【GlobalPicks/vol.082】2019年、知っておくべき「ライフスタイル変化」

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道



先週までは、effective business ideasという「ナイジェリア人の起業家が立ち上げたblog」から、財務・経済系のsmall business ideaを紹介してきました。今週からは、超有名なMSNから、ライフスタイル変化の注目点についての記事を紹介します。

MSNは、MicroSoft NetworkのMSNです。
ちなみに、日本版のMSNは、NTTが買い取ったと記憶してます。

今回の記事はこれ

https://www.msn.com/en-us/lifestyle/smart-living/lifestyle-trends-you-need-to-know-about-in-2019/ar-BBQSd39%5D

Lifestyle Trends You Need to Know About in 2019
2019年、知っておくべき「ライフスタイル変化」
10個のライフスタイル変化がPick Upされていて、下記のLine Upです。

1. Nap rooms
2. Plant-based skin products
3. Eco-travel
4. Living in an RV
5. Elevation training masks
6. Smart speakers teaching you another language
7. Robots as pet sitters
8. Robots folding your laundry
9. Virtual reality gyms
10. Social isolation

ライフスタイル変化そのものというよりも、「ライフスタイル変化を如実に表す商品やサービス」がLine Upされている感じです。
早速見ていきましょう。

1.Nap rooms
仮眠ルーム

—原文
Research has shown that naps in the middle of the day — even short, 20 minute naps — help people handle stress better as well as improve performance and reaction time, learning, and memory retention. Companies are catching up and some are offering nap rooms. Nap York will open several new nap stations all over New York in 2019.


研究によると、日中の仮眠(20分くらいの短時間でも)によって、ストレスとうまく付き合えたり、パフォーマンスを向上させたり、反応速度が上がったり、学習と記憶の定着が向上することが分かっています。
各企業がこの流れに乗っかろうとしていて、いくつかの企業では「仮眠ルーム」を提供し始めました。Nap York 社は2019年中にニューヨーク全域でいくつかも仮眠ステーションを開設する予定です。

研究によると、日中の仮眠(20分くらいの短時間でも)によって、ストレスとうまく付き合えたり、パフォーマンスを向上させたり、反応速度が上がったり、学習と記憶の定着が向上することが分かっています。
各企業がこの流れに乗っかろうとしていて、いくつかの企業では「仮眠ルーム」を提供し始めました。Nap York 社は2019年中にニューヨーク全域でいくつかも仮眠ステーションを開設する予定です。

短時間の昼寝の効果は十分なエビデンスがあることが知られています。

Napは英語で昼寝とか仮眠のことで、戦略的な昼寝(笑)のことを、Power Napと言います。

仮眠室を提供するサービスは、日本でも徐々に広がってきてるようで、僕は利用したことないですが、ググると多少出てきます。

とはいえ、仮眠を取るだけで「費用が発生する」ことに抵抗のあるユーザーが多いようで、なかなか根付いていないのが現状のようです。

「通常提供しているサービス+Nap」という組み合わせにしないと、なかなか広がらなそうですね。

一番手っ取り早そうなのは「マッサージ+Nap」ですよね。大手のマッサージチェーンで展開したらCross Selling(クロスセル)として客単価Upに貢献しそうです。「マッサージ後の追加Nap30minで1000円追加」みたいな感じですね。多分すでに導入しているマッサージ屋さんもあるんじゃないでしょうか?

マッサージ以外で、「●●した後Napしたくなる」のを考えると、やはり「ランチ」に行き着くんですよね(笑)
ですから、Napスペース付きのレストランが本当は望ましいのですが、なかなかNapのスペースに投資するのは勇気がいりますね。その為に貴重ばなスペース」削るのは「本当に大丈夫なのか?」ってなりますね、普通は。

そう考えると、やはり「ホテルランチ」からの「ホテルのベッドで30分Nap」という形で、APAとか東横インみたいなビジネスホテルの1Fでランチを提供している所でサービスインする感じでしょうかね。
シーツ交換のオペレーションだけセルフ化できれば、どうにかWorkしませんかね?いや、でも夕方からその晩のチェックインが始まってしまうから、オペレーションが鬼ですね。。。

いやいや、、、Napのマネタイズはなかなか難しくないですかね??

普通に「睡眠コンサルティング業」の方が、小規模事業として成立しそうな気がしてきました。
Napのマネタイズは「罠案件」というか「沼案件」かもしれません。。

ということで、今回はNap意外で「いつか役に立つかもしれない英単語」として、さっきふと使ったCross Sellingと、Up Sellingを取り上げます。

Cross Sellingは「クロスセル」と呼ばれてまして、「To C」向けのマーケ部の人とか小売の人とか代理店の人とか、それ系のビジネスマンが多用してますが、「追加販売」のことです。Aという商品を買った人にBという別の商品も勧めるプロモーション方法です。スタバで「コーヒーだけ飲みたいのに、なんちゃらケーキを追加で勧められる例のアレ」のことです。

Up Sellingは「アップセル」と呼ばれてまして、 Cross Sellingと同種の人達が多用してまして、「より高価格なものを販売する」ことです。要はワンランクアップ消費のプロモーションです。イタリアンレストランで「ナポリタンが食べたいだけなのに、トリュフのパスタを限定10食」で勧められてまごついてしまうヤツですね。

というわけで、Nap Sellingがイマイチっぽかったので、Up SellingとCross Sellingに話を逸らしてみました(笑)


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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