【vol.267】2023年のHRトレンド(ハイブリッドワーク)

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き、人事・組織領域で「2023年のHRトレンド」についての記事を
Forbesから引っ張ってきています。

今週の記事はコレ
Top Ten HR Trends For The 2023 Workplace
2023の職場で見られる、HRのトレンドトップ10
(https://www.forbes.com/sites/jeannemeister/2023/01/10/top-ten-hr-trends-for-the-2023-workplace/?sh=6cdba04f5933)

トップ10のリストは下位の通りです。

1. Employee Well-Being Is A Human Imperative
2. Skills-Based Hiring Is On The Rise As Companies Recruit For Potential Rather Than Degrees
3. The Future Of Work Is Flexibility For All Employees
4. Hybrid Learning Will Force Companies To Re-Invent Their Brick-And-Mortar Corporate Academies
5. ESG Reporting Will Expand Beyond Compliance To Attract Talent
6. Human Skills Are The New Hard Skills For The Future Of Work
7. Hybrid Working Is Here to Stay and Success Starts With Defining It
8. The Future Of The Office Will Be To Bring The Off-Site Vibe On-Site
9. Humans And Bots Create A New Blended Workforce
10. HR Burnout Is A Crisis That Needs To Be Addressed

 

今週は「7.Hybrid Working Is Here to Stay and Success Starts With Defining It」を読んでみます。

7.Hybrid Working Is Here to Stay and Success Starts With Defining It
(ハイブリッド・ワーキングは今後も続き、それを定義することで成功につながる)

Hybrid working is the new normal. McKinsey predicts nine out of ten organizations will be combining remote and on-site working in the coming years. A survey conducted by ZipRecruiter finds job seekers said they would take a 14 % pay cut to work remotely.

ハイブリッド・ワーキングは新しい常識である。マッキンゼーによると、今後数年間で、10社中9社がリモートワークとオンサイトワークを組み合わせるようになるとの予測がある。ZipRecruiterが実施した調査によると、求職者はリモートワークのために14%の減給をすると回答している。

なるほど、わかりやすい定量化ですね。
ハイブリッドワークの導入がデフォルトになるという感じですね。
さらに、リモートワークのためには、労働者側は減給も厭わない、ということも驚きです。

Before an employee starts to work in a hybrid model, the worker and team leader need to agree on guidelines to ensure inclusivity by defining the workspaces where work will happen, the technology tools needed, the team norms, core collaboration hours, and rituals for success.

社員がハイブリッドモデルで仕事を始める前に、社員とチームリーダーは仕事をするワークスペース、必要なテクノロジーツール、チーム規範、コアコラボレーション時間、成功のための儀式などを定義し、包括性を確保するためのガイドラインを共有する必要がある。

ハイブリッドワークを始めるにあたって必要な「もの」「こと」が指摘されていたので、僕も「自分の会社」「自分のチーム」がハイブリッドワークをしているので、このリストに照らし合わせてみました。

workspaces(ワークスペース)とか、technology tools(テクノロジーツール)とか、team norms(チーム規範)とか、core collaboration hours(コラボレーションの時間)などは適切に設定していることに胸を撫で下ろしています。

が、、、。最後のrituals for success(成功のための儀式)って何でしょうか。。。全くノーマークでした、これ。
全然設定していません。反省しています。
なんならまだイメージ出来ていませんwww

いずれにしても、「成功のための儀式」をきちんと設定してハイブリッドワークを導入することができた会社やチームが、「成果」を生み出す時代ということですね。

肝に銘じて、何かしらの「rituals for success(成功のための儀式)」を探してみようと思います。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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