
ありがとうございます!えーと、なんか、ツイッターで他の方がつぶやいていた文章があって、「子どもの頃には“叱られるうちが華”といって、若い人に対して怒られることを肯定するような言葉をよく聞いてたんですけど、大人になっても怒られることはあるし、逆に褒められることはない」っていうようなツイートを見て、めちゃくちゃ納得したというか、深くうなずいていたんですけれども、そのツイートを見かけてから、褒められることでのメリットとデメリットを考えるようになってて、もしよかったら、お二人にメリット・デメリットとか、褒められることについてのテーマで話したいなと思いました。です。

うん。えーと、私が褒められることっていうことで考えてたのが、子どもの頃に大きく作用するツールなのかなと思っていて、メリットは、褒められることで個性が磨かれることとか、他の人のことも褒められる人間に育つんじゃないかなと思ってるんですけど、逆に、褒められることでのデメリットっていうのがないんじゃないかなと思っていて、たとえば鼻が高くなるとか、「他の人よりすごい」という勘違いをするというようなことを世の中で聞くんですけど、そういうことをしてる人を見たことないなと思ったので、ないんじゃないかなあって私はちょっと思ってます。

私も、「褒めることを報酬に使ってはいけない」みたいなことは結構子育て本とかにも書いてあるので、すごい意識しているので。褒められると、そこに向かってっちゃうんですよね、また褒められたいから。テストの点で褒められると、「もう1回テストの点よくしなきゃ」みたいな。で、テストの点がいまいちだったら、「自分なんかどうしようもないんだ」みたいなことにつながるとは、よく言われてますよね。

そう。だから、努力してできた人のほうがすごいんじゃなくて、努力しないでできることを探すようになっちゃったりとかするから、褒め方っていうのは結構大事っていうか、変なふうに褒められるとまずいなあ、子どもがよくない方向に向かっちゃうなと思います。

へぇ~。なんか、お二人が言う本質的なことって、普通に生きてたら見えるけど言葉にできない、みたいなところが私にはあって、親御さんってみんな、そういう本質的なことを考えて褒めたり叱ったりしてるのかなと思ったんですよね。

いや、してないんじゃないですか。ほとんどの人は、すごい短期的に「こういうことを褒めて、やるようになったほうが、この子のためだろう」というふうに思ってると思いますけど。あるいは、親の都合で「静かにしててほしい」とか「言うこと聞いてほしい」とか。まあ、人はひとりひとりちがうんで、その子が持ってる本質的なものをとにかく褒めてあげるっていう、否定しないっていうか、それがすごく大事だと思いますけど。

はい。なんか、「それだけで価値がある」みたいなふうに言えたらいいなとは思ってますけど、でも、やっぱり私はいろいろ子育て本を読んだりとか、あと、自分で失敗したりとかして、そういう考えになってきた気はしますけど。よく本は読みましたね、子育ての。
*本ぺージは、2021年10月20日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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