【GlobalPicks/vol.093】2020年版:外食産業における消費者トレンド

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道



先週までは、EU-StartupsというサイトからLondonのスタートアップを紹介してきました。今週からbrand watchというサイトで見つけた「外食産業のトレンド」について紹介しようと思います。

今回の記事はこれ
2020: Consumer Trends for the Restaurant Industry
2020年版:外食産業における消費者トレンド
https://www.brandwatch.com/blog/consumer-trends-restaurant-industry-2020/

記事には「トレンド予測」について下記のように書いてあります。

In our recent report on Consumer Trends for 2020, Brandwatch surveyed 8,000 people around the world and studied social posts around key topics and industries to see what shifts we could see heading into a new year.

世界中の8,000人に対してサーベイを実施したり、SNS上のpostを分析することで、来たる2020年に向けてどんな地殻変動が起きつつあるのかを見極めます。
ということで、
6つのトレンドが予測されていまして、リストは下記のとおりです。
1. Politics is unavoidable
2. Staff behavior is incredibly important
3. Lone diners and shareable experiences
4. Vegan items continue to cause a stir
5. Quality, quality, quality
6. The continuing battle of online personalities

今週は、最初の「1. Politics is unavoidable」を読んでみます。

1. Politics is unavoidable(政治から逃れられない)

Regardless of whether a restaurant is a fast food outlet or part of a sit-down restaurant chain, links to politics and politicians can cause outrage online.
If brand executives support particular politicians or stances, the brand could be called out in a big way on social media.

ファストフードであっても、通常のダイニングレストランであっても、政治や政治家との繋がりはネット上での炎上の原因になります。
あるブランドの経営陣が特定の政治家とか政治思想を支援していたら、そのブランドはソーシャルメディア上で喧嘩を売られて邪魔されることになりかねません。

まあこれは、例えばアメリカで言うと「トランプ支持のレストランチェーン」、イギリスで言うと「BREXIT支持のファストフード店」的な見え方は損する場合ありますよ、という指摘ですね。

全体傾向で見ると、左派的な思想はそれほどバッシングされませんが、右派的・ナショナリスト的な思想や政治家を支持しているようなブランドは、「ネット上で喧嘩を売られる」ことがしばしばですし、場合によっては「不買運動」とか「来店拒否」に繋がるケースが増えてきているようです。

「政治とSNS」がレストランの世界までも動かすようになりつつある2019年から、さらにその動きに拍車がかかる2020年というトレンドが予測されています。

サイトで紹介されている「トランプ再選支持」のレストランチェーン・ファストフードチェーンには
– Taco Bell
– McDonald’s
– Wendy’s
– KFC
– Pizza Hut
などが含まれています。

トランプ大統領の「マクドナルド推し」は公然の事実ですし、かの有名な世界一の投資家ウォーレン=バフェットも「マクドナルド好き」で有名ですね。大統領と世界一の投資家に推されるマック最強ですね。トランプ大統領が再選しないと世界中の色んな有力者にとって随分と「不都合」なようですね。

さて、アメリカ大統領選(Presidential Election)まで1年を切りました。
共和党(Republican)の現職ドナルド・トランプ(Donald Trump)に民主党(Democratic)の候補が勝てるのかどうか?という戦いですね。

民主党の有力候補者は今の所、、、

-ジョー・バイデン(Joe Biden)オバマ政権の元副大統領
-エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)アンチGAFA政策
-バーニー・サンダース(Bernie Sanders)超リベラルの民主社会主義者

プラス「その他大勢」という顔ぶれだっだところに最近追加で

-マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)前ニューヨーク市長。ブルームバーグ社の創業CEO

が加わって「イマイチパッとしない感」が拭えません。

全体の絵としては、当初は、2期目の当選は「無いもの」と思われていたトランプ現大統領ですが、蓋を開けてみれば2期目の当選が「ありそう」になってきてますね。
対する民主党は、バイデン氏で行けると踏んていたら「息子のウクライナ疑惑」で勢いを失い、エリザベス・ウォーレンとバーニー・サンダースも「人気が一部のセグメントに集中しすぎ」で全体的な動きにならないので、焦って「金も知名度もある」ブルームバーグ氏を引っ張り出してきている(→いまここ)って感じですかね。

 


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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