【読むPodcast | マネトレ59-後半】「財務一問一答~PLの読み方~」第162回

前半のPLの読み方を教えてほしい質問へは、大久保先生の著書を読めばわかります!という回答でした。後半は農家の事業承継について。おじいちゃんになる前に早めに対策を!なぜってそれは頑固になるから。(音声はこちら

円道

2つ目の質問です。ラジオネーム、スーさん。26歳、農業従事者の方ですね。男性からのご質問です。毎回楽しく拝聴させていただいております。話を聞いていると、BS脳になるので本当に感謝してます。ありがとうございます。

大久保

そうなの。すごいね。

円道

まず初めに、感謝の気持ちを込めて申し上げます。私の邪推を申し上げます。とってもピュアでまじめな素性を持ってらっしゃるのに、世の中に、毒に侵されてやさぐれてしまった大久保圭太先生。

大久保

何?何?

円道

とっても自分の声が好きで、俺は頭がいいぞと思っている円道一樹さん。

大久保

ざまあ。

円道

お2人の今後の幸せを祈念して、投稿させていただきます。お前は何様だって言われるでしょう。ですが、聞いて感じたことでした。

大久保

何これ。すげえディスられてる。

円道

質問です。私は家族経営で、祖父母、父、僕、妻の5人で農業、トマト農家をしているものですが、あと数年で経営を引き継ぎたいと思っています。それまでに経営の勉強、農業の勉強、人脈づくり、さまざまなことをしようと、いろいろ頑張っています。うちの経営者である父は、仕事をこなし続けるやる気はあるのですが、今後の経営方針、目標、夢などを、言葉や数字にして実行しておらず、成長はとても緩やかで、とても遅いです。僕が、まず年商1億の経営はしていきたいと思っています。5年以内で。現在は1,200万円です。とても小さな事業ですが、今後、僕は少しずつビジネスを大きくしていきたいと思っているのですが、農業経営者の財務諸表を見て、大久保先生が気付いたことがあればお聞きしたいです。ということですね。

大久保

はい。初めにとりあえずディスられたってことでいいのかな。

円道

うん、ディスってる。

大久保

これ、どうなんですか。円道さん。

円道

どういうことですか。

大久保

頭がいいぞと思ってるもんね。

円道

私がですか。どうなんですかね。

大久保

自分の声は好きなの?

円道

いや、そこも、あんまりピンと来ないですけど。でも確かに、まじめな素性を持ってらっしゃるのに、世の中に毒っていうのは、ブランディング成功してるなと思いますよね。

大久保

ブランディングなの?

円道

はい。

大久保

本当は毒だったんだね。

円道

普通に毒だなって、私は思って。

大久保

うっせえ。

円道

そんな中で、農業のお話ですが。農業だからっていう観点の話。

大久保

農業だからっていうか、その前によく分からないのは、何で1億にしたいのか。

円道

出た。

大久保

え?出たじゃないよ。じゃあお父さん悪いね。だって経営方針とかもないし。分かんない。別に家業でやってるんでしょ?だからお父さんは別にいいんじゃない?いいんじゃないというか、経営というかね、家業だよね。農家として頑張ってらっしゃるということだと思うんで、成長する必要はないんじゃないかと思ってるんだけど。

円道

お父さんにとってはですね。

大久保

そうそう。それで幸せなわけでしょ、多分。幸せかどうか知らないけど。そういう事業をやられて。

円道

方針なんですかね。

大久保

そうそう。

円道

一方でこのスーさんは。

大久保

スーさんはじゃあ、1億にしてどうするの?っていうところはあると思うんだよね。だから農業の場合は、農地とか持ってるもんね。

円道

そうですね。

大久保

だからそれがあるのかな?だからBSとしては。

円道

農地って、どうなんですか。大抵、でも継いでるじゃないですか。先代からずっとみたいな。BS上、どうなってるんですか。

大久保

BS上、買った金額、手に入れた金額だから。昔だったらすげえ安くなってるかもしれないしね。

円道

大抵、農業の、家業だから。

大久保

多分そうでしょ。

円道

継いでるのって、めっちゃ昔ですよね。下手したら5、6代前とか、普通でしょ?

大久保

そうかもね。

円道

てなると、どうなってるんですか。その、農地。土地で。

大久保

土地だよ。

円道

当時の。

大久保

当時の価格。なんかその、再評価したりとかなければ、普通にその価格でのってるよね。株なのかな?株式会社かどうか、よく分からない。

円道

ちょっとそこ書いてないです。

大久保

だから、個人で持っててっていうこともあるよね、農家だとね。農業法人じゃなくて。多分そうなんじゃないかな。それをお父さんがやってて。経営を継ぐの意味もよく分からないんで。社長になるってことか。じゃあもう株なのかな。株としたらそのまま相続していってるから。だから全然BSが実態を反映してない可能性はあるっていうのと。どうやって拡大するかだよね。農業として拡大するなら、資金調達はそういう意味でしやすいと思うんだよね。公募とかの農業系の支援ってあるし。JAとかも出すし。だから、どういう展開をしていくかだよね。今いないじゃない、人が。人がいなくなってるから、周りの土地とかを買っていくのか。でもそうするときに、じゃあ労働力どうやって手に入れるの?ってことがね。

円道

確かに。

大久保

あるいはAIでというか。AIまでいかなくても、なんかIT化して、合理化していくのか。いずれにしても何かしかの資金をかけて、そうやってやっていくのか。生産量が決まってるわけだもんね。トマト農家だからね。高く売るか。イシハラ先生みたいだね。

円道

でもトマト農家とかって結構、高額の勝負はしやすいですよね。農業の中では。

大久保

確かに、確かにね。だから、それで人脈づくりとかなのかな。すげえブランディングをして、高く売るとかね。

円道

あとは加工のほうに入って。でも、何でも、前に言われてましたけど、6次化のほうに走るみたいなね。

大久保

まあまあ、そうだね。

円道

普通にありますもんね。

大久保

だからそれを、やらないから残ってきたという事実もあるわけ、多分。農家だって。

円道

なるほど。

大久保

日本の企業が残ってきた理由というか、拡大しないことで守ってきたものもあると思うので。果たして本当に成長が正義なのかっていうこと。

円道

単に資本主義に乗った拡大が。

大久保

拡大が、果たしていいのかっていうことだよね。と、ちょっと思ってしまうというか。

円道

そこは、考察深いところです。

大久保

え?

円道

だって本当に、財務うんぬんのね。

大久保

いや、でも、財務で見てると。財務ってやっぱ、現実を変えてしまうのよ。現実を変えるじゃん。変わるじゃん。行動させるって意味だから。こういうビジョンでっていってても、お金なかったらできないけど、できてしまうじゃない。投資をするとか。単純にその、値上げ交渉に行って、駄目でしただったら知らないけど。例えばじゃあ、そこにAI開発しますとか、土地を買いに行くっていうときに、資金を調達すると、借りたら返すなと言うものの、負債は膨れ上がるから。そうすると、それが失敗したとき、やっぱり。そのやってきた農家を失うことになる。

円道

確かに。

大久保

可能性はあるという。急にね、慎重な。。

円道

慎重というか、本当そうですよ。このタイミングだから言える話ですしね、今の話。

大久保

そうなんだよね。それをちゃんと検証して。2020年はこのモードだね。

円道

どんどん、何ですか。慎重じゃないな、これは。

大久保

いや、慎重だよ。もっとでも深く考えてもらおうかなというね。その上でやっぱり、現実を変える。だから、銀行は金を貸しすぎたんですよ。要するに。最近、ちょっとずつ締めてるわけじゃないけど、利用使途とか、ないと貸さないみたいな。急に言ってきてるけど。長期運転資金なんて、お前らが勝手に開発したんだろって思うわけじゃん。そんなの意味分かんないじゃん。とにかくそれを、そういう借り方はもうできないみたいな言い方。あんたたちが初めに言ったんだけど、みたいな。だから借りたら返すなで。それはそれで1つ、会社を守るという意味で調達なんだけど。投資をするかどうかというところに関しては、慎重になるべきだろうと、やっぱり思うよね。これからの人口減少、高齢化を踏まえたとき、どこでビジネスをするのかとか。果たしてそれが、本当に拡大できるのか。それもリスクになるんじゃないかってことは、深く考えられた方がよろしいかと思います。

円道

よろしいか。

大久保

何の番組だよ、これ。

円道

説法。でも非常に、ドライブする前のタイミングでは、すごいいい話ですよね。今のって。

大久保

そうそう。だから年商を考えてるから、いけなくはないんだけど。やっぱ利益から考えないと。いくら利益がほしいのかから考えなきゃいけない。そうすると、何も考えてない人はたくさんって言う。いやいや、本当に言うよ。あったほうがいいですよ。だからいくらほしいんですかって。あったら、多いほうがいいって言う。多いほうがよかったら、戦略考えられないもんね。それはだって何を…

円道

多いって、何が多い??

大久保

具体的にいくらですかって聞いてる。そういうことを考えなきゃいけないというか。そうすると何をするかが、やっぱりね。

円道

ちょっとほぼほぼ、ずれてて、あれですね。ちょっとシフト変えた感じの。

大久保

令和2年からだね。

円道

いい感じですよね。ちょっと今の話に、質問がいっぱいある中で、ちょっと。

大久保

まだあるの?

円道

はい。関係しそうな。

大久保

終わろうと思った。

円道

駄目です。いきます。

大久保

駄目ですって。

円道

建設の経営者の方です。56歳、男性です。創業50年。年商5億。BS純資産が3億の無借金経営でしたが、2年前に借入を4億、低金利でして、ドル建ての社債なので2億ほど運用しています。これ以上はしないほうがよいでしょうか。

大久保

急に、全然違う角度で来たね。

円道

はい。

大久保

だから、これとそれをつなげるか。

円道

けど、まさに利益の話とかをどうするのかって、利益ベースでの話がでたじゃないですか。

大久保

ただ、これ年齢が56歳でしょ?

円道

ですね。

大久保

後継者どうなってるんだろうね。

円道

その観点じゃないんで、情報ないですね。そうなると、相続の話とかの話ですか。

大久保

何のためにこの人は運用してんだろう。利益は出るんだろうけど。相続とか考えたときに、こんだけ事業、きちんと。すごいよね。年商5億で3億のあれだからさ。運用するのはいいと思うんだけど。例えば後継者がいるなら。ごめんなさい、質問とずれちゃうけど。4億、低金利で借り入れたのを、子供に貸して、低金利で。子供に運用させるよね。20パーで回ったら4,000万入るでしょ。そうすると、株式購入資金で売るのね。会社になると資産なんだけど、相続税という観点から見ると負債になるよね。

円道

子供に会社つくらせてってことですか。

大久保

子供が個人で運用すればいい。

円道

個人で?そっか、そっか、個人。

大久保

ドル建ての社債とかのクーポンとかだったら、分離課税で20パーとかだから。税金的にも得だろうし。だから、でもこの質問に関していうと、やりすぎっていうのはやりすぎだと思う。年商5億で4億借りて運用してたら。

円道

2億の運用です。

大久保

だから、これも目的がどうかってことに。全部そうなっちゃうんだけど。ただ、銀行はよく怒んないねって感じがするけどね。4億借りて2億か。2億運用してるのか。

円道

ですね。半分運用です。

大久保

半分運用。まあまあ、してるよね。

円道

けど、これって運用って、普通に金融的に運用ですよね。

大久保

そうだね。

円道

この場合の借入って、何なんですか。運転資金。

大久保

運転じゃない?調査は運転。

円道

運転資金運用は、別に文句は言えないんですか。

大久保

文句は言えないけど、この会社がいいから言わないだけで。純資産が薄かったら、そんな、何を考えてるんだっていうのは、銀行で。

円道

なりますよね。

大久保

だから、こんなもんじゃない?やってももう1億ぐらいじゃない?って感じはするけど。

円道

でも、そのぐらいは。

大久保

本業がいいんだろうねっていう感じだよね。本業よくて、きっちり返済できるんだったらいいんじゃないですかっていう感じだけど。それより個人に残すとかのほうがいいんじゃないかなって感じはするけどな。

円道

だとすると、お子さんとかいるんであれば。体、上手いこと使って。

大久保

そうそう。体は。体使ってって、何?

円道

ごめんなさい。箱としてとらえちゃいました。

大久保

でも、まだお若いからね、考えない。でも今の歳から考えると、この歳をもっと超えてくると、だんだんやっぱり譲れなくなってくる感じもするから。多分考えやすい年齢だと思うけどね。60、70になると、やっぱね。すごい、自我がやっぱ出てくるもんね。

円道

逆に。無理。

大久保

売らないよね、なんか。死んだあと何とかせい、みたいな人多いよね。触れられないとか。見てると。

円道

それは、リアルな。

大久保

やっぱ4、50でけりつけちゃったほうがいいよね、本当。

円道

そういう意味じゃ、あの方とかは。地方の。結構いいタイミングでバサッとやりましたよね。

大久保

そうね。だから、そうね。なので、それも視野に入れて。せっかく銀行がそんだけ出してくれるような財務持ってるから、上手いことそっちに使うっていうほうがいいのかなって感じはするけど。

円道

もうちょっと具体的に情報とかがあれば、先生も回答もしやすいと思いますので。

大久保

そうですね。

円道

これ聞いてありましたら、ぜひお待ちしています。今、ちょっと面白かったのは、6、70になってくると、逆に自我が芽生えて。

大久保

だっておじいちゃんって。

円道

渡したくなくなる。

大久保

子供になってくるじゃん、だんだん。

円道

いや、なるけど。

大久保

だから、それだよ、本当に。まじで多分、60前に決断をして、スキーム組んだほうがいいと思うよ。

円道

確かにって感じですね。

大久保

みっともない。

円道

面白い。いい指摘だった気がします。

大久保

聞いてないでしょうけど。70代の人。分かんない。質問してほしいね。

円道

でも、その息子たちが聞いてたら、おやじ、やべえぞ、みたいな。

大久保

でも本当に、それで天と地だからね。おやじに同じエリアで両方、IPOできるぐらいの。おやじが持ってる会社と、事業證券してる会社だとね。事業證券してしまったら、おやじの言うことは。お父さん、まあまあ、そうだねって言ってればいいのに、言えない。株持たれちゃってるとね、本当におやじのもんだからね。ていうのが結構、天と地だから。それは今聞いてる若い人も多いんでしょうから、早めにね。

円道

大久保先生のクライアントさん。後ほどこれからいらっしゃいますけど。私、会いますけど。30、40ぐらいで、サクッと事業承継、一旦終わらせましたよね。あれ、大久保先生がそういう話してくれてるから。

大久保

まあね。でもそれは。

円道

息子のほうから動きましたもんね。あそこは。

大久保

分かんない。

円道

いや、そうだって。

大久保

そうなんだ。でも、やっといたほうがいいじゃん。

円道

そうですね。なるほど。というわけで、1問1答的でしたが。雰囲気変わりましたね。

大久保

やっぱ人間を知るってことですよ、財務は。

円道

というわけで。

大久保

今年はレベルを上げていきましょうか。

円道

いい感じです。ありがとうございました。

大久保

はーい。ありがとうございます。

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