税理士の先生からすれば「ググれよ」って思うようなことを、意外とちょこちょこちょこちょこ聞きたいっていうのはあるんじゃないですか。
なるほどね。いま、だいたいどんなもんですか?1人担当者が年間30、多いとこで……まあ、ざっくり20~40を見るみたいな感じなんですかね。
そうじゃない?安いところは。安いところというか、一般的なモデルとしたらそうだろうね。だから、そんなに困んないと思うんだよね、普通に考えたら。
でも、1人がだいたい30とか40見てるとして、やっぱり細かい質問とか、自社のことをどれだけ見といてくれるかっていうと、「計算のところで終わってる」っていうのはあるんですかね。そのへんどうなんですか?
いや、見れないよね。
見れないですよね、踏み込んで経営目線ということでは。
ただ、細かい質問とかは答えるんじゃない?「年末調整どうすればいいですか?」とか、そういうのは答える。ただ、出口戦略とか、そういうのにはいかないよね、やっぱ話が。
っていうのと、べつにそういう職業じゃないといえば。
そこですよね、たしかに。
知らないという(笑)
あ~。
だから、税務の相談はできてるんじゃないの。ただ、それ以上を求めるんなら……これ、でも、当たり外れあるしねえ。
え?
いや、あるじゃん?それってもうコンサルの領域にならない?
あ~。
なんていうの、その出口戦略に乗ってるときに「そうですね」って……なんていうのかな、「それ、ぜんぜん違う。じゃあ、そこでファンドをくっつけてこうしましょう」みたいな提案とかってできないよね。
あ、そうそう。この間……あれ、どこだ、場所は言ったらあれでしょうけど、何かの案件で「海岸線沿いを一大リゾートに開発する」みたいな話のときの、ソリューションの大久保先生の提案がえげつねーな、みたいな(笑)
(笑)。いやあ、だから全体で考えたときに、どこまで自分でやって、いちばんいいところまで仕入れて、ファンドないし大きい企業と組んで、一部株持ってもらって、もう一段大きく売るとかさ、そういうのってべつに税理士の仕事じゃないもんね。
うんうん。
でも、がんばってほしいけどね。そういうのを相談できる相手としての、信頼ある業界であってほしいとは思うけど。ま~、いろんな人に聞くしかないんじゃない?なんていうの、税務とか会計は税理士さんに聞いて…わかんないけど……むずかしいな。やっぱ経営者が勉強しなきゃいけない時代なんだろうね(笑)
(笑)。あ~、そっちに返ってくるっていうのもあるんですかね。
かねぇ。
じゃあ、この財務戦略的なほうの話は、そもそも税理士に「なんでできないんだ」って目線を向ける前に「自分で勉強してよ」っていうのは、これはたしかに言われるとそうなんですかね。
っていうのもあるし。逆にいったら、20代の経営者の子のほうが知ってる可能性あるよね。たぶん資本政策とか知らないもんね、税理士は。税金関係、課税関係をどうするのかはわかるけど。
はいはいはい。
「どうやって集めんの?」とかも相談できないだろうしさ。
うんうんうん。
だから、「帳簿に関して」って限定したら、足りてると思うよね。
あ~。
逆にそれだけ若かったら、もうあれだね、税理士さんに教えてあげてほしいよね、「いまはこうですよ」って。
逆に?
「勉強したほうがいいですよ」っていうのをさ。知らないでしょ、たぶん。いま、だって、経営者だって50代60代が多いから、そういう会社ばっかりやってる人がJカーブモデルとか特に、前もあったけどさ、そういうこと言われたら「やめなさい」って言うよね(笑)
「赤字出すのやめなさい」って言われるもんね、たぶん。うーん、だから、いろんなアイデアが出せるかどうかっていう……まあ、経営判断は経営者がするべきだろうから。ただ、いろんな観点から刺激を与えられるかどうかっていうと、やっぱり税理士というよりはコンサルとか、他の業種とか、他の経営者とか、いろんな人と話して勉強するしかないんじゃないかという情けない結果にはなるんだけど。
まあ、でも、これ結構本質的なところで、税理士の先生のプロフェショナルの領域をちゃんと経営者が理解して、そうじゃない、税理士が抱えてると思っている問題点は、意外と自分自身がクリアするべきことなんじゃないか、みたいな話もあるんですかね、いまの話だと。横のネットワークで。
そうだね、うん。「前の先生に言われなかった」って言われるけどさ、それは言わんだろって思うよね。範疇じゃないと思う。
たしかにね。大久保先生がたまたまアウトローだから知ってるだけで。
アウトローだから知ってるわけじゃない(笑)。コツコツと現場でたたき上げてきた。
「コツコツと」はうそだ(笑)。これはうそだ(笑)
(笑)
ということですかね。ということで答えとしては、数としては、いま、普通の帳簿ということに対して向き合うという意味では足りてるんじゃないですかと。
まあ、それはどっちだっていい話なんだけど。
(笑)
(笑)。いや、身近に相談できないなら替えればいいんじゃね?って思うけど。
なるほどね。
ただ、そんなに期待すんなよという。
じゃあ、こういう方につくったところがありますので、「zaimuAID」ぜひ入っていただきたいなと思います。
(笑)
というわけで、今日は終わりたいと思います。大久保先生、ありがとうございましたー。
ありがとうございまーす。