小さなブルーオーシャンに出会う旅 第32回「必需品をファッションアイテムに変えた小さなブルーオーシャン」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

第32回「必需品をファッションアイテムに変えた小さなブルーオーシャン」


「種類も在庫も世界一の“つえ屋”さん」

今回は

つえ

のお話です。

ビシッとスーツを着て、
ハットを被り、
ステッキを持って、
颯爽と歩いている
ご老人を見ると、
カッコいいなぁ〜、
あんな歳の取り方をしたいなぁ〜、
なんて思うのは私だけでしょうか?

高齢化が進み、
“つえ”というのは、
ご年配者にとって、
「必需品」になっていると思います。

この“つえ”を専門に扱っている会社が
京都にあります。

株式会社つえ屋さま

なんとその数は、9,000種類。
さらに在庫は17万。
世界一だそうです。

小さなブルーオーシャンを生み出しているものは何なのか?

 

高齢化が進み需要は多いのでしょう。
世界一ということでメディアにも
取り上げられているそうで、
成功を収めているみたいです。

しかし、
種類や在庫が世界一、というだけで
成功を収めることができるでしょうか?


LEEROY AgencyによるPixabayからの画像

“つえ”はご年配者にとって、
必需品となりつつあります。

しかし、必需品になるということは、
できるだけ安いものを買おうとするのが、
購入者側の心理です。

だからこそ、
“つえ”自体を嗜好品に変えた。
ファッションアイテムとしたのです。
と同時に、“つえ”は一般的な
ファッションアイテムと違い、
流行り廃りがありません。
なんだったら、昔のものが、
再び流行る(リバイバル)なんてこともあるでしょう。

アルミ製の軽いもの、
高級漆塗り、
木製、
カーボン製、
竹製…

シンプルな無地があれば、
花柄、
チェック柄…
クリスマス柄や動物柄、
スポーツ柄なんてものもあります。

材質や柄だけ、
何百、何千と種類があります。

なんだか楽しそうですね。
これは、1本だけではなく、
2本、3本と持ちたくなるはずです。

もう一つ言えば、機能性を高めています。

折りたたみ式、
伸縮可能なスライド式
傘つえ、
つえ先を4点で支える4点つえ
など、それはもう多岐に渡っています。

ご自身で購入するだけでなく、
プレゼントとしても
良さそうなアイテムですね。

今後は、
・万歩計
・紛失防止
・GPS機能
などなど、まだまだ機能性が高める余地があります。

たかが“つえ”、
されど“つえ”。

すごい世界観じゃないですか?

 

佐藤洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。
中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

 

安田佳生とおこなう「スイッチミーティング」

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