【読むPodcast | マネトレ1-前半】大久保圭太の「財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~」第46回

円道

さあ、今週も始まりました、大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~、大久保先生、本日も宜しくお願いいたします。

大久保
 お願いします。
円道

さあ、今日は特別ゲストをお招きしているんですよね。

大久保
 うん。
円道

「うん」て(笑)

大久保
 緊張してます。
円道

いつも雑なのに?(笑)

大久保
 そうそうそう。
円道

では早速ご紹介したいと思いますが、今回のゲストは境目研究家の安田佳生先生にお越しいただいております。安田さん、よろしくお願いいたします。

安田

よろしくお願いします。

円道

有名人なんで紹介する必要もないかなと思いつつ、いいですかね、簡単にプロフィールをご紹介したいと思います。安田さん、境目研究家という活動もしながらブランドファーマーズインクという会社で代表取締役社長も務められております。過去には中小企業のブランディングと組織づくりを支援する会社、ご存じの方も多いと思いますけれどもワイキューブを設立、斬新な人材コンサルティング事業で一世を風靡して、2011年に民事再生・自己破産するも、1年間の放浪生活ののち、境目研究家としてコラム執筆・講演活動・ポッドキャストなど幅広く活動されております。読んだ方もいっぱいいると思いますが、著書には2006年に刊行された33万部を突破した「千円札は拾うな。」。

安田

すごいですね。

大久保
すごいですね。
安田

なんででしょうね(笑)

円道

それと、フォレスト出版で最近の一番新しい本が「自分を磨く働き方」という本も出されて、今現在も活躍されております。というわけで安田さん、改めましてよろしくお願いいたします。

安田

よろしくお願いします。

円道

大久保さんは、安田さんは直接会うのは初めてですかね。

大久保
そうですね、お話させてもらうのは初めてですけれど。33万部のうち一部は僕が買ってます。
円道

今、手元にも。

大久保
そうそうそう。ちゃんと取ってあって。僕、あんま本読まないんですけど、マンガ以外。これ、すごいなと思って。当時のコンサル会社にいたときの上司に「読め」って言われて。「本郷猛を鍛えてはいけない」っていうのは強烈なフレーズですよね。
安田

結構めちゃくちゃなことも書いてますけどね。「家を売ってワインを買え」とかね(笑)

円道

そんなのあるんですか?

安田

あるんですよ。

大久保
そうそうそう。すげえ、線引いてある、ピンクで。当時の僕、真面目だったの。
円道

ホントですか!?そんな時代もあったんですね。ホントだ、ちゃんと蛍光ペンが。

大久保
そうそう、蛍光ペンが。懐かしいなと思って。これ、「色々捨てろ」って書いてあって。
安田

そうですね、はい。基本的に「常識を捨てろ」ってことなんですけど。先入観があるじゃないですか。で、常識を捨てようと思っても常識の範囲内でしかみんな捨てないんで、それよりはるかに遠い常識を1回捨てるっていう発想になってもらうというための、そういう本なんですけど、ちょっと無茶苦茶書きすぎて怒られましたよ。

大久保
そうなんですか?
安田

はい。

大久保
僕、人生変わりました、これで。
安田

ありがとうございます。

大久保
これで税務申告書の作成ソフト、削除したんです。
安田

素晴らしいですね。

円道

それはどういうことなんですか?具体的に。

大久保
成長するには捨てるしかないって。僕、コンサルやりたかったんですけど、目先の、やっぱ、忙しいんですよ。
円道

独立したとき?

大久保
違う違う、前、コンサル会社のとき。26、7歳ぐらいのときに。忙しいから、割と毎月社長と会って月次の決算とか打ち合わせてると、それなりにできてる風なんですよね。でも、帳簿のソフトを奪われ、申告書作成がなくなると暇になって、「何かを提案しないと僕はこの会社に居ちゃいけない」っていう状態に追い込んでみたんです。そしたら結構1か月ぐらいキツかったですけど、作業はキツいと思ってたけど、本当は考えることをしてなかったなっていうような状態になって、そこから、まあ、コンサルっていうのもあれだけど、色んな提案をしにお客さん回るっていうのは結構僕のキャリアのスタートみたいな感じで。
安田

じゃあ、お役に立てて良かったです。10人に1人ぐらいいらっしゃるんですよ。10人に8人ぐらいは怒られるんですけど(笑)

大久保
そうなんですね。じゃあ3万人ぐらいはやっぱりプラスを。だって、安田さんの本読まれた方でご活躍されてる方、周りいっぱいいますよね。
円道

そうでしょうね。

安田

そうですか。ありがたいことですね。あやかりたいですね(笑)

円道

ここに来て回収するわけですね(笑)。実際に大久保さんの申告書やめて財務やり始めてっていうことをやり始めたら、それがきっかけで今まさに財務コンサルで税理士法人やりながら活躍されてるんですけど。

大久保
そう、前のコンサル会社で税務部門だったのに申告書作るのやめたから、再生やったりIPOとかJ-SOXとか、そういうのの支援をするしかないし、それしか仕事がないので。それをやってて、独立するときに財務専門でできてるのは、独立したときがそれこそ2011年で、そのときに申告書を自分が作れると錯覚してて、もはや作れなくなってたっていう状態で税理士法人をスタートしたっていうですね(笑)
安田

2011年はワイキューブがたしか潰れた年だったと思うんですけどね。

大久保
そうですよね。
円道

そうだ、2011年民事再生ですもんね。

大久保
で、そのあと講演されてるのを、僕が独立して全然売上がないときに、税理士向けに講演されてた。
安田

なんか呼ばれましたね。会社潰した社長をなんで税理士さんが呼んで話を聞きたがるのかっていうのが不思議だったんですけど。

大久保
異質でしたよね、あの会員の中で。
安田

でも、その会社潰した人の言うことを聞いて辞めるっていうのはすごいですね。今やってる仕事を辞めたっていうのは。

大久保
いや、でも、なんかそのときに「人は欲しいものしか買わないんだ」っていう話をされてて。僕、食べられないから、少し税務だけの安い仕事も取って、1万でも2万でも入れば良いかなってちょっと悩んでたときに、この本もあったので「ああ、安田さん出るんだ」と思って、破産とかあんまり知らなかったですけど、ちょっと会ってみたいなと思って行って。そしたらその話をしてて。
円道

言った言葉、何て言いましたっけ?

大久保
え?
遠藤

安田さんがそのときに言った。

大久保
言ったのは「人は欲しいものしか買わない」みたいな話だったんですよね。
安田

「必要なものは売れない」っていう話じゃなかったっけ。

大久保
ああ、そうそう、そうですね。
安田

「必要なものはどんどん安くなってって、欲しいものにはいくらでもお金出すけど、必要なものには最低限の金しか出さない」っていうような。

大久保
ああ、そうそう。
安田

でも、だいたい「必要なものをできるだけ早く、できるだけ安く」の方向に経営者って行くじゃないですか。そうしたら手堅いと思ってみんなしんどいほうにいくんですよね。さっきの「申告書を作るのをやめた」っていうのも、どんな業界でもやっぱり、例えばコピーライターさんとかでも、独立したときにあんまりやりたくない安いすごい労力がかかる仕事とかを「でも最初だからしようがない」と思ってみんな取り続けてるんです。そのうち止めれなくなるんですよ。だから、そこを切り替えれる人ってスタートの段階でまずやらないことを決めるっていう人しかなくて、成功してお客さんが増えたらお客さんを選ぼうと思ってる人って絶対いつまでも経っても選べるようになんないですよね。始めるときにしかお客さんは選べないっていう。もう色んな人に言ってるんですけど、みんな信じないんですよ。

大久保
たしかに、でも税理士業界で、あの頃もそうだし今も必要な申告っていう作業ばっかりやってるから、レッドオーシャンで低価格化してしんどいのに変わろうとはしないですね。
安田

「変わりたい」って言うんですけどね。

大久保
そうですね。
円道

まさに大久保先生の場合、スタートの段階でそれを。まあ、偶然なのか言葉があったからか分かりませんけど。

大久保
なんか訳分かんないZippoでも、こんな要らないもんでも欲しい人は100万でも買うみたいな話して、「要らないもん売ろう」と思って(笑)。そこで、資金ショートしそうでしたけど、仕事を取らずに金を借りて、返さなきゃ良いんだと思って。
安田

でも、やらないことをどんどん排除していくと、やることがすごい幅が狭くなってくるんで、しようがなくアイデアって出るんですけど、例えばお金が1億円あって「好きな事業やって良い」って言われるとなかなか人間ってアイデア出ないんですけど、駅から例えば500メートルぐらい離れてるすごい立地の悪い喫茶店があって、ここで商売しないといけないっていう縛りがあると人間ってアイデア出るんですよ。「好きにやれ」って言われるとなかなかアイデア出なくて。実は制約がないとアイデアは出ないっていうのをすごく色んな会社で見ました。だから、どうせだったら自分のやりたくないことを切ってって、それで制約を作れば良いと思いますよね。そしたらやりたいっていう、まあ駅から遠い喫茶店はあんまりやりたくないかもしれないですけど、自分がやりたいことの中で稼ぐ方法が自然と生まれてくるっていうか。「見つかんなかったらどうしてくれんだ!」ってよく言われるんですよね。見つからないっていう人、見たことがないですね、その順番でやる人は。

大久保
見つからないと思うからやらないんですかね、みんな。
安田

結局、見つけようという努力っていうか行動をしないからですよね。だいたい今の仕事をやりながらだったら優先順位が後回しになるじゃないですか。忙しいし。

大久保
そうなんですよね。暇でした~、僕、独立したあと。ずーっとタバコ吸ってましたもん(笑)
円道

今でこそやめましたけど。

大久保
そうそうそう。だって、営業したこともないので。何もしない、神田明神行ってましたね。神頼みかって(笑)
安田

でもそうですよね、そこを耐えれるかどうかって大事ですよね。

大久保
そうですね。
円道

そこを耐えれると耐えれないの境目は何ですか?

・・・次回へ続く・・・


大久保 圭太氏のご紹介

Colorz Consulting株式会社代表取締役。Colorz国際税理士法人代表社員。税理士。
早稲田大学卒業後、会計事務所を経て中央青山PwCコンサルティング株式会社(現みらいコンサルティング株式会社)に入社。中堅中小企業から上場企業まで幅広い企業に対する財務アドバイザリー業務・企業再生業務・M&A業務に従事。企業再生案件において、過去節税のために生命保険に加入した経営者が、業績悪化ともに借入等が返済できなくなり、保険金欲しさに自殺するのを間近にみて、自分の無力さに悩む。税理士の適切でないアドバイスにより会社の財務が毀損し、苦しんでいる経営者が多数いる現実を変えるには、税理士業界の意識を変える必要があることを痛感。2011年に独立し税理士法人ACS(現Colorz国際税理士法人)・株式会社ACS(現Colorz Consulting株式会社)を立ち上げ、成長企業に対する財務コンサルティングを中心に、累計1000社以上の財務戦略を立案している。
本記事構成の元番組である大久保 圭太の「財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~」は随時配信中。

その悩み、バリューの再定義(バリュースイッチング)が解決の糸口になるかもしれません。

現在の事業、今ある商材、ターゲット、販売方法。
それらを少しズラす事によって、新たな定義をつくり出し、
まったく新しい価値、新しい顧客、新しいマーケットを生み出す手法。
それがバリュースイッチングです。

バリューの再定義を一緒に考え抜きます。