小さなブルーオーシャンに出会う旅 第22回「コンセプトは南蛮貿易。奥深い世界を見に行きたい!」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

第22回「コンセプトは南蛮貿易。奥深い世界を見に行きたい!」


生産国でも消費は2割以下。日本でもあまり馴染みのないものだけど…

今回は。

シェリー酒

のお話。
と言ってもシェリー酒ってご存知ですか?

昔は「ワインの出来損ない」なんて
言われていましたね。

日本ではシェリー「酒」と呼ばれることが多く、
独自のカテゴリーと認識されがちですが、実は立派なワイン。

スペイン・アンダルシア地方の
ヘレス周辺で造られる酒精強化ワイン
(醸造過程でアルコールを添加することで
アルコール度数を高めたワインのこと)の一種です。

しかし実はスペイン人もほとんど飲まないとか。
現在でも国内消費は2割以下、多くは英国、
そしてヨーロッパへ輸出されています。

日本では…あまり馴染みがないですね(笑)

このシェリー酒を専門に出してくれるバーが
五反田にあります。

その名も「Sherry Museum」。
「日本のシェリー酒の第一人者」と称される
中瀬 航也氏が2014年に出したお店です。

小さなブルーオーシャンを生み出しているものは何なのか?

飲食店ってとても多いですよね。
特に繁華街は。
大手有名チェーン店から個人店まで、
様々なお店が軒を連ねています。

「このお店、お客さん入るのかな?」
と心配になってしまうお店も
あったりします。

更にBarという業態は、
レッドオーシャンなのでは?
と思うのです。

お酒を飲みに行くだけであれば、
わざわざBarに行かなくてもいいわけで…。
それでもBarに行くのは何かを求めて、
例えば、バーテンダーさんとの会話とか、
雰囲気とか…。
それがなければ行く理由がないので、
値段が安いか、高いか。

「Sherry Museum」さんには
いくつもの小さなブルーオーシャンがあります。

まずはシェリー酒の専門店というだけで
小さなブルーオーシャンです。
店主の中瀬 航也氏が「日本のシェリー酒の第一人者」と
言われていますので、中瀬氏を目当てに来る人も
いるとは思いますが、シェリーだけというのは、
「シェリー酒を飲みたい人」にとって聖地でしょう。
常時150 種類以上のシェリーがあるようですし。

さらに言うとシェリーに合わせた料理も出してくれる。

前述したように生産国スペインではシェリーは
ほとんど飲まれません。
ということは、本場スペイン料理とシェリーの組み合わせは
実は少ないらしいのです。
そこで、様々な食材に合わせて、シェリーのペアリングを楽しめます。
お腹を空かせて行っても、
2軒目として行ってもいいBarなのです。

今夜シェリーを飲みに行きたくなりましたか?(笑)

 


佐藤洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。
中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

 

ブルー・オーシャン戦略は、未知の新大陸を探しだす作業ではありません。
新たなブルー・オーシャンは今いるレッド・オーシャンの中に無数に存在するのです。

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