住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。
第32回 イーロン・マスクを目指す人、目指さない人
あれはあれでいいと思いますけどね。アメリカらしいというか。
イーロン・マスクの本を読んでいる経営者、最近多いじゃないですか。でも、あれを読んでそのまま真似をしたら大変なことになると思うんですよ。小説として読むんだったらいいですけど。
笑。まぁ時代は変わりましたよね。高校野球でも、坊主頭じゃない学校が優勝したり。
そうは言っても、その感覚が完全に消えたわけでもなくて。特に私の世代だと、ブラック企業で育った人が多いんですよ。リクルートも私がいた当時はブラック企業的で、数字が達成していないことを皆の前で詰められるなんてしょっちゅうでした。
表に出てなかっただけで、大勢いたんでしょうね。とにかく、良かれ悪しかれその頃を経験している人って「ブラック企業の体質」に変な理解があるんですよ。一応、今の価値観に理解を示しつつも、心の中では「でもそういう厳しい経験をしないと力は付かないよ」と思っている。
やるならとことん、それこそ火星まで行くとなればついてくる人もいるかもしれませんけどね。そもそもイーロン・マスク自身が、1ヶ月ぐらい泊まり込んで一緒に仕事してますから。まるで下町ロケットの世界ですよね。
へぇ。それはすごいですね。まあ、ある程度ストックオプションが付与されていて、上場したら何億とか入ってくるんだったら、そりゃ気合も入るでしょう。
その人たちは皆「イーロン・マスクになりたい」って言ってますね。年齢的には40~50代なので同世代ですし、考え方も似ている気がします。
イーロン・マスクの本を読んだ人の中でも、同じようになりたいかどうかは分かれますよね。私個人としてはあまり真似しない方がいいんじゃないかなっていう気がしますけどね。
笑。中途半端にやるんだったら絶対にやめた方がいいでしょうね。
対談している二人
渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役
1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。