コミュ障経営者のギモン その18「相手を怒らせる意外な方法」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

相手を怒らせる意外な方法

ストレスっていつの間にか溜まってきますよね。
以前、ストレスについても書きましたが、あるレベルを超えると色んな行動で表出してくるので、見てると面白いですよ。
まぁ、すごい不謹慎ですけども。

さて、僕がストレスの表出について、どんなところを見ているかと言いますと、下記の5つです。
他にもありますが、代表的なものですね。

[Case 01]貧乏ゆすり
主に足を一定間隔で揺らすというやつですね。
膝や足首を上下させたり、まるでドラムを叩く人のリズムのように。
これも人によって、ストレスレベルによってテンポが異なりますので、注意深く観察してみてください。
すんごいリズミカルに叩く人もいて、才能あるんじゃないか!?って驚かされますよ。
ちなみに、身体の大きな人が貧乏ゆすりを始めると、身体全体でリズムを刻みますから、その影響力は甚大です。
揺れる姿が視界に入って、気になって仕事ができないレベルです。

[Case 02]椅子に座る姿勢が崩れる
ふてくされている状態を、童心に戻ったかのごとく身体全体を使って表現するタイプです。
例えば、「はぁ!?やってらんねーよ、まったく」「何言ってるか意味わかんねーし!」といった状態のときにふんぞり返ってみたり。
この手法のポイントは、いかに相手に気を使わせるかで、「まぁまぁ、そう言わずに・・・(汗)」と相手に言わせないといけません。
姿勢が崩れるというのは、(デスクワークだとすると)目の前にタスクがありますから、真正面を向いていない状態や身体を離している状態は、心理的に「拒絶している」というのがあるのかもしれません。
弊社には「お前は『DEATH NOTE』のL(エル)に憧れてるのか!?」って座り方する新人がいますが、きっと仕事に飽きている状態なんでしょう。
僕は彼の姿勢ではなく、素足が椅子に触れる状態が気になります。うちはフリーアドレスで、弱めの潔癖の女性スタッフもいますからね。高圧洗浄機でクリーニングしないと・・・

[Case 03]ため息をつく
「どうしたの?」と言ってくれ!、「大丈夫?」って声かけてくれ!って人が使う初歩的な技ですね。
聞こえるか聞こえないか絶妙な大きさにするために、気づかれるまで何度か練習しますから、見てると面白いですよ。
「どうしたの?」って話しかけた前後でその回数や深さも大きく変わる点も興味深いところです。
なお、ため息のポイントは、いかに陰鬱な空気を醸し出すか、周囲の人にその空気を運び届けるか、です。

[Case 04]独り言が増える
ため息同様にかまって系。
独り言の内容もその人やストレスレベルによって異なるので、耳を澄まして聞いてみてください。面白いですよ。
独り言の割に妙にキャッチしやすい内容になってる場合もあります。
そのときは相手が反応を待っている状態ですから、確実に反応してあげてください。
また、悪態をついているときは、一緒に悪口を言ってあげるとストレス解消に一役買うことができます。
ただ、何の問題の解決にもなりません・・・

[Case 05]離れた席に座る
一人で集中したいけど、ちょっとかまって欲しいという複合型が取る手段。
「どうしたの?」と話しかけると、ボソボソと話し出す。
乗り始めると、「お前集中したかったんじゃないのか!?」ってくらいに話し出すときがあるので、別に集中したいわけではないんです。
寂しがりやの人が、自身のホメオスタシスに引き戻されて、いつもの孤独をあえて選択してしまうのですが、そのままアピール手段となったものですね。

ご覧いただいてお気づきかもしれませんが、この手の手法は営業で言えば、基本的に待ちの営業スタイル、つまり「プル型」と言えます。
なので、相手に行動を起こさせるために、あらゆる手段を使ってアピールするわけです。
かまって欲しい、自分の状況を知ってほしい、共感して欲しい、そういう心理ですよね。
「ちょっとストレス溜まってて、話聞いてほしいんですよ」って言える「プッシュ型」の人はそもそもストレス溜まりにくいんです。
ちなみに、プッシュ型の人は相手にストレスを与える可能性もあるので要注意ですけども・・・

僕自身も上記のような手段を選択して、アピールの準備をし始めることがあります。
そんなとき、「あ、溜まってるな!」って思うようにしています。
一種のアラートになるんです。
そこで冷静にストレスの原因を見ていくと、大したことじゃないってのも多かったり、不安から来る恐れが原因だったりもします。
なので、言語化して整理整頓するのも有効ですね。
すると、抱えなくていいストレスを抱える必要もなくなるし、貧乏ゆすりしながらため息ついたりする必要も無くなる訳です。

まぁ、こんな風に考えながら他人の貧乏ゆすりとかを眺めていると結構面白いんですよ。
僕なんてそんな人を見ながら、「あぁ、溜まってるなぁ。あんなにアピールしちゃって、かわいいねぇ。そろそろ気付いてやれよw」ってニヤニヤして見ちゃいますからね。
ただ、ニヤニヤしてるのがバレると火に油になって、相手を激昂させるので注意してください。

 

著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

安田佳生とおこなう「スイッチミーティング」

「広告費を削減したい」「競争に巻き込まれない商品を手に入れたい」という経営者のみなさま。発想をスイッチして、「新しい商品」と「新しい顧客を」つくってみませんか?

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