こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
小児科で子どもたちの様子を眺めていると、それぞれに様子が違い実に興味深いです。
まだ歩けない赤ちゃんは抱っこされ、寝たり、泣いたり、笑ったり、マイペース。
1歳ぐらいの子は、お母さんにベッタリくっついている子もいれば、キッズスペースで遊んでいる子も。
病院の前で「行かない!」と必死で訴えているのが2歳をすぎたぐらいの子どもたち。しぶしぶ院内に入ってきても、目には涙を浮かべ、お母さんの手をしっかりと握っています。
さらにある程度の年齢になると、ひとりで椅子に座り、おとなしく待っています。
2歳ぐらいの子とお母さんの会話に耳を澄ませてみると……。
「注射は嫌だからね」
「鼻をぐりぐりするのはしないから!」
「もしもしするだけならいいよ」
そんなことを子どもたちは訴えていました。
過去に経験した嫌だったことをしっかりと覚えていて、それが病院への怖さにつながっているのですね。
安田はツイートで「人は知ることで恐怖を抱く」と言っています。
何も知らない。何も持っていない。無知で、無価値な状態が、実は一番強い。人は知ることによって恐怖を抱き、所有するものが多いほど失うことを恐れる。一度手に入れたものを捨てるのはとても勇気がいる。一度身に付けた知識を削ぎ落すことは更に難しい。未だないことの価値を人は知るべきなのである。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) May 4, 2017
2歳ぐらいの子は、過去の経験から恐怖を抱くのに対して、ある程度の年齢になるとそれを乗り越えられることが、子どもたちの様子から感じ取れます。
人間は生まれながらにして、乗り越えられる力を持っているようです。
大人になると多くの経験をする分、経験という鎧を着て武装することで自分を守りがちですが、その鎧を脱ぎ捨てることで、子どもたちのように大きな成長を遂げられるかもしれません。
未だ経験したことがない世界はどんなものか見てみたくありませんか?