人間交換日記 152通目「全てが違って見える」大野

人間交換日記

「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。


152通目/大野からの返信
「全てが違って見える」

なるほど。きっと、僕にはまだ見えていないものを安田さんには見えているのでしょうね。それでも、僕は確信しているんです。進化が起こるのは、結局今が完全ではないから。もっと言えば、完全ではないという立場をとっている。適応も適応しなくていいじゃん、という立場を取れなくもない。このままでいいという立場は変化すら起こさない。それは環境から強いられて起こる場合はあるにせよ。そして、進化したら優秀か?生き残っているのは優秀さの証か?と言えばそうじゃないというのは僕も全く同じ考えです。人間の場合、色々変えるけど何も去年と違っていないなんてことが起こる。それに対して進化は何も変えていないのに全てが違って見える。

前回151通目/安田「進化とは単なる運」

大野さんへ

今が完全ではないから進化が起こる。私はこの説には反対です。なぜなら進化したことで滅びた個体もたくさんあるからです。では生き残ったのは優秀な個体か。そこも同意できません。生き残ったのは単に環境に適応した個体です。その日、そのとき、その場所に、たまたま適応しただけ。つまり進化とは単なる運の繰り返しだということ。じっさい人間が成長しているかどうかは甚だ疑問です。縄文時代のほうが完成度は高かったかもしれない。人間はどんどん愚かになっているようにも見えます。自分の価値が本当にわかっていたら○○しない。ここに入る言葉は「ムダなこと」でしょうか。でもムダのない人生なんて私は嫌ですけど。

ー安田佳生より

 

前々回150通目/大野「そもそも進化がなぜ起こるのか?」

安田さんへ

自分が持っているイメージに人生は感応しますものね。そもそも進化がなぜ起こるのか?本質的な結論としては、今が「完全」ではないからですよね!?そう言う意味において、可能性でしかない存在と言える。その可能性を纏った人間の各固有個別の人生という意味においての価値がある。自分の価値が本当にわかっていたら○○しない。ここに安田さんならば何を入れるでしょうか。何はともあれ、二元論的になるとどうしても矛盾しますよね。そこを超出したモノの見方ができると、きっと赤子の時のように一切の矛盾は感じないのだと思います。赤ちゃんは常に創発している。外的刺激を受けて都度都度新結合している。一切の矛盾を抱えていない

ー大野より

 

これまでのやり取り

交換日記をする二人



火曜日
安田佳生(やすだ よしお)

1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。

●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
https://ichibantaisetsunakoto.com/
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/

安田佳生とおこなう「スイッチミーティング」

「広告費を削減したい」「競争に巻き込まれない商品を手に入れたい」という経営者のみなさま。発想をスイッチして、「新しい商品」と「新しい顧客を」つくってみませんか?

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