もしお金が無限にあったとしたら。
小さな頃から考え続ける永遠のテーマです。
実際には、数えることのできるお金しか持っていないので、
それなりの想像力しかありません。
つまり、
大きな家を買うとか、海外旅行に行きまくるとか、
全額寄付するとか、そんなことしか思いつきません。
お金が湯水のように湧いてくるような、
本当の富裕層になると、
おそらくお金に価値なんか感じないでしょうし、
他にもっと欲しいものがあると思います。
お金がある人とない人で話をしても、
前提条件が違うのですから、
わかり合うはずもなく、
「ふーん。」以上の感情なんて湧きません。
よく言われることですが、
個人の生活時間は貧富の差なくもたらされます。
長い人もいれば、短い人もいますが、
いかに気持ちの良い時間を過ごすか、
いかに使命感を感じながら過ごすか、
いかに他人と関わりながら過ごすか。
そんな時間の使い方を、
どんな人も求めているような気がします。
そう考えていくと、
お金も車もインターネットもDXも
自分の意図する時間を手に入れるために、
時間を短縮するツールとして
開発され発展してきたはずなのです。
そう考えて自分の毎日の時間を見直すと、
私たちの生活の中では、
すでに短縮される時間なんてなくて、
ツールを使う時間だけが増えているような気がします。
つまり、
せっかくツールによって短縮した時間を、
そのツールを使うことで潰しているのではないかと。
私は何がしたかったのか、
誰を喜ばしたいのか、
どんな気持ちになると嬉しいのか、
そのために時間を作れているのか、使っているのか。
そんな事もわかっていないのかと、
就活中の学生に怒られそうですが、
真の目的を明確にするのは、
本当に怖いし、難しいことなのです。
いかに時間を使うか。
お金の次のテーマかも知れません。
- 著者自己紹介 -
人材会社、ソフトウェア会社、事業会社(トラック会社)と渡り歩き、営業、WEBマーケティング、商品開発と何でも屋さんとして働きました。独立後も、それぞれの会社の、新しい顧客を創り出す仕事をしています。
「自分が商売できないのに、人の商品が売れるはずがない。」と勝手に思い込んで、モロッコから美容オイルを商品化し販売しています。<https://aniajapan.com/>
売ったり買ったり、貸したり借りたり。所有者や利用者の「出口」と「入口」を繰り返して、商材を有効活用していく。そんな新規マーケットの創造をしていきたいと思っています。
出口にこだわるマーケター
松尾聡史