住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。
第35回 社員にするなら「真面目な人」一択
ええ。社内のポジションとしてもそうですし、人材としても「社員として採用した方がいい人」「雇用した方が利益になる人」がいる気がします。
ひとことで言うと、「真面目にコツコツ仕事をしてくれる人」ですね。外部人材は「成果」に対して報酬を払っていますが、社員は「時間」に対して給料を払っているわけです。社員にするならその時間内でより多くの成果を上げ続けてくれる人の方がいい。
そうですね。任せる仕事によりますが、いわゆるルーティンワーク担当の場合、「能力」ではなく「真面目さ」を見て選考をすべきだと思います。
確かにクリエイティブ系は外部に頼む方が多くなりましたよね。営業についてはどうですか?
クリエイティブに比べたらまだまだですけど、営業系のプロ人材も登録が増えてきてますね。営業だけに特化して、どんな商品でも売れるという人たち。
なるほど。じゃあ例えば営業面を改善したい、テコ入れしたいという会社があったとしたら、「営業の仕組みづくり」はプロの力を借りて、実際の営業活動は社員に任せていくのがいいと。
確かに。変に妥協して採用して、一生懸命仕事を教えたとしても、結局売れるようにならないまま辞めていくことも多いですもんね。
悪循環ですね(笑)。その悪いループから抜け出すためには、「外部の売る力のある人を使う」のが一つと、もう一つは「普通の人でも売れる仕組みを作る」ということですね。
対談している二人
渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役
1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。