小さなブルーオーシャンを追え
第33回『本当の弱者は誰?』

ソルナ株式会社が開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第33回『本当の弱者は誰?』

 

安田

あれ知ってます?12年間務めたのに手取りが14万円っていう。

三澤

知ってます。ホリエモンが炎上したやつでしょ。

安田

そうです。手取り14万の人が「日本終わってる」って呟いたら、ホリエモンが「終わってるのは日本じゃなくお前だ」みたいに書いちゃって。

三澤

まあその通りな気がしますけど。

安田

ネットでも意外と共感する人がすごいんですよ。「ホリエモンの言うとおり」みたいな。

三澤

そりゃあそうですよね。

安田

でもネット民って、常に弱者に味方しそうな気がするんですけど。

三澤

だってあまりにも極端な例ですよね。10年でしたっけ。

安田

12年だったと思います。

三澤

12年間働いて手取り14万って、逆にいろいろ知りたいですよ。何の仕事やってたのかとか、何時間働いてたのかとか。

安田

「なんで転職しないんだ」みたいな書き込みが多かったですね。

三澤

普通はそう思いますよね。

安田

でも堀江さんが書き込む前は共感する声も多かったんですよ。「日本終わってるよね」みたいな。

三澤

誰かが書き込むと安心して便乗する人が現れるんですよ。

安田

じゃあ始めの頃の共感者は最初に呟いた人に便乗してると。

三澤

そういうことですね。で、ホリエモンが現れたらそれに便乗する人がまた出てくる。

安田

便乗してばっかりですね。

三澤

一般的には「下を、下を、と見ていく記事」が人気あるらしいです。

安田

同情を誘うような書き込みってことですか?

三澤

そうですね。それこそ貧困層の人の「親の介護で会社辞めたら、こんなひどいことになった」みたいな記事とか。

安田

自分より下を見て安心したい人が多いんでしょうね。

三澤

はい。雑誌がこれだけ売れないと言われている中で、そっちに方向転換して成功したのが東洋経済と言われています。

安田

東洋経済ですか?なんか硬いイメージですけど。

三澤

Web版ではそういう「下を見る記事」をどんどん出していくことで、フォロワーを集めることに成功しました。

安田

じゃあ本体の紙雑誌もそういう方向に持って行くんですかね。

三澤

Webチームの担当者がごそっと雑誌チームに移るみたいですね。

安田

下向きコンセプトで?

三澤

「下を見て生きてくほうが楽なんじゃないですか」っていう。

安田

それはつまり「自分よりさらに貧困な人のネタ」で盛り上がるってことですよね。

三澤

盛り上がるというか安心する。すごく高学歴なのに、すごい低所得で苦労してる人の話とか。

安田

そういう話って、ものすごく特殊なケースじゃないですか?

三澤

特殊なケースだと思います。

安田

ですよね。

三澤

ただ高学歴なのに「親の介護で貯金使って」とか「会社も辞めないといけなくて」みたいな話は共感を呼びやすい。

安田

ホリエモンのツイッターとか見てると賛否両論って感じですね。

三澤

ホリエモンのフォロワーはそういう傾向なんでしょうね。

安田

「給料もっと払ってやれよ」って意見と「いやいや自己責任だろ」っていう意見が半々ぐらい。

三澤

ネット全体で考えると、やっぱり弱者のほうに寄ってる人が圧倒的に多いと思いますけど。

安田

じゃあホリエモンの書き込みに賛同する人は、弱者に厳しい人が多いんでしょうか。

三澤

それもあるでしょうけど、たぶん属性というか経営者が多いんじゃないですか。

安田

なるほど。確かに経営者だったら「そりゃお前が悪いだろ」ってなりますよね。

三澤

そう思います。経営者に限らず仕事ができる人だったら「それは自己責任だろ」という側になる気がします。

安田

まあ、そうでしょうね。

三澤

ただ頑張っても抜け出せない貧困層の人って、やっぱりいらっしゃるんで。母子家庭でずっとお金がないとか。

安田

働けない事情がある人は仕方ないですけどね。介護とか病んでてとか。でも正社員で働いてるってことは頑張れば稼げるはずですけど。

三澤

そうですよね。転職もできますし。

安田

これだけ採用が難しい時代なので。給料が上がらないなら「転職すりゃいいのに」って思います。

三澤

まわりの若い子とか見てると、そんなにめちゃくちゃ貧乏な人っていませんよね。

安田

はい。若い子の話を聞いてたら「そんなガツガツ稼がなくてもいいです」みたいな人のほうが圧倒的に多い。

三澤

ですよね。だから「この国の若者は終わってる」とか言われても。

安田

「終わってんのはお前だ」って言いたくなる気持ちは分かりますよね。

三澤

「会社が悪い」って人たちはどういうロジックなんですかね。

安田

「転職しても、また他の人がその会社に採用されて、かわいそうな犠牲者が出るんだ」みたいなロジックでした。

三澤

ネット社会ではそういう会社は淘汰されていくはずなんですけど。

安田

ですよね。ちょっと書き込み調べたら普通はそんな会社に入らない。間違って入っちゃったら辞めればいいし。

三澤

そちらが正論でしょうね。

安田

にも関わらず弱者のほうに寄せる記事はなくならないと。

三澤

そういう記事が共感を呼び、読者が増えるというメカニズムがあるので。

安田

「国が悪い」とか「会社が搾取しすぎだ」みたいなほうが一般ウケするんでしょうね。

三澤

何かのせいにしておくほうが楽ですからね。

安田

でも「会社とか国のせいにしてもダメだよね」っていうことは、ホントはみんな分かってるじゃないですか。したところで何も解決しないし。

三澤

それはネットに限った話じゃなくて人間の本質ですから。人のせいにするのは。

安田

まあそうですよね。

三澤

だって老後の2,000万問題だってそうじゃないですか。「2,000万で足りるわけないじゃん」って思いませんか?

安田

思います。

三澤

みんなそう思ってるのに「取り下げろ!」みたいな騒ぎになる。

安田

ちょっと「国に頼りすぎだろ」って思いますけど。

三澤

ですよね。

安田

気がつけば「国が100パーセント保障して当たり前」みたいな話になってる。

三澤

「それが年金だろ」みたいな(笑)

安田

そんなわけないじゃないですかね。基本的に自分のことは自分でやらないと。

三澤

でもそんなこと言おうものなら選挙で大敗しますから。

安田

だから取り下げちゃったんでしょうね。

三澤

なかったことにしようっていう。

安田

なかったことには出来ませんけどね。

三澤

結局、最後に苦しむのは自分なので「頑張って稼ごう」って早く腹を括ったほうがいいんですけど。

安田

私が政治家になったら必ずそう言いますね。「自分のことは自分でなんとかしろ」って。

三澤

安田さんは絶対に選挙受かりません。

・・・次回へ続く・・・

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