【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「人生もビジネスも時間を制するものが勝つ。ぐだぐだマーケティングその10。」2019年12月11日配信

第376回 ぐだぐだマーケティングその10。
人生もビジネスも時間を制するものが勝つ。
と言われていますが、制するべきは時間ではなく期間なのです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

デザイナーのコミュニティーをやめました。所属するだけで何か得られると思ってましたが、自発的にやらないと結局、足踏みしてしまうと思ったからです。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

今日のテーマは「時間と期間」。

安田

あと、金子さんの足踏み。

栃尾

足踏み(笑)

金子

我の足踏み。

安田

え、それはあれですか、デザイナーさんたちと一緒にいたらデザインうまくなるっていうことですか?

金子

と思ってたんですよ。いろいろ刺激になったりとか作品を見せあったりとかして、うまく相乗効果で自分がノっていくのかなと思いきや、3か月行って、結局、自分の変化は自分でしか起こらなくて、自分がすごいノってるときって、自分で考えたことでしかなくて、結局、そのコミュニティーで何かを得られることがなくて、どんどん離れていってしまったというのがあるんです。

安田

なるほどね。

栃尾

受け身だけだとね。

金子

受け身だけだと。

栃尾

うん、わかります。

安田

成長というものとですね、時間というものの関係性について今日は。最近あんま役に立つ話してないんで。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

「時間をどう使えば人はより成長するのか」っていう。

栃尾

「成長」なんですね。

安田

まあ、生きやすさとか、仕事のパフォーマンスとか……

金子

うん。聞きたい

安田

お金持ちとか、いろいろあると思うんですが、僕は基本的に「時間」と「期間」というのを分けて考えてます。

栃尾

なるほど。

金子

うーん……わかりません。

安田

つまり時間っていうのは積み重ねで、「三日坊主」とかよく言うじゃないですか、3日でやめちゃうとだめで、「じゃあ、どのぐらいやりゃいいんだ?」ってときに、たとえばそのデザイナーさんと一緒にいて、もしかしたら、あと1か月いたら何かすごいもんがあったかもしれないじゃないですか。

栃尾

もしかしたらね。

安田

もしかしたら。どこで見切りつけるのかっていうのもありますけど。何ていうんでしょうねえ、たとえば「時間かけないとダメだ」って言う人に限って結構、期間をおろそかにする人が多いんですよ。

栃尾

なるほど。

金子

ふーん。

安田

たとえばですね、よく素振りとかでたとえるんですけど、1日だけ徹夜で素振りしても、そんなにうまくならないじゃないですか。

栃尾

そうですね(笑)

安田

イチローさんとかも、そんなにたくさんやらなかったらしいんですけど、だけど毎日やってたっていうね。それがすごい大事っていうか、そういうことがやっぱあるんですよね。アサガオの種まくじゃないですか。で、芽が出るまでにどうしても期間というものが必要になってきますよね。

栃尾

たしかにね。1日でジャブジャブ水をあげても仕方ないですもんね。

金子

うんうん。

安田

そう。そんなに育たないじゃないですか。人間も同じで、期間じゃないと育たないということが意外と知られてないっていうかですね。だから、たとえば1日5時間何かをやり続けるってなかなか大変なんですけど、たとえば5時間×10日で50時間ですよね、1時間×50日でも50時間ですよね、そうやって長く長く期間を積み重ねないと、どうしようもないもんっていうのがあるんですよ。たとえばスピードラーニングとかだったら、「いかに合計時間を少なくして何か覚えるか」みたいなのあるじゃないですか。

金子

うんうん。

栃尾

うん。

金子

私は毎日1デザインを上げるっていう取り組みをいましてて、実は。

栃尾

頑張ってるね。

金子

そうなんですよ。45日目なんですけど。

栃尾

すごい。

金子

あ、違ったか。期間。

安田

すごいじゃないですか。

金子

それを続けることによって、結構いろんなことができたりしてきてるんで。学習ができてることとか、1日に言っても2時間ぐらいしか使ってないので、だけど、毎日続けることで結構得られるものが多いなというのは感じます。

安田

多いですよね。2時間ってなるとなかなか大変ですけど、たとえば僕、ジムとかも行ってますけど、週1回・1時間しかやらないんですけど、もう15年ぐらい行ってるんですけどね。

栃尾

すごいですよねぇ。

安田

それを、だから、15年分って大変ですけど、たとえば1年分を1週間でやっても、そんなに変わらないじゃないですか。

栃尾

たしかに。

安田

だから、三日坊主で終わっちゃう人って、やり過ぎなんじゃないかと思うんですよ。

栃尾

私も思います。最初に何かをやろうって思う人が、結構最初にワーッと頑張り過ぎちゃって、2回目すごくやるのが気が重くなってるっていう姿をめちゃめちゃよく見ますね。

金子

うんうん。

安田

そうですよね。だから、ホントに1日5分とか10分とかでぜんぜん苦にならないっていうことだったら、続けられるじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うんうん。

安田

僕、歯みがきとかってすごいなと思うんですよ。

栃尾

たしかに。

安田

歯みがきしない人もいるでしょうけど、多くの人はだいたいやるじゃないですか。よくこんな面倒くさいことをみんな死ぬまでやり続けるなあと思って。僕にしてみたら、歯みがきのほうが毎日ツイッターやるよりもぜんぜんしんどいというか、よっぽどツイッターとかのほうが楽なんですよ。

栃尾

へぇ~。

安田

多くの人はみんな歯みがきするじゃないですか。あれ、習慣化されてるからだと思うんですけど、だから、期間をうまく使うっていうことを覚えれば、歯みがきするような感じで仕事ができるようになるとか収入が増えるとかって、簡単に直結するんじゃないかって気がするんですよね。

栃尾

なんでできないと思いますか?多くの人が。

安田

だから、やっぱ期間を続けないからですよね。

栃尾

なんで続けられないんですかね。

安田

成果が見えにくいからじゃないですか。

栃尾

なるほどね。

安田

「どうやったらお金持ちになるのか」っていうことを考えたことない人って、あんまいないと思うんですよね。

栃尾

ああ、はいはい。

金子

うん。

安田

だけど、たとえばお金なくて困ってたら、長かったら1日中考えるっていうこと、あるかもしれないですけど、たとえば5年とか10年間、毎日15分考え続ける人って、あんまいないんですよね。

栃尾

うんうん。

金子

なるほどねぇ~。

安田

でも、「どうやったら仕事ができるようになるか」とか、「どうやったら売上が増えちゃうか」とか、「どうやったら問い合わせがいっぱい来るか」とか、それを毎日、僕は15分ぐらいでいいと思うんですけど、これを必ず毎日、365日、3年とか5年とか続けたら、仕事ができない人はいなくなると思うんですよね。

金子

うーん。なんか、人に見せるポートフォリオとして私は毎日つくってるんですけど、「どういうふうに見せたら、みんなよろこんで見てくれるか」とかって結構毎日考えてます、いま。

安田

考えますよね。

金子

めちゃ考えてますね。

栃尾

成果を急いじゃうっていうのは、まあ気持ちはわかるんですけど、成果を急がないコツみたいな、あるんですか?

安田

成果を急がないコツですか?

栃尾

はい。

安田

成果を求めないことじゃないですかね。

栃尾

あ、そもそも求めないと。たとえば1年とか2年とか決めるのもしないと。

安田

そうですね。

栃尾

それで、でも、続けるの難しくないですか?

安田

それで続けるの難しいんですかね。

栃尾

たとえば「成長のため」とか「生きやすさのため」とか、そういうのを考えないってことですよね。

安田

うーん。

栃尾

私も感覚としてはわかりますけど、続けてる身としては。でも難しいか。

安田

まあ、逆説的に言うと、成果を求める人が、じゃあ、成果出せないってことなんですかね。

栃尾

そうかもしれないですね(笑)なるほどね。

金子

えーっ。成果は、でも、考え続けてますね、それは、とはいえ。

安田

でも、結構多くの人が一生懸命仕事したりとか、自分でも頑張ってるっていうぐらい働いたりとかね、嫌なことを我慢したりとかっていうことをしながらお金稼いでて、「もっと楽をして、もっと楽しいことだけやって、なおかつ、いまより収入多くなったらいいのに」って結構多くの人は思ってると思うんですよね。だけど、そのやり方を、果たして、じゃあ、どうやったらそうなるのかっていうのに、どのぐらいの時間考えてるかっていう。しかも時間じゃなく、どのぐらいの期間考えてるかっていうことでいくと、ボヤっとは考えてると思うんですけど、「この15分はそれしか考えない」っていうことをやってる人はほとんどいないと思うんですよね。

栃尾

でも、成果を急がずにそれをやるのって、結構大変だなと私は思ったんです。

安田

でも、たとえば「それで明確に成果が出る」とか、「じゃあ何年ですか」っていうことが僕が答えられたら多くの人はやるわけで。

栃尾

そうですよね。

安田

で、すごい逆説的なんですが、ほとんどの人がやると差つかないじゃないですか。結局この世の中の成功とかって、成功者と失敗者の差を「成功」というんですよ。つまり、地球上の人全員が年収10倍になったら何も変わらないわけなんで。

栃尾

そうですね。

安田

ということは、ほとんどの人は確信がないとやらないんで、だから「やれば成功する」ってことなんですよね。

金子

なるほどねぇ。

栃尾

そうですね。私が思っているのは、毎日のやることに、それ自体が楽しいとか、それ自体に気づきがあって、その気づきが楽しいとか、そういうふうに持っていくと成果を求めずに継続できるかなっていう意見がありますけどね。

安田

継続するためのコツ?

栃尾

そうです。成果を求めなくても継続できる……コツ?

安田

そうですね。

金子

短い時間で自分の最大限発揮できることをするって感じですかね。

安田

最大限?そうですねぇ、自分が夢のような状態になることをイメージして、「そうなるためにはどうしたらいいんだろうか?」っていうことを考えるっていう。たぶんね、ホントに毎日15分考えるとするじゃないですか。最初の1年ぐらいってほとんど何も変わらないし、答え出ないと思うんですけど、でも、不思議なことに、着実に筋肉はついていくもんなんですよねぇ。

栃尾

なるほどなるほど。

金子

うん。

安田

ということで、本日のおまとめを。

栃尾

えっ、おまとめするんですか?(笑)

金子

(笑)

安田

じゃあ、もう、おまとめはいいです。

栃尾

期間を大事にしましょう。

金子

はい。わかりました。

安田

はい。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2019年12月11日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらからhttp://yasudayoshio.com/podcast/#/top


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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