プラットフォームのあっせんしてどうするんですか(笑)
いや、今日のメインは「Voicyフォロワーになってください」ってお願いだから。
あ、お願いね。
お願いもしたし、もう終わったなと思って。
いや、あの、一応ね、ちゃんとやりたいんですけど。
ちゃんとやるよ。「一応」じゃない(笑)
ちなみに、これ、いわゆるスモールディール的な案件ですか?この規模感って。
まあ、そうだね、スモールディールではあるけど、欲しい人はいるんだろうね。人材派遣とコンサルだから、あんまり資産とかもないんだろうね。資産であるのは、たぶん売掛と、まあ、保険積立とか…わかんないけど。
派遣の免許とかもそのまま買い手になるんですか?
売ればそうだね。清算しちゃうの、もったいない気はするけど。
うんうんうん。
で、もっといえば、清算の場合って結局、いまの売掛とか保積とかをぜんぶ解約というか、売掛は回収して、他の売れるものは売って、支払うべきものをぜんぶ払っておしまいっていう形になるので。まあ、工場とか持ってなければ残るんだろうなあという感じは、5,000だったら5,000近く残るんじゃないかなって感じはしますけどね。
うんうん。
これが工場とかだと清算できないもんね。土地とか設備が重いし、壊さなきゃいけないとかになるから、清算という選択肢はかぎりなく低いよね。
なるほどね。
その場合は債務免除するとか、破産系の案件で、清算というよりは破産になるのかなと思うけど。あと、社内の人とかをどうするか。ひとりでやってるわけじゃないでしょうから。
うんうんうん。
それも清算を理由に、ちゃんと1か月前とかで解雇するのか、みたいなことがちょっと気にはなるよね。
案件の第三者への譲渡の可能性というか、ニーズもありそうだっていうところですよね。
ありそうだし、あとは、清算の場合はそうやって解雇だとか、それこそ細かいけど、事務所の解約だって何か月前とかで、そのへんの色んなお金が出ていきながら、残れば、残った金額を分配して終わりっていうようなイメージだけど、ただ、5,000万残ったとして、資本金以上のところはみなし配当になるので、配当金課税されるから、株主が個人だとそのまま個人の累進課税されちゃうので、あんまりメリットはないよね。株だったら20%でいいわけで。
たしかに。
まあ、あんまないと思うけど、この親会社があって親会社で配当だったら、まだ受取配当非課税規定もあるんだろうけど、まあ、あんまりないだろうからね。そういう意味じゃ、清算のメリットってあんまり……なんていうの、「事業が立ち行かない」みたいな、「買ってくれない。赤字がこの先つづく」みたいな、「だったら早くやめようぜ」みたいなときに清算しちゃうっていうのは、まだお金があるうちにやめられるぐらいの感じはあるかもしれないけど、基本、人材派遣でマイナスって、たぶんない……まあ、ないことはないけど、普通は派遣して……
動いているかぎり、利が出ますもんね。
ずっと中抜きでしょ、要するに。
そうですね。
だから、営業先がないとかじゃなければ。そんときは派遣に払わないもんね。派遣先なければね。
払わないですね。その他だと固定費が動いてるぐらいですか。
そうだよね。固定費よっぽど重くなければ回ると思うんで、たぶん売りを目指すっていう。
なるほど。
変な話さ、プライベートカンパニーみたいな、資産管理会社みたいなのが欲しい人に5,000万で売ればさ、20%の課税でいいじゃん。
プライベートカンパニーみたいな……ああ。
買った人もさ、5,000万キャッシュある会社を5,000万で買って、メリット出んのかな。でも、べつに損はしないよね。
それは「その法人を買った側はなにに使う」という意味で?
いや、べつになにに使ってもいいけど。不動産買ってもいいだろうし。友達でそういうの買ってくれる人いたら、変な課税は免れんのかなって、いま、ふと思ったけど。
あ、そういう意味。
これ、脱税になんのか……いや脱税じゃない、ちゃんと売ってるもんね(笑)会社売ってるからいいんじゃない。
節税対策としてのっていう意味ですか?
いや、売り手が節税になるから、その分ちょっと安く売ってあげてと。例えば、5,000万を4,000万で買って……それじゃメリット出ないか。4,500万とかで買ってあげて5,000万使うっていう(笑)
なんか、ロンダリングともちがう話ですね(笑)
ロンダリングじゃない、ちゃんとM&Aですから(笑)
なるほどね。
最近そういう意味じゃ、節税とかも組織を越えて考えていくとね、節税だけじゃないけどね、いろんな手法があるなって。再編系はいろいろめんどくさいけど、なんかおもしろいなと思いますけど。
ということですかね。でも、それでいくと、やっぱ、あらためて、こういった売りニーズがある場合だろうという案件だと思うので、基本的には清算よりも……
買いニーズがね。
あ、買いニーズですね。第三者への譲渡が基本となるだろう、というところですかね。
うん。
大久保先生もMA財団みたいな理事とかされてますけど、書籍とかもいま結構動いてるじゃないですか、話として。
うんうん。
ああいうのを聞くと、出口戦略を知らない経営者の方々が……てか、「出口戦略やれ」とか言うけど、出口なんてわかってる経営者なんて、ほぼいないじゃないですか。
まあ、そうだよ。考えてるかどうかっていう。
「出口がわからない」と言われて「わかんねーよ」「そこつつくな」っていうのは、ほんとそうだなって思います。
考えないで後継者不在問題が起きちゃってるからね。
うーん。
方向性とか考えておかないと、なにも対策せず、ただただ「どうしよう」みたいなのね。まあ、基本的には人を育てないといけないんだろうからさ、それができないだろうなと思ったら、MAだとか考えるべきなんだろうし。本のタイトルも「出口戦略」って思いついたけど、「そんなの一般用語じゃねーよ」って突っ込まれて、たしかになって(笑)
いやあ、「出口戦略」って言われてピンとくる読者、あんまいないでしょうね。
そうだよね。
はい。この番組のリスナーの方は「出口戦略、はいはい」って思うでしょうけど。
うーん。たしかに。
まあ、ということでね、大久保先生、いま、いろんな出口戦略、経営者が出口戦略をどう事前にちゃんと考えとくかっていうようなことも思考されて、いろいろ準備してますので、そういった話も随時出していきたいなと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
はい。
ということで、ありがとうございました。
ありがとうございまーす。