【GlobalPicks/vol.056】 2019年に要注目のアフリカスタートアップ企業(サンエクスチェンジ社) 

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道

2019年に要注目のアフリカスタートアップ企業

「アフリカ」をテーマにスタートアップを紹介しています。

<記事タイトル>
Top 10 African Startups to Watch in 2019
2019年に要注目のアフリカスタートアップ企業
[Top 10 African Startups to Watch in 2019 – Noteworthy – The Journal Blog]

1. Andela
2. Vconnect
3. Flutterwave
4. Printivo
5. WaystoCap
6. Sokowatch
7. The Sun Exchange ←今週のPick-up
8. Lidya
9. Aella Credit
10. Mawingu

先週はローカルの専門家にちょっとした仕事を依頼できるマッチン グサイト(Vコネクト社)を紹介しました。
引き続き、TOP10の中から数社pick-upしていきます。

2.  The Sun Exchange(サンエクスチェンジ社)

—原文
Solar power meets crowdfunding meets blockchain.
It’s the business model of The Sun Exchange, an incredibly innovative African company founded in 2015.
Oh my god, I just discovered  they are doing an ICO too (!)

Solar power(太陽熱発電)とcrowdfunding( クラウドファンディング)とblockchain( ブロックチェーン)の融合。
それがサンエクスチェンジのビジネスモデルで、 2015年設立の信じられないくらい革新的アフリカ企業です。
なんと!サンエクスチェンジはICOもやってますね!

 

ソーラーパネルを配布して、そこで太陽光発電してもらって、 発電した電気を換金する、というビジネスモデルです。 これだけだと「他にもあるビジネスモデル」なんですが、 彼らがユニークなのはソーラーパネルを設置したい企業や個人の「 パネル設置諸費用」を「 クラウドファンディングで投資家から集め」て、 さらに投資家への分配を「ブロックチェーン」 を使ってビットコインで行う、という点です。

なので、 サンエクスチェンジのクラウドファンディング案件が常にHPに掲載されていて、投資家はいつでも投資できるようになってます。

ということで、
Solar power meets crowdfunding meets blockchain.
というキャッチコピーになってます。

こんなフローのようです。

・ソーラーパネルを設置して電気を作って売りたい人を募る
・ 電気を作って売りたい人に資金提供したい投資家をクラウドファン ディングで募る
・クラウドファンディングが成立したら、 その資金でパネルを設置する
・発電された電気を換金して「設置した人」と「投資した人」 でレベニューシェアする( もちろんサンエクスチェンジ社もマージンを取ります)
・ レベニューシェアがブロックチェーンを使ってビットコインによっ て実行される

「太陽光が豊富」かつ「人件費と土地代が安い」 アフリカの諸地域から「電気を作って売りたい人」を募集して、「 投資家はweb上で世界中から募集する」わけですから、これは「 筋がいい」ですよね。

ところで、「サンエクスチェンジはICOをやっている」 と書いてありましたので、「いつか役に立つかもしれない英単語」 としてICOを取り上げます。

ICOは、Initial Coin Offering(イニシャルコインオファリング)の略で、 仮想通貨を利用した資金調達のことです。

これは既存のIPOに対応するコトバですね。 ご存知の通りIPOはInitial Public Offeringの略で新規株式公開の意味で、 株式を活用した資金調達のことですね。 まあ要するに新規上場のことですね。

で、昨年まで数年間ICOがめちゃくちゃ流行ってたわけですが、 各国の規制が進んだり、 ビットコインを始めとした各種仮想通貨の価格が軒並み急落したこ ともあり、ここのところ完全に下火ですね。

とはいえ、太陽光を「何かしらのマネーに換金する」 サンエクスチェンジの仕組みは今後も注目ですね。

ところで、今まで「仮想通貨」と呼ばれてましたが、 政府はこの呼び方を「暗号資産」に変更するようです。
どんどん「うさんくさい方向」へと突き進んでいきますね(笑)

ていうか、むしろ「仮想通貨なんてうさんくさいものですよ!」 と国を上げて表明し始めた、ということかもしれませんね。

「仮想通貨」なら、なんとなく「通貨の代わり」 の感じがしますけど、「暗号資産」 なんて持ちたい気分にならないですもんね。。。

ついでに、随分前にジョークで買った「暗号資産」 を今だに持っていることも告白しておきます。なお、 ご存知の通り、急騰して急落しましたwww


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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