GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
先週に引き続き「マーケティング領域」の話です。
記事は、Forbesから「2022年のマーケティングトレンドTOP15」を紹介します。
今週の記事はコレ
↓
15 Top Trends That Will Impact Marketing In 2022
2022年マーケティングにインパクトをもたらす15のトレンド
(https://www.forbes.com/sites/forbesagencycouncil/2022/01/14/15-top-trends-that-will-impact-marketing-in-2022/?sh=66e258ef6f0c)
先週に引き続きトレンドを読んでみます。
6. Intent Monitoring
インテントモニタリング
It’s time marketers focus on their biggest business goal: finding buyers who are ready to buy. To that end, it’s helpful to know who’s searching for your solution—and who is potentially in-market. Intent monitoring is the answer, and it’s a top trend that we anticipate will grow in 2022.
→
どの顧客が「買う気があるのか?」を探ることが、マーケッターの最大の目標となっている。
なので、マーケットの中の誰が自社商品・サービスを探しているのか?を知る事が求められる。
インテントモニタリングこそが答えで、これが2022年のトップトレンドになり、成長するだろう。
購入意向があったり検索の本気度の高いユーザー(=intent audience:インテントオーディエンス)をモニタリングして、そのユーザーをターゲティングするアプローチですが、特に今に始まった話ではないですね。
Googleのサービスで言うと、Custom Intent Audience(カスタム・インテント・オーディエンス)で普通に実行可能な範囲かな、と思います。
7. The Continued Rise Of Influencer Marketing
インフルエンサーマーケティングの継続的な台頭
There is a lot of distrust among the public when it comes to who they are getting their information from. Influencers have built trust with their audience over a long period of time.
→
誰から情報を得るか?と言う観点では、人々の間では大きな不信がある。
インフルエンサーは自分のフォロワーと、長期間に渡って信頼関係を持っている(ので信用されやすい)。
「引き続きインフルエンサーマーケティングが重要だよ」と言う話ですが、数週間前に読み込んだ「More Long-Term Influencer-Brand Relationships.(より長期的な、インフルエンサーとブランドの関係)」でも論点となっていましたが、インフルエンサーとのお付き合いが「1回限りではなくて、長期的なコミットを引き出す形態に移行していく」ことも忘れてはいけない点かな、と思います。
ポイントは「インフルエンサーは引き続き重要なのだけど、関係の質と形態に変化(短期集中型→長期コミット型)があるから気をつけましょうね」ということですね。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
著者ページへ