日曜日には、ネーミングを掘る ♯083 新しいプレゼンテーション

今週は!

世界はいつもさまざまな言葉で溢れていますが、先週目にした興味深いニュースを2つ。

1つ目は、東京五輪のマラソンと競歩の競技会場が、東京から札幌へ変更になることについて、森喜朗会長がIOCバッハ会長の強い意向として、調整委のジョン・コーツ委員長から電話を通じて受けたという決めゼリフ。

「これは相談事ではない。決定事項である。」

2つ目は、『ドン・キホーテ』などを運営する株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが、小売業の新たな時代に対応するために打ち出した『マシュマロ構想』についてのプレスリリース内の文言。

「マシュマロという命名に深い意味はありません。」

この2つ「カギカッコ」を受けて、私の頭のなかに浮かんだシーンがあります。場所は、とある大手企業の会議室。居並ぶ役員たちを前に、やおら1枚のA4コピー用紙を取り出す私。そこには、新商品のネーミング案が黒々とした墨文字で書いてあります。

「みなさん、ネーミング案は、○○○です。なぜ○○○なのか。深い意味はありません。なお、質問や意見も受け付けません。これは決定事項です。」

うーん、こんなプレゼンテーションいつかしてみたいものだ。

ブルー・オーシャン戦略は、未知の新大陸を探しだす作業ではありません。
新たなブルー・オーシャンは今いるレッド・オーシャンの中に無数に存在するのです。

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