な気持ちではないだろうか。だが医者には医者の事情があるのだ。
丁寧で腕がいい医院は評判がいい。ネット時代には離れた場所からも人が集まって来る。だからとにかく忙しい。医師は出来るだけ多くの患者を診てあげたいし、不安を払拭してあげたいとも思う。だが患者一人に使える時間は限られている。結果的に患者が十分納得するような説明は不可能なのである。
ではどうすればいいのか。ここで登場するのがAIである。試しにGemini3で診療相談をやってみてほしい。その的確さと丁寧さに驚愕するだろう。もちろんAIは治療そのものをやってくれるわけではないし、薬を処方してくれるわけでもない。そしてその情報が100%信頼できるわけでもない。
それでも医者の補助としてAIはすこぶる優秀である。私のおすすめは診療項目ごとにスレッドを分けて相談すること。歯科医では今どんな治療をしているのか。上の子供は小児科でどんな治療を受けているのか。下の子は耳鼻科で何を診察しているのか。それぞれのスレッドで時系列に細かく聞いていくのだ。
AIは見事に医師の処方内容を説明してくれる。治療に関する疑問点にも答えてくれる。なぜAという薬をくれたのか。他にはどんな候補があるのか。今は治療のどの地点にいるのか。あと何日で楽になっていくのか。どんなに細かい質問も嫌がらず答えてくれる。AIが我が家のかかりつけ医になる時代は近い。
尚、同日配信のメールマガジンでは、コラムと同じテーマで、より安田の人柄がにじみ出たエッセイ「ところで話は変わりますが…」と、
ミニコラム「本日の境目」を配信しています。安田佳生メールマガジンは、以下よりご登録ください。全て無料でご覧いただけます。
※今すぐ続きを読みたい方は、メールアドレスとコラムタイトルをお送りください。
宛先:info●brand-farmers.jp (●を@にご変更ください。)

















