小さなブルーオーシャンを追え
第9回『ZOZOは炎上なのか、戦略なのか』

株式会社ソルナが開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第9回『ZOZOは炎上なのか、戦略なのか』

 

安田

ZOZOの前澤社長ってご存知ですか?

三澤

お会いしたことはないですけど。もちろん知ってます。月旅行の人。

安田

他にも、バスキアの絵を100億円以上で買ったりとか。

三澤

お年玉企画もやってましたよね。

安田

はい。賛否両論あったやつ。Twitterでフォロワーさんに1億円配りました。

三澤

上手ですよね。

安田

三澤さん的には、あれは上手なんですか?お金の使い方として。

三澤

だってフォロワーがいきなり600万人増えたんですよ。

安田

でも一方で反感も買ってますよ。株価だって下がりましたし。顧客離れとかも言われてます。

三澤

顧客離れは、前澤さんの露出とは関係ないと思いますよ。

安田

じゃあ、戦略的なものですか?

三澤

ひとつは値引き。それと、やっぱり自社ブランドの立ち上げが影響してるんじゃないですか。

安田

「お客さんから集めたお金で、自社ブランドをつくった」とか、言われてますもんね。

三澤

そういうのも含め、理由はひとつじゃないと思います。

安田

じゃあ、広報的には「リテラシーが高いか低いか」と言えば、高いと。

三澤

すごく高いでしょうね。

安田

敵もかなり増えちゃいましたけど。

三澤

でも、芸能人みたいなもんで「話題になったもん勝ち」っていうのはありますよ。

安田

少々嫌われるくらいは、計算済みだと。

三澤

全体からすれば、大したリスクじゃないですね。

安田

でもやめちゃいましたよね、書くの。

三澤

そうですね。

安田

「本業に集中する」っていうことでしたけど。あれは炎上したから、やめたわけじゃないと?

三澤

あそこがまた、うまいとこなんじゃないですか。

安田

どこがですか?

三澤

「そろそろ、やめたほうがいいな」って思ってた時なんですよ。

安田

やめたのが?

三澤

はい。「これ以上やると、よくないだろうな」と思ってたところで「ピタッ」とやめられた。これ、絶対計算してるなと思いましたね。

安田

やめた瞬間に、株価上がりましたもんね。

三澤

あのへんが、本当にうまい。

安田

そういうリテラシーが高いんですかね?

三澤

たぶん最初は、ネットリテラシー低かったと思うんですよ。ああいう明るい性格なので書きたいこと書いてただけでは。

安田

1回炎上しましたもんね。フォロワーさん怒鳴りつけて。

三澤

その頃を知らないんですけど。あの方のすごいところは、学習能力が異常なぐらい高いところじゃないかと思いますね。

安田

高いですか?

三澤

どんどん短期間で学習してって「あ、これ使えるな」とか「あ、これしちゃまずいな」とか。

安田

炎上も招いてますけど。

三澤

「これは炎上させると、結果的にこれぐらい叩かれるだろうけど、最終的なプラスマイナスはこう」っていうのを計算してる。

安田

やっぱり計算してますか?

三澤

じゃないと、あのレベルでの会社経営はできないと思います。

安田

私はもう、ずいぶん長い間会ってないんですけど。

三澤

会ったことがあるんですね。

安田

はい、ずいぶん前ですけど。私の知ってる頃はもっと慎重な人で、自分の顔を出すのも好きじゃなさそうでした。

三澤

どこかで変わったんでしょうね。

安田

たぶん会社の知名度を上げていくのに、「これは自分がやるしかない」っていう覚悟をしたんだと思います。

三澤

そうですね。ZOZOには、あの人しかいないですからね。広告塔になれる人って。

安田

そうですね。

三澤

いろいろインタビュー記事とか見ましたけど、「あの顔、あの身長、あの性格」って、まさに広告塔にもってこいなんですよ。

安田

じゃあ、女優さんと付き合ったのも、戦略でしょうか?

三澤

戦略というより、ある程度のところまでいくと「絵を買おうが」「女優さんと付き合おうが」ぜんぶ話題になるんですよ。

安田

確かに。前澤さんが炎上するまでは、ZOZOTOWNを知らない人たくさんいましたもんね。

三澤

今は、知らない人の方が少ないですよ。

安田

ということは、やっぱり成功だったってことですか?

三澤

成功だったと思いますね。ただ、問題はここからじゃないですか。

安田

ここから?

三澤

「前澤嫌い!」っていう人と、「前澤支持する!」っていう人。だんだん明暗が分かれてきてる。

安田

圧倒的に「嫌い」が多いように見えますけど。

三澤

いや、そんな事ないです。好きな人のほうが多いんじゃないですかね。

安田

三澤さんの周りでは、好きな人のほうが多いですか?

三澤

はい。少なくとも僕のまわりは、応援してる人のほうが多いですね。

安田

へえ。

三澤

失敗しましたけどZOZOSUITも「やっぱ応援したい」って感じ。あと「ユニクロの柳井さんを倒してほしい」みたいな。

安田

柳井さんは「あんま好きじゃない」って人、いますよね。

三澤

あの方を応援しても、面白くないんじゃないですかね。優等生っていうか。

安田

前澤さんは、優等生じゃないと。

三澤

ちょっと子供っぽいところが、あるじゃないですか。

安田

ありますね。確かに。わざと剛力さんとのデートを見せたり。

三澤

ああいうところで、好き嫌いの明暗が分かれるんじゃないですかね。「ふざけるな」みたいに思う人もいるので。

安田

でも、好きだという人もいる。

三澤

いると思いますよ。

安田

「私は前澤さん支持します」って人、あまり表に出てきませんけど。

三澤

叩く人の方が、メディアも取り上げやすいので。

安田

マスコミとかテレビは「前澤は叩く」という方針に見えます。

三澤

かなり叩いてますね。

安田

あれが不思議でしょうがないんですけど。いまのテレビって、ネットの論調に合わせるんですか?

三澤

そのほうが視聴率稼げるってことでしょ。

安田

視聴率取るために、あそこまで個人を叩きまくるんですか?

三澤

マスコミもレベル低いですからね。でも前澤さんは、ぜんぜん気にしてないと思いますよ。

安田

じゃあプロの目から見ると、前澤さんの方が上だと。

三澤

そう思います。

安田

認知度を上げて、「これ以上やると逆効果だ」ってところでやめた。

三澤

やめたっていうか、様子を見てると思います。

安田

ということは、また第2弾、第3弾で、何かやってくる可能性があると。

三澤

そう思います。ただ、前澤さんクラスになると、それなりの理由がいると思うんですよね。

安田

理由ですか。

三澤

ただ「始めました」では面白くないので。彼なりの花火を打ち上げるんじゃないですかね。

安田

なるほど。たとえばZOZOSUIT改良版ができましたとか。

三澤

「すごい新商品ができました」とか。「剛力さんと結婚します」とか。

安田

結婚はしないって、言ってましたけど。

三澤

きっと何か、計算して仕掛けてくると私は予想してます。

安田

「さすがだ」っていう、方法で再開するであろうと。

三澤

はい。孫さんも「彼はああいうのが絶妙にうまい」ってコメントしてました。「俺にはできない」って。

・・・次回へ続く・・・

※前澤さんは2019年4月25日にTwitterを再開されました。

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