ネットの履歴書
第49回『イメージが逆転するとき』

ソルナ株式会社が開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第49回『イメージが逆転するとき』

 

安田

前澤さん、ZOZO辞めたじゃないですか。

三澤

はい。あっさりと辞めましたね。

安田

千葉の館山に20億円寄付したみたいですよ。個人の資産から。

三澤

えっ!?すごいですね。

安田

すごいですよね。20億円ですよ。

三澤

そんな勢いで使ってたら、すぐにお金がなくなっちゃいます。

安田

1,000億円の貯金通帳をSNSにアップしたでしょ。

三澤

YouTubeですよね。

安田

はい。その1週間後にはすでに100億円ぐらい減ってたそうです。

三澤

すごく高い絵をオークションで買ってました。1000億円ぐらいあっという間になくなりそう。

安田

ずっと炎上商法だって言われてたんですけど。ZOZOの売上や株価を上げるためにわざとネットで炎上させてるって。

三澤

そう見えちゃいますよね。

安田

もう社長も辞めたので、あんなに叩かれてまでSNSをやり続ける必要があるのかなって思っちゃいます。

三澤

何か別の意図があるんでしょう。

安田

1000億円も持ってて、今更フォロワーを増やしてもって感じですよ。

三澤

でも、何十人かのチームで動いてるみたいですよ。

安田

「チーム前澤」として?

三澤

はい。その中に広報とか戦略を考える人がいて、ちゃんと話し合って方向性を決めてツイッターとかやってるみたいです。

安田

そうなんですか。

三澤

はい。個人で動いてるわけじゃない。だからたぶん「いまは表にどんどん出ましょう」って戦略。

安田

「この経営者を一番尊敬します」というネットの若者投票で、ビル・ゲイツよりも、ジョブズよりも、孫さんよりも上なんです、前澤さん。1位なんです。

三澤

若い人にはすごく支持されてますよね。

安田

「金持ち自慢だ」「女優と遊んでるだけだ」ってさんざん叩かれてましたけど。じつは20代の若者は経営者として前澤さんを支持してる。

三澤

叩いてるのは「もっと上のおじさんたち」なんでしょう。

安田

じつはそうみたいですね。

三澤

若い男性の支持率が高いのは理解できます。

安田

チーム前澤のブランディングも、やはり若者がターゲットなのでしょうか?

三澤

ターゲットはちゃんと考えてやってるでしょうね。ZOZOの広報責任者も一緒に辞めてついて来たみたいです。

安田

そういえば辞めましたね。いま一緒にやってるんですか。

三澤

はい。ブランド戦略はあの人がコントロールしてると思います。前澤さんが自分でやってるとこもあるでしょうけど。

安田

まあビジネスとして捉えるならば、あれだけのフォロワーがいて「何も発信しない」ってのはあり得ないでしょうね。

三澤

すごい財産ですから。資産評価はされませんけど。

安田

でも前澤さんって何千億も資産を持っていて、歳も歳だし月にも行くわけで、もう働かなくてもいいと思うんですけど。

三澤

本人は「このまま使ったらなくなっちゃう」とか言ってました。

安田

言ってましたね(笑)でも無くなりますかね?

三澤

今のように使い続けたらなくなると思いますよ。5年持つのか10年持つのか。

安田

20億を「ポン」と寄付しちゃうぐらいですからね。1億撒いたりしますし。

三澤

はい。あんな感じで使ってたら、すごい勢いで減っていくと思います。

安田

じゃあ、いま発信してるのも、次のビジネスの仕掛けってことですか?

三澤

一応、表向きは「何もまだ決まってない」とおっしゃってました。とにかく「世の中の困りごとを解決する事業」をやりたいと。

安田

そうつぶやいてましたね。

三澤

候補は結構挙がってるみたいですけど。どうせだったら世界レベルの困りごとに取り組んでもらいたいです。

安田

プライベートジェットもツイッターで販売してましたよ。ああいうのも、ちゃんと考え込まれた広報戦略なんでしょうか。

三澤

もちろんそうだと思います。

安田

私としてはメルカリで売ってほしかったですけど。

三澤

(笑)まあ、どっちにしろ話題になりますよ。あんな人いないですもん過去に。

安田

いないですね。

三澤

YouTubeの1,000億円通帳記入もそうですし、「人がやってないことをどんどんやっちゃおうよ」みたいな広報戦略。

安田

その反作用でものすごく叩かれてますけど。

三澤

「叩かれてもいいじゃん」って感じじゃないですか。

安田

もう社長じゃなくなったし。気を使う必要はないですもんね。そういえばテレビにもよく出るようになりました。

三澤

出ますね、最近。

安田

はい。コメンテーターには叩かれてますけど。あれもやっぱ戦略なんでしょうか。

三澤

だと思いますね。

安田

ZOZOは一部上場企業なので「言っちゃいけないこと」とかいろいろあったんでしょうね。出るメディアを選んだり。いまはすごく自由そう。

三澤

そもそもZOZOにデメリットなんてなかったと思います。せいぜいアンチがちょっと騒ぐぐらいで、「それがどうしたの?」っていう。

安田

でもテレビだと、意図的に編集されて極端に切り取られたりもします。

三澤

そうですね。まあこれからはどんどん出ていいんじゃないですか。なんだかんだ言ったって、いい人ですから。

安田

たしかに。露出が増えれば人柄も伝わっていくでしょうね。

三澤

子どもがそのまま大人になったみたいな人ですよ。

安田

まあ、そういう感じですね。

三澤

言ってることが真っ当ですもん。客観的に見たら単なる妬みそねみですよ。

安田

その通りですね。

三澤

「1,000億という金額は自分だけでは稼げない。だから社会貢献に使わなきゃいけない」って。すごく真っ当だなと思いました。

安田

いやぁ、私も偉いなと思いました。でも何言ってもテレビでは叩かれるんですよ。

三澤

それがコメンテーターの仕事ですから。

安田

嫌な仕事ですよね。

三澤

20億円寄付しても叩かれるんですから。

安田

でも寄付に関しては、ネットの評判は高かったですよ。嫌味を言ってるのはテレビだけ。

三澤

ネットの方がまだ、まともかもしれません。

安田

純粋にいい人なんで、今後露出が増えると、だんだんそれが伝わっていくじゃないですか。

三澤

数年後には人気者になってるかもしれません。

安田

堀江さんもある意味人気者になりました。

三澤

ホリエモンは、ちょっと性格悪いとこもあるんでしょうけど。コメントも面白いしやっぱり魅力があります。

安田

前澤さんのイメージ大逆転は起こると思いますか?

三澤

高い確率で起こると思います。

・・・次回へ続く・・・

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